第2話 仕事

作業所に入って四月で一年になる。

休職を三か月してしまったので、その分仕事に後れを取っているが、それにしてもわたしは、作業所の中で一番仕事ができないのだなと確信した。

作業所には二つの部署があるのだが、わたしは今まで自分の収穫のことばかり考えていたのだが、もう一つの部署のことを考えていなかった。

足を怪我して、今、もう一つの部署の補助をさせていただいているのだが、同時期に入ったスタッフさんもきびきびと働いている。

作業所で、一番仕事ができないのはわたしではないか!と愕然とした。

足に水がたまり、それを注射器5本分抜いたので、わたしの部署に戻るにはもう少し時間がかかりそうで、今の部署にお邪魔しているのだが、職員さんの態度が、みんなとわたしでは違う理由が分かった。

わたしは本当に劣等生なのだ!!

これは何とかしなくてはいけない!

足が治ったら、早く収穫のコツをつかまなければ!

先輩スタッフの仕事ぶりに本当にほれぼれとしてしまうが、わたしもそこまでいかなくても、なんとか、仕事ができるようになりたい。

でも、休日は趣味も楽しみたいんだけれどもね笑。

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