第6話 ふたりソロキャンプ

テレビを食い入るように見ているケンちゃんに桃子が気付く


よくあるキャンプ初心者の芸能人が用品店で買い物をする的な番組


「ケンちゃんってキャンプとか興味あるの?」


「今ハマってるドラマがキャンプの話でさ〜」


「キャンプのドラマ?」


「そそ、おじさんがソロキャンプする話」


「何それ〜つまんなそ〜」


「いや、これがけっこー面白くて桃ちゃんも今度見てよ、今ネトフリで見れるから」


「そうなの、なんてヤツ?」


「ふたりソロキャンプ」


「ふたりソロキャンプ?…ふたりのおじさん?」


「おじさんと女子大生」


桃子がスマホでネトフリを開く


「あった、開いたらすぐ出て来た!」


「まだ新しいからね」


「ソロキャンプって1人キャンプって事?」


「そそ、ソロキャンは1人だね」


「やだ〜わたし1人でキャンプなんか絶対できない、そんなの頼まれても無理」


「じゃ〜桃ちゃん焚き火とか好き?」


「焚き火?昔はよく見かけたけど、学校の帰り道とか、見つけたらとりあえず寄ってくよね」


「でしょ、それ桃ちゃんも焚き火好きなんだよ、間違いない、バーベキューとか好きでしょ?」


「好きかもwでもそれってみんなでワイワイやるから面白いわけで、ソロキャンプは1人でバーベキューするって事でしょ?」


「まあ、1人だから食事は簡単な物をちょっと焼くとかだけど」


「ソロキャンいいよね」

みどりが話に入ってくる


「みどりちゃん好きなの?」


「わたしは好き、ふたりソロキャンプも見てる」


「え!マジか!!」


「うん、あの主題歌いいよね」


「そ〜なんだよ!ヒロコンのリメンバーあれ最高!今オレ練習中だから」


「歌えたら若い娘にモテるよ」


「だよね」


「でも、ふたりソロキャンプっておじさんと女子大生ってとこがいいんでしょ〜男の願望丸出しだけどねw」


「そんな事ないよ」



「ホントに〜じゃ〜ケンちゃん、今度ふたりでソロキャンプ行っちゃう」


「ハハハ、それはヤダかなw」


「ほら〜www」

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カラオケ居酒屋桃子 @hukunagayuuji

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