第5話 年末ジャンボ宝くじ
「あ〜もうダメかな〜」
桃子は冷蔵庫を開けて冷え具合を確認している。
「どーしたの?」
それに反応するケンちゃん
「なんか冷蔵庫の調子が悪くて」
「そうなんだ、冷えないの?」
「ちょっと弱いかな〜」
「も〜10年くらい使ってるの?」
「たぶん、私が小学生の頃だからそれくらいかな」
「それ30年使ってますやんw即交換!」
「やだー冷蔵庫は高いから買えないよ」
「そか。これはもしかしてwこの前テレビでやってたんだけど、宝くじの当たる前兆ってのがあって、冷蔵庫か洗濯機が壊れるっての入ってたよ」
「本当に〜じゃ〜宝くじ当たらないかな〜今って10億だっけ?」
「そう、前後賞合わせて10億円」
「いいな〜当たったら絶対良い冷蔵庫買う〜」
「おれ当たったら何するかな」
「私だったら海外旅行行くね〜ラスベガス」
話しに加わるみどり
「ラスベガスって、美川憲一みたいw」
桃子がツッコむ
カウンターでその会話を聞いていた源さんが食べかけのウドを箸で持ち上げると
「かんだウド」
「ピィーピピィーーーー!」
みどりがつまらな源さんのダジャレにイエローカードを出す。
「ハハハッ、みどりちゃん厳しい〜wそういえば
ラスベガスってギャンブルやりに行くならいいけど、観光だと大変みたいだね」
「そうなの」
「人がいっぱいで基本何でも並ぶらしい、ホテルもそんなに良くないとか移動も結構距離あって大変って聞いてるな」
「それなら大丈夫、金は持ってるから10億」
みどりが自身満々で答える。
「ああ、そうだった、宝くじ当たってる設定だったんだなこの話わwwwじゃ〜豪遊出来るな」
「毎日飲んで食ってカラオケw」
「ベガスでカラオケw カラダぐぅ〜🎵」
「いいな〜ラスベガスで豪遊〜」
「当たんないかな〜」
「なんか毎年こんな話してるけど誰も宝くじ買わないよなw 知らんけど」
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