第2話 仕事
作業所に入って四月で一年になる。
休職を三か月してしまったので、その分仕事に後れを取っているが、それにしてもわたしは、作業所の中で一番仕事ができないのだなと確信した。
作業所には二つの部署があるのだが、わたしは今まで自分の収穫のことばかり考えていたのだが、もう一つの部署のことを考えていなかった。
足を怪我して、今、もう一つの部署の補助をさせていただいているのだが、同時期に入ったスタッフさんもきびきびと働いている。
作業所で、一番仕事ができないのはわたしではないか!と愕然とした。
足に水がたまり、それを注射器5本分抜いたので、わたしの部署に戻るにはもう少し時間がかかりそうで、今の部署にお邪魔しているのだが、職員さんの態度が、みんなとわたしでは違う理由が分かった。
わたしは本当に劣等生なのだ!!
これは何とかしなくてはいけない!
足が治ったら、早く収穫のコツをつかまなければ!
先輩スタッフの仕事ぶりに本当にほれぼれとしてしまうが、わたしもそこまでいかなくても、なんとか、仕事ができるようになりたい。
でも、休日は趣味も楽しみたいんだけれどもね笑。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます