第5話 番長VS主人公
アレから数日後
ヤンキー事情に詳しい解説キャラの田中が世間話をしていた。
「おい知ってるか? 春夫が誰かにやられたらしいぞ」
「え! あの春夫が?」
カズマがその話に食いついた。
「なあ春夫って誰だ?」
その質問に、ヤンキー事情に詳しい解説キャラの田中が答える。
「ここらへんで名の通ったチンピラだよ」
「チンピラ??」
「誰かにやられたらしい」
「へーこの町にそんなつえー奴がいるのか」
白鳥琴音が嬉しそうに俺の方を見てくる。
そういうのやめてください。
「いったいどんなヤツがやったんだあ?」
俺はすぐに答えた。
「2m超えの大男らしいよ(大嘘)」
するとそこに、入口を蹴り破って大男が現れた。
「おい、春夫君をやったってヤツはどいつだ」
カズマが田中に聞く。
「なんだ? あのデカブツは?」
ここで、ヤンキー事情に詳しい解説キャラの田中の解説が光る。
「あれは科祖高2年、番長の
「へえ、じゃあ挨拶しとかねぇとなあ」
カズマは番長の前に立ちはだかり、左手を腰に
右手は親指を立てて自分に向けながらこう言った。
「用があんなら俺を倒してからにしな!」
バカかこいつ そんなフラグを立てるなよ。
番長はカズマを見ること無く裏拳でぶっと飛ばした
カズマは派手に飛んでって周りの机をめちゃくちゃにした。
ケツを突き出し無様な格好のままピクリとも動かない。
弱いんかい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます