昨日、あった話
知己【AI不使用】
第1話
小説を投稿されている方、執筆活動お疲れ様です。読み専の方もいつもありがとうございます。
昨日、実際にあった話なんですが、無性にケ◯タッキーフライドチキンが食べたくなり、仕事上がりにケ◯タッキーが敷地内にあるスーパーへ向かったのです。
そこの駐車場に車を停めて意気揚々と運転席から飛び出すと、私が車を停めたスペースの2個隣に60歳くらいの男性が立っているのが見えました。
男性はワイシャツにスラックスの出で立ちで、タバコを吸ってるわけでも、携帯を触ってるわけでもなく何を駐車場に突っ立ってるんだろうと思いましたが、私の脳はケ◯タッキーに支配されていたので構わずお店へ歩き出しました。
すると、
男性「カッコいい車ですね」
私「はあ、どうも。ありがとうございます」
突然、声を掛けられ少し驚いたものの無難に返事をする私。
ちなみに私の愛車はMA◯DA3。
左斜め後ろがクソ見え辛いという欠点はあるがデザインが気に入っているので、褒められて悪い気はしませんでした。
男性「その車、県内でトップ3の売れ筋なんですよ」
私「へえー、そうなんですねー」
(なんだろう、この人。MA◯DAの関係者なのかしら?)
私の愛車は他県のディーラーから購入したもので、たとえこの男性がMA◯DAの関係者だとしても接点はないはず。
ここで私がその男性の背後に停めてある車にチラリと眼をやると、そこには見る者に威圧感と羨望を与えるあの有名なエンブレムが!
私(いや、あなたツーベン乗ってんじゃーん!!)
私は最高の愛想笑いを浮かべて、そそくさとケ◯タッキーへと駆け込んだ。
——数分後、5本のフライドチキンを手にした私が愛車の元へ戻ると、先程の男性は真っ白なベ◯ツと共に姿を消していた。
モヤモヤしたまま自宅に帰った私は、しっかり手洗いうがいをした後、まだ温かいフライドチキンをひと齧り。
私「今日のケ◯タはスパイスがやけに利いてやがらあ」
ベ◯ツ乗りの男性はやはり、MA◯DAのセールスマンか何かだったのだろうか?
それとも同じMA◯DA乗りからクラスチェンジしたのか?
一日経っても謎の答えは出ないので、私は考えるのをやめた。
昨日、あった話 知己【AI不使用】 @tmk24
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