第3話 僕の帰り道

さぁ!1限目は国語だ。

前にも言った通り、僕の得意科目だ!

「メロ美は、なぜ激怒したのでしょう?じゃあー、古谷さん?」

「は、はい!え、えっとぉー」

はぁ、なんで、高校になって怒れメロ美やってんだ。

え、古谷、まさか、、、わからないのか?高校生だろ!?

仕方ないなぁ

『おい!正解はセレヌンティウ男にジュースをこぼされたからだ!』

『あ!なるほど!』

「セレヌンティウ男にジュースをこぼされたからです!」

「正解だ。じゃあノートを出して___」

『光、ありがとね!』

『あぁ。どうってことないよ。っていうか、これ中学でやったろ!』

『え?やったの?』

『え、?』

確かに、言われてみれば、授業では、やっていなかったような気が、、しなくもない

「おーい、何コソコソ話してるんだ?反省文書きたいのかー?」

「「す、すみません!」」

「先生が優しくて良かったな!この藤見先生を敬いなさい!」

「「はい。」」

「じゃあ、ここ、蜜璃屋。読め」

「はい。メロ美は家を出た。________」







そして学校が終わった。

長いような短いような一日だった。

そして下校時、僕と古谷は帰り道が同じ方向だったので、一緒に帰っていた。

「ねぇ、光?」

「ん?」

「光ってさ、変な人だよね。」

「え?」

そんなに変か?僕。 おい、今「そうだろ」って思ったやつ。はっ倒すぞ?

「あぁ!ごめんごめんそういう意味の変じゃなくて!なんか、こう、雰囲気かな?ふわふわしてるけど、どっかで、怯えているような、」

「、、、聞きたいか?」

自分も本当は気付いていたんだ。まだ、自分の心のどこかで、あの時の光景を忘れたくても、わすれられなくて、怖がっている自分がいる。

だから、僕は、本当の自分を出せずにいる。

「いや、いい。ごめんね変なこと言っちゃって」

「いいよ。別に気にしてない。」

そして僕たちはそのまま歩いた。






そして、僕の家がある曲がり角を曲がろうとした時だった、

「じゃあ僕、こっちだから。」

「じゃあ私、こっちだから。」

僕と、古谷は同時に喋り、同じ方向を向く、、、

僕の家の方向は、行き止まりのはず、、、、

「「、、、。」」

「「えぇーーーーーーーーーーーー!?」」

電線に乗っていたカラスが飛び上がった。





「え、つまり、私たちの家って、お隣だったの!?」

「いやいや、流石に隣では、、、、」




隣の家の名前を見る、、、、、、





目を擦ってもう一度、、、、、、、




「「、、、」」

「今日からよろしくな!」

「そんなバナナ」

「古くね?」

「このバナナの消費期限は切れてないよ?食べる?」

「食べないよ!てか、そのバナナどっから出てきた?」

「えっとねぇ、、あれ、どこから出たんだろう?」

「なぜ?」

そんな話を家の前でしていると、お母さんが出てきた。


「あら〜?あらあらあら〜?」

蜜璃屋 紅葉、つまり、僕のお母さんだ。

ちっ、タイミングがいいんだか悪いんだか。

「えっと、お母さん?どうしたんだ?」

「いやぁ、買い物に行こうかなと思ってね?そんなことよりそちらは〜?」

「ふ、古谷 みやびです!よろしくお願いします!」

「あら、礼儀正しい子ね。ふふっ♪こちらこそよろしくね〜!」

「ところで〜2人はどういう関係なの〜?」

「え、えと、その、そういう関係です!」

は!?何言ってやがるこの野郎!いくらコミュ力がないからってそれはないだろ!?

「え、うそ、ほんと〜?」

「違うよ、ただの、ともだちだ!」

「え〜?ほんとのほんと〜?」

はぁ、めんどくさいことになったなぁ。

しかも、お母さんっていうのがもっと最悪だ。

お父さんなら良かったんだけどなぁ。


すると、古谷のお家の扉が開いたのだった。________





みんな〜こんにちは〜あら、こんばんはかしら〜

蜜璃屋 光の母の蜜璃屋 紅葉です♪

好きな食べ物は〜、もみじ饅頭かな〜♪

あのあまくて、美味しいっていう最高の味がたまらないのよねぇ〜

へ?名前の通りだな?あ〜よく言われるわね〜

好きなことは、ドラマを見ることかしら〜♪

感動できるドラマならなんでも好きよ〜?

あ、好きな季節?それ聞いちゃう?そんなに一つに決まってるでしょ?春よ〜

え?秋じゃないのか?そんな名前で判断しちゃだめよ?

春って、いいわよねぇ〜暑すぎず、寒すぎずちょうどいい季節だし〜

え?秋も一緒だろ?そんなことないわよ〜秋は虫が多いから嫌いよ〜

しかも春は恋の季節だものねぇ〜ふふっ♪

あら、もうこんな時間!もうすぐ光が帰ってくるわ〜

みんなの好きな季節とか、好きなドラマ、ぜひコメントで教えてねぇ〜

じゃあ、また次の話もみてくださいね〜 

ジャン、ケン  え?やめとけ?消されるぞ?何を言っているのかしら〜

仕方ないわね〜消されるのは嫌だから、やめておくわね〜

じゃあまたね〜♪

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