第8話 エリダヌスの決闘~コッツウォール戦開始まで

 --------------------戦闘開始--------------------

【BOSS公卿御前試合エリダヌスの一族】

【行動順クロ→ピエラ→ターニャ→ダリル=クラスタ→イーリィ→カウプス=ラナメール→シビラ】


【1ターン目】

【セットアッププロセス】

【識別値12】

タニヤマン【コンコーダンス/全体/全域に探知魔力を放ち相手の情報を収集する】2d6+6>9[振り直し]

タニヤマンフェイト:5→4[振り直し]

タニヤマン【コンコーダンス/全体/全域に探知魔力を放ち相手の情報を収集する】2d6+6>13[成功]


タニヤマン「はぁ…切り替えよう…(そう言いながら連中の能力を"観れば")ふーーーん…大体こっちと似たような構成か……?セロリーだけ見えない…?厄介だな…」


【行動フェイズ:クロ】

全力移動


クロ「(エリダヌスの一族達(主にカウプス)を狙い射抜く為に、兎特有の脚力を活かして跳びはねながら距離を詰める様に前に出て)さて、優男のスカし顔を泣き顔にさせる為に、距離を詰めますよっと!」


【行動フェイズ:ダリル】

全力移動


イーリィ=ビレ=エリダヌス「さあ、遊ぼう!!!ダリル!!(眼の前のダリルに対して、がりがりと巨大なハルバードの穂先で舞台を削りながらも、間隙を詰めて)」


ダリル「ああ、遊ぼうじゃないか。(そうギラギラとした闘志を隠さないようにして前衛に躍り出れば)」


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【アーマーフォージ/単体/精霊の盾を召喚し防御力を上昇させる】1d6>1

クラスタMP:39→33


カウプス=ビレ=エリダヌス【命中判定】3d6+6>13

クラスタ【回避判定】2d6+5>11

カウプス=ビレ=エリダヌス【エアリアルスラッシュ/単体/魔法】3d6+5>16


カウプス=ビレ=エリダヌス「ふっ……わざわざ、僕の領域に入ってきたな…!!ご苦労なことだよ!」


クラスタ「(前線を押し上げている最中、真空の刃が自身を襲う。咄嗟に顔を隠し致命傷を防ぐが相応の威力を誇り)ふむ、豪語するだけのことはあるようだ」


コルタナ「あの貴族……意外と良い腕の魔術師ね……(だらっとしながらも観戦して)」


【2ターン目】

【行動フェイズ:クロ】

クロ【命中判定】3d6+4>12

カウプス=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+5>13[回避]


カウプス=ビレ=エリダヌス「っと……!危ないね……殺気がみえみだよ……」


クロ「(前に跳び跳ね、ステップを踏みながらさらに距離を詰る。射程に入った優男に矢を一射放ち)そのスカした顔、歪ませてやるっス!!(しかし、分かっていたというように、カウプスは避け)チィ――ッ、バレバレだったっスか!!」


【行動フェイズ:ターニャ】

タニヤマン【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術】3d6+6>16

クラスタHP:38→39

タニヤマンMP:52→48


タニヤマン「まだ相手の実力が読めん…一応前線の状態を最高に保っておくか…(パチンと指を鳴らせばクラスタの傷が癒え)」


クラスタ「(ローブを切り裂き出血した部位を抑えて止血していたが、タニヤマンからのヒールが自身の傷を癒していく)ターニャ、助かるよ。ありがとう」


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【命中判定】3d6+6>14

イーリィ=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+5>16[回避]


「あはは!すごい!!すごい!!!!ダリル!こっちだよ!!!(ダリルの剣閃を素早く回避しながらも、嬉々として)」


ダリル「やるじゃないかイーリィ。(奇襲を狙う様に身を低く呈して斬りかかれば飛び跳ねる様に避けられる)」


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【命中判定】3d6+8>17

カウプス=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+5>15[命中]

クラスタ【バッシュ/範囲/物理/魔力を込めた特殊徹甲弾を放つ】4d6+11>22

ラナメール=ビレ=エリダヌス【プロテクション/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>7

カウプス=ビレ=エリダヌスHP:42→34

クラスタMP:33→29

ラナメール=ビレ=エリダヌスMP:42→39

カウプス=ビレ=エリダヌスMP:37→31


クラスタ「大見えを切ったわりに、女の背後からネチネチと魔法を撃って楽しそうじゃないか、ボクも混ぜたまえよ(普段のダラリとした様子はうって変わり、小柄の身体を生かした俊敏な動きで後方から迫る。不気味な笑みを浮かべながら内から湧き出る殺意を両手のショットガンに乗せて)」


カウプス=ビレ=エリダヌス「つ……!?な、ななんだっ……アレは……!あんなのが通るのか……!錬金銃っ…!(観たこともない散弾に撃ち抜かれれば寸前でプロテクションが軽減すれば)危ない……!助かったよ、ラナ。」


タニヤマン「ちっ…やるな…(同じ回復魔術の使い手か…厄介だな…)…あれ?こいつら今までで一番強くね?」


クラスタ「(特別製の徹甲弾を装填した散弾をカウプスに向けてぶっ放す。しかし、ラナメールのプロテクションが徹甲弾の威力を半減させ)ははっ、ここまできても女の子に守って貰えてよかったじゃないか」


カウプス=ビレ=エリダヌス「なんだと……父上以外が僕を愚弄するなど……!!野良犬が吠えたな!!!(激高してはマナを魔導書に集中させはじめ)……後悔するなよ!!」


クロ「いいぞ!クラスタ!!優男のツラを蜂の巣にしてやれっス!!」


ピエラ=ビレ=エリダヌス「ちっ……父上め、容易い相手じゃなかったのかっ……!全然やるじゃんか…!」


【行動フェイズ:イーリィ】

イーリィ=ビレ=エリダヌス【命中判定】2d6+8>17[必中]

イーリィ=ビレ=エリダヌス【通常攻撃/単体/物理/ショートソードで翻弄してからのハルバートによる鈍重な一撃】2d6+12>18


ダリル「―――くッッッ!!!(間合いの読みにくいハルバートの猛襲を喰らって身をよろけさせれば)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「楽しいね!!!!もっとダリルもっ……技を見せてよ!!(軽々しくペンでも振り回すように巨大な長柄武器を振り回してはそのたびに舞台に火花が散り)」


【行動フェイズ:カウプス=ビレ=エリダヌス】

カウプス=ビレ=エリダヌス【サモン・ファヴニール】

カウプス=ビレ=エリダヌス【命中判定→シビラ、クロ】3d6+6>15

シビラ=ヌラ=オーランド【回避判定】2d6+5>12[命中]

クロ【回避判定】3d6+5 >16[命中]

カウプス=ビレ=エリダヌス【サモン・ファヴニール/範囲/魔法/竜王を召喚し相手を食らい尽くす】3d6+5 >15


「竜の王よ――……!!(竜の幻影が舞台上に現れれば、二人を一気に飲み込もうと)」


クロ「(相手が放ってきた竜を象った幻影魔法を、兎特有の脚力を活かして、華麗にバク宙しながら避け)へっ!そんなヘッポコ魔法当たらないっスよ!!」


【行動フェイズ:ラナメール=ビレ=エリダヌス】

ラナメール=ビレ=エリダヌス【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術】3d6+9>16

ラナメール=ビレ=エリダヌスMP:39→35


【行動フェイズ:シビラ】

シビラ=ヌラ=オーランド【命中判定】3d6+4>17

ラナメール=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+4>9

シビラ=ヌラ=オーランド【飛刃/単体/物理/曲刀を投影する妙技】2d6+10>19

ラナメール=ビレ=エリダヌス【プロテクション/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>6


クラスタ「(振り返り背後にいるシビラを見る。手に持った剣を器用に投影しラナメールにぶつける)驚いた。いつの間にこんな技を身に着けたのかね(犬猿の仲であり練習嫌いな高飛車なお嬢様という印象しか持ってなかったため、ここまで器用な剣技を習得していることに驚き)」


シビラ=ヌラ=オーランド「たぁああああああっっ!!!(ギムレットに隠れて修練を積んだとっておき。懐から短剣を取り出せば、ラナメールに対して投擲し)私だってっ、いつまでもお荷物じゃないんだから!!」


タニヤマン「ギムレットの技か。やるなクソガキ」


クロ「(いつの間にギムレットから習得したのか、剣の遠投により敵のラナメールに剣閃を浴びせ)凄いっス!シビラちゃん!!そこに痺れる、憧れるー!!」


シビラ=ヌラ=オーランド「へへっ、あのダンジョンじゃ私なんもできなかったからね……!」


ダリル「今度手合わせしたいものだな。(シビラの投擲を横目で見ながらそう言葉を紡げば)」


コルタナ「うわ……まじ…。あの子、ギムレットの技……(ドン引きといった面差しで飛刃を眺めては)見る技考えなさいよ…あの子…」


【3ターン目】

【行動フェイズ:クロ】

クロ【命中判定】3d6+4>15

ラナメール=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+4>9[命中]

クロ【通常攻撃/単体/物理/弓矢による狙撃】3d6+6>16

ラナメール=ビレ=エリダヌス【プロテクション/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>9

ラナメール=ビレ=エリダヌスMP:35→29


クロ「(優男を狙いたいところだがラナメール嬢の援護が厄介だと、前に出てと同時に矢を一射放ち)女の子はなるべく狙いたくないっスが、これも勝負なんでね・・・っと!」


【行動フェイズ:ピエラ】

クラスタ【回避判定】2d6+5>15

ピエラ=ビレ=エリダヌス【命中判定】3d6+6>19[命中]

ピエラ=ビレ=エリダヌス【通常攻撃/単体/物理/ショートソードのによる堅実な一撃】2d6+6>12


クラスタ「(ピエラが長剣を振りかぶりその刃を向けてくる。)ふむ、良い太刀筋だ(凶刃が迫りくるが、クラスタの目の前で白く柔らかいスライムのような防護壁がクラスタへの攻撃を逸らし、軽傷で済ませる)ボクの自動防衛機能ホムンクルス、『ホムホムくん』だ。すごいだろう」


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【命中判定】3D6+6>15

イーリィ=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+5>9[命中]

ダリル【バッシュ/単体/物理/全神経を集中させた必殺の一振り】5d6+13>35

ダリルMP:37→33


ダリル「さあ、今度はこっちが遊ばせて貰おう。(刀を一瞬でしまえば鯉口を切る音がカチンッとなった瞬間、目にも止まらぬ抜刀で横薙ぎの一閃を喰らわせれば)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「きゃぁああっ!!!?(ダリルの強烈な一撃に全身を大きく弾き飛ばされれば、四肢を強く打ったのにも関わらず、ぴんぴんとした様子で起き上がり、ぱっぱと衣服の埃を払って)すごい!ダリルすごいよ!!エリダヌスのどんな剣士よりもつよーーい!!」


ピエラ=ビレ=エリダヌス「イーリィ!あんまりのめりこむな!!試合中なんだからな!」


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【命中判定】3d6+8>21

ラナメール=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+4>13[命中]

クラスタ【バッシュ/単体/物理/魔力を込めた特殊徹甲弾を放つ】4d6+11>21

クラスタMP:29→25

ラナメール=ビレ=エリダヌス【プロテクション/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>>4


クラスタ「すまないね、キミには恨みはないがその能力は厄介だ(先ほどの徹甲弾を装填したショットガンを構えてラナメールへと向け標準を合わせる。)退場してもらおうじゃないか」


【行動フェイズ:イーリィ=ビレ=エリダヌス】

イーリィ=ビレ=エリダヌス【命中判定】2d6+8>15

ダリル【回避判定】2d6+4>11[命中]

イーリィ=ビレ=エリダヌス【通常攻撃/単体/物理/ショートソードで翻弄してからのハルバートによる鈍重な一撃】4d6+12>24

タニヤマン【プロテクション/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】3d6>11

タニヤマンMP:48→45


イーリィ=ビレ=エリダヌス「ダリルーーーーーーー!!!!!(がんがんっ!とハルバードを叩きつけて間隙を詰めれば袈裟斬りに切りつけ、もう片腕のショートソードで刺突し)」


タニヤマン「やらすか(セロリーの一撃を魔術でいなせば)」


ダリル「―――ッッッ!!!!(相手のハルバートとショートソードのコンボに息を飲むがその瞬間守られるように障壁が張られれば)助かったタニヤッッ!!!!」


【行動フェイズ:カウプス=ビレ=エリダヌス】

カウプス=ビレ=エリダヌス【サモン・ファヴニール】

クラスタ【回避判定】2d6+5>5[1,4]+5>10

カウプス=ビレ=エリダヌス【命中判定】3d6+6>17

クロ【回避判定】3d6+5>13

カウプス=ビレ=エリダヌス【サモン・ファヴニール/範囲/魔法/竜の王を召喚し相手を食らい尽くす】3d6+5>17


カウプス=ビレ=エリダヌス「さあ!竜の王よ!!!」


クロ「(優男の詠唱と同時に、跳躍で避けようとしたが、飛ぶのがワンテンポ遅れて、竜の幻影に直撃し)グッ―――っ!!避けられなかったっスか!!」


クラスタ「(カウプスから放たれる魔法に眉を潜める)ボクの自動防衛ホムホムくんは魔法耐性がないのをどうするかが今後の課題だな……(馬鹿にならない火力の魔法を受けながらなんとか踏みとどまり)」


【行動フェイズ:ラナメール=ビレ=エリダヌス】

ラナメール=ビレ=エリダヌス【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術】3d6+9>15


【行動フェイズ:シビラ】

シビラ=ヌラ=オーランド【命中判定】3d6+4>14

ラナメール=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+4>13[命中]

シビラ=ヌラ=オーランド【飛刃/単体/物理/曲刀を投影する妙技】2d6+10>17

ラナメール=ビレ=エリダヌス【プロテクション/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>10

ラナメール=ビレ=エリダヌスMP:18→11


【4ターン目】

【行動フェイズ:クロ】

クロ【スキル:ホークアイSL3使用】

クロ【デュアルアロー/単体/物理/二本の矢を連続して打ち出す妙技】3d6+23>31

クロMP:38→35

ピエラ=ビレ=エリダヌス【カバームーブ/単体/隣接する仲間を庇う】


ピエラ=ビレ=エリダヌス「ちっ……!!あれはさすがにまずい!!!(クロが射撃体勢に入ったのを見越して、素早く盾を構えてはかばうようにおどり出して)」


クロ「(足を大きく広げ、地面に足の裏を固定させるように、固定砲台になれば、矢を二本矢に番え、最大まで弦を引けば、勢いよく目にも止まらない矢を二影飛ばし)これがオレッチの最大の一射!二つの輝きをとくと目に焼き付けろ―――ッッッ!!!!(しかし、ラナメールに当たると思ったが、その二矢をピエラが庇い)ちいっ!!優男以外は、いい連携っスね!!(っと、反撃に飛んできた不意打ちの攻撃を、ステップで避けながら)あらよっと!」


【行動フェイズ:ピエラ=ビレ=エリダヌス】

ピエラ=ビレ=エリダヌス【命中判定】3d6+6>10[2,3,5]+6>16

クラスタ【回避判定】2d6+5>13[命中]

クロ【回避判定】3d6+5>17[回避]

ピエラ=ビレ=エリダヌス【ワイドアタック/範囲/物理/大きくなぎ払う一撃】2d6+10>17


ピエラ=ビレ=エリダヌス「くっ――……!本当になんなんだ、こいつらっ……!!全然今までの連中とは居違う…!」


【行動フェイズ:ターニャ】

タニヤマン【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術】3d6+11>18

タニヤマンMP:45→41

クラスタHP:39→46


タニヤマン「こちらにもヒーラーがいることをお忘れなく」


ドモレウォット=ビレ=エリダヌス「おいっ!!一体どういうことだ……!カウプス、ピエラ!!遊ぶなといっているだろう!!!早く終わらせろ…!なにを手こずっているのだ……!!」


タニヤマン「フゥーハハハ!!いいぞぉ!その顔をもっと見せろ!!」


チェルザーレ=ヌラ=オーランド「(ふん、今更焦りやがって……狸親爺が)……」


クラスタ「(ピエラの剣術を両手のショットガンでいなすが、自動防御の隙間を抜けて突いた一撃に苦悶の表情を浮かべる)くっ、予想以上にやるじゃないか。ここまでボクのクセをすぐに見抜いて攻撃をいれてくるのはダリル以外初めて見たよ」


カウプス=ビレ=エリダヌス「やってるよ、父上……!けれど、こいつら――……!!(想像以上だと下唇をかみ)……オーランド領のやつらなんて……!!奴らなんて……!!」


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【命中判定】3d6+8>11

ラナメール=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+4>10[命中]

クラスタ【バッシュ/単体/物理/魔力を込めた特殊徹甲弾を放つ】4d6+11>22

ラナメール=ビレ=エリダヌス【プロテクション/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>6

ラナメール=ビレ=エリダヌスMP:11→8


ラナメール=ビレ=エリダヌス「くっ……魔力量が……!」


タニヤマン「フハハハハハハハハハ!!!!どうしたぁ?心地よい鳴き声だなぁ!犬以下の畜生ども!!」


カウプス=ビレ=エリダヌス「おのれぇええええええええ!!!オーランドの野良犬どもがぁああああああああああああ!!!(ターニャの声にぶちぶちと堪忍袋の尾が切れれば憤懣やる方ない様子で)」


クラスタ「(傷ついた身体にタニヤマンのヒールが染み渡る。脳からあふれるアドレナリンが気分を高揚させる)ふぉおおおおお、キマってきたあああ。ターニャありがとおおおぉ!」


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【命中判定】3d6+6>14

イーリィ=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+5>16[アドバイスにより命中]

タニヤマン【アドバイス/単体/強化/助言をあたえ対象相手を支援する】1d6>5

ダリル【バッシュ/単体/物理/全神経を集中させた必殺の一振り】5d6+13>29

ラナメール=ビレ=エリダヌス【プロテクション/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】2d6>4

ラナメール=ビレ=エリダヌスMP:8→5

ダリルMP:33→29


【行動フェイズ:イーリィ=ビレ=エリダヌス】

イーリィ=ビレ=エリダヌス【命中判定】2d6+8>17

イーリィ=ビレ=エリダヌス【通常攻撃/単体/物理/ショートソードで翻弄してからのハルバートによる鈍重な一撃】4d6+12>26

タニヤマン【プロテクション/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】3d6>6

ダリル【トルゥーアイ/自身/刀で相手の攻撃を受け流す】

タニヤマンMP:41→38

ダリルMP:29→25


ピエラ=ビレ=エリダヌス「あんたもやるね!!クロ!!!こんな戦いははじめてだよ!」


クロ「ピエラちゃんもやるっスね!あの優男の兄妹とは思わないっス!!」


【行動フェイズ:カウプス=ビレ=エリダヌス】

カウプス=ビレ=エリダヌス【命中判定】3d6+6>19

クロ【回避判定】3d6+5>16[命中]

カウプス=ビレ=エリダヌス【サモン・ファヴニール/範囲/魔法/竜の王を召喚し相手を食らい尽くす】3d6+5>10

カウプス=ビレ=エリダヌスMP:22→16

カウプス=ビレ=エリダヌスMP:16→7


カウプス=ビレ=エリダヌス「竜の王よ……!!奴らをころせぇえええええええええええ!!!!(激高しては高らかに叫び龍の王を召喚し)」


ダリル「いくぞ………イーリィッッッ!!!!!(振り抜く様に剣を抜きながら相手にダメージを食らわしていく、相手の攻撃をタニヤの障壁と剣でいなしながら表情は笑っており)」


ラナメール=ビレ=エリダヌス【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術】3d6+9>19

ラナメール=ビレ=エリダヌスMP:5→1


「くっ……申し訳ありませんっ……!もうっ…魔力が……(神聖魔法を使用しすぎてがくりと膝から崩れ落ちて)」


タニヤマン「相手はじり貧だが…こっちもマナは無限ではない…気を抜くなよ!(ダリルの防御に合わせ障壁を展開し)」


【行動フェイズ:シビラ】

シビラ=ヌラ=オーランド【命中判定】3d6+4>20

シビラ=ヌラ=オーランド【回避判定】2d6+4>12

シビラ=ヌラ=オーランド【飛刃/単体/物理/曲刀を投影する妙技】2d6+10>15


クロ「(優男の竜の幻影攻撃を横槍に食らい)つぅ―――っ!!ちまちまとうっとおしいっスね!!ラナメールちゃんを落としたら、次は矢の針千本アートにしてやるっスよぉ!!」


カウプス=ビレ=エリダヌス「やってみろ!!薄汚いリカントめ!!僕が…僕の召喚魔術が負けるわけ……!ラナメーールッ!!ピエラァアアア!!僕の足を引っ張るなぁ!!」


【5ターン目】

【行動フェイズ:クロ】

クロ【命中判定】3d6+4>10

ラナメール=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+4>10[同数振り直し]

クロ【命中判定】3d6+4>9

ラナメール=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+4>11

タニヤマン【アドバイス/単体/強化/助言をあたえ対象相手を支援する】1d6>4

ラナメール=ビレ=エリダヌスHP:11→0[撃破]


クロ「ラナメールちゃん!君は可愛いけど、ごめんっス!これも勝負なんでね!悪いけど落とさせてもらうっスよ!!(魔力切れを起しているラナメールに、容赦なく、矢を浴びせていき、とうとう彼女は体力的に力尽き)」


ラナメール=ビレ=エリダヌス「きゃっぁ!?(姿勢を崩した瞬間にクロからの渾身の一矢が肢体を穿ち、文字通りの戦闘不能になり――がくりと両肩を落としては)っ、は……カウプス、ピエラ、イーリィ……ごめんなさい……力に、なれなくて…」


クラスタ「(何度も繰り出してきた竜の一撃をいなすこと数回、ラナメールもカウプスも血色が悪い。どうやら魔力切れを起こしているようで)むふふふふ、カウプスくん先ほどの威勢はどうしたのかね。女性の後ろで守って貰いながら大して魔法も打てないくせに、ボクの家族を貶したのかね。その程度の魔法、コルコルの足元にも及ばないよ」


タニヤマン「おやおや?カウプス様。まだお気付きでない?足を引っ張っているのは貴様だ(耳まで裂けるほどの邪悪な笑みを浮かべカウプスの顔をビシッと指差し)」


カウプス=ビレ=エリダヌス「なにをっ……はぁっ、はっ……僕の魔力は……!くそっ…!!(どさりとグリモアが舞台の上へと落ちる。すでに魔導書を浮かす力すら切れていることに眉間にシワを寄せ)ぐっ、ぅっ……!!使えないグリモアがっ!!!!(足で魔導書を踏み潰しながらも)」


【行動フェイズ:ピエラ=ビレ=エリダヌス】

ピエラ=ビレ=エリダヌス【命中判定】3d6+6>16

クラスタ【回避判定】2d6+5>13[命中]

クロ【回避判定】3d6+5>17[回避]

ピエラ=ビレ=エリダヌス【ワイドアタック/範囲/物理/大きくなぎ払う一撃】2d6+10>2

タニヤマン【プロテクション/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】3d6>9

タニヤマンMP:38→35


タニヤマン【クイックヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術】3d6+11>19

クラスタHP:36→52


クロ「おっと、ピエラちゃん!その攻撃は読んでたっスよ!!(っと、範囲で巻き込む死角からの攻撃を、読んでたとばかりに、後ろに跳躍しながら、避け)」


タニヤマン【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術】3d6+11>24

タニヤマンMP:35→26


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【命中判定】3d6+6>13

イーリィ=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+5>13[同数振り直し]

ダリル【命中判定】3D6+6>16

イーリィ=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+5>7[命中]

ダリル【バッシュ/単体/物理/全神経を集中させた必殺の一振り】5d6+13>26

ダリルMP:25→21


イーリィ=ビレ=エリダヌス「わぁああああっ!?(ダリルに吹き飛ばされながらも、ラナメールが落とされたことに一瞥を投げて)……わーーーー!ラナ大丈夫?!」



クラスタ【命中判定】3d6+8>15

ピエラ=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+5>11[命中]

クラスタ【バッシュ/単体/物理/魔力を込めた特殊徹甲弾を放つ】4d6+11>25

クラスタMP:25→21


イスルギ「なんか……予想以上に善戦してるねぇ~……いや、こっちが優勢なんだけどさ……」


コルタナ「ふーっ……早く終わらせなさいよ、あいつら…私はとっとと写本屋に行きたいのに……」


クラスタ「(散々罵って留飲が下がってきた。ショットガンをクルクルと回しながらピエラを見据えて)さて、厄介な人払いは済んだ。あと厄介なのはイーリィくんとピエラくん、キミたち二人だ。(刹那、一気にピエラの懐に飛び込み、至近距離で銃口を構えて)さあ、同士としてボクはキミのことを気に入っている。一緒に遊ぼうじゃないか!」


タニヤマン「手の掛かる連中だ(杖を振るまでも無く2人の傷を癒せば)」


ピエラ=ビレ=エリダヌス「くっぁ、あああ!?な、っ、くそ、ぅっ……!こんなのふせげっこないだろ、クラスタ!」


クロ「クラスタの言う様に、後強敵は二人だけっスね~・・・、イーリィちゃんとピエラちゃん二人とはいい勝負ができそうっス!(っと、クラスタの話に乗りながら、カウプスは眼中にないと言わんばかりに、煽り)」


ダリル「フンッッッ!!!!!(上段の構えからの縦切り一閃を放つが相手の防御力が予想以上に硬く顔を歪ませれば)刃がかけそうだな………これは…。」


カウプス=ビレ=エリダヌス「僕をっ、僕がっ……!僕が眼中にないというのかぁっ!!!」


クラスタ「ふむ、イーリィくんの攻撃は相当なものだ(ダリルとイーリィの戦闘を分岐しながら神妙な顔で頷く。本当に強い。オーランド領でも同じ年代で勝負が出来る奴は少ないだろう。しかし……)それでも、ダリルはもっと強いんだ」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「みみみ……みんなっ……!ら、らな……!血がっ……(倒れる周囲のラナをやって、明らかに狼狽えるようにたじろいでしまう。一歩、二歩と後退しては舞台上故に逃げ場がないことは明瞭であった。動悸が早まってゆけば、自身の不甲斐なさに浅く下唇を噛みしめれば――)」


ピエラ=ビレ=エリダヌス「わわわわっ!!待って、待って!落ち着いて、イーリィ!!ぼ、僕達は大丈夫だってば!!」


ラナメール=ビレ=エリダヌス「――イーリィ、深呼吸しなさい!すぐ感情に流されてはダメって前も言ったでしょ――!私たちは大怪我なんてしてないし、貴方は誰の足も引っ張ってないのよっ……!」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「ふぅっ、ふ~~――っ……うぅぅうううううっ……!!ぅうううううううっ!(顔を俯かせて全身が小刻みに震える。両手に持った長大なハルバードと、ショートソードが力なく刃先を落とし舞台上の石版をカツンッ、と音を立てては――これ迄の少女の声とは余りにもかけ離れた、獰猛な肉食動物のような唸り声が漏れ始める。)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「ふーっ!ふーーっ!!ぃぎぎぎぎっ――……!!!(口の端々から魔力が蒸気したものが行き場をなくして溢れ、大気のマナが張り詰める。ばぢっ、ばぢっ、と大気が弾けては、まるで局地的な自然災害にでも襲われたかのような錯覚すら与え――ぎょろりとオーランド家一同へと、真っ赤に煮え滾った瞳が仕向けられた。自身でも制御できない感情の波濤を抑え込むように、片足で地団駄を踏めば、泥を踏みぬく程の容易さで硬質の石版を砕き)」


ドモレウォット=ビレ=エリダヌス「ま、まずい――!加減してとっとと終わらせろと、っ……だから言ったのだ……!(あの状況の彼女を止めるのは容易ではない、だがしかし、各諸侯らの面前であるが故にこの地の領主として権威も示さねばならない。このような衆目の前でエリダヌスの過失で試合を棄権するというのは、断じてあってはならないことであった。)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「うぉああああアアアアアーーーーーーッッッ!!!!!エ・イーーーーーーーーーーーーリィィイイ!!!!!!!(会場中の観客の鼓膜をつんざく程の大声、もはや、怒号といっても過言ではない咆哮がエルビジェ一帯に木霊する。我武者羅に両手の得物を振り回しては――血走った眼で一同へと視線を縫い付けた。)」


タニヤマン「なんだ…!?何かおかしい…!気をつけろ!!ッ!?(何の皮肉かコルタナに言われた大気のマナの流れが今わかった気がした)」


【BOSS公卿御前試合貴き愚鈍のエ・イーリィ】


カウプス=ビレ=エリダヌス「っ、ははっ……い、良いじゃないか、風向きが傾いた…。!これで奴らにあっさりと勝つことが出来るじゃないかっ……!僕達をいじめたのはアイツらだ、イーリィ!!やれっ、お前がみんなを守るんだよ!」


イスルギ「じ、じっちゃん、こ、これ……大丈夫なのっ!?」


ガンディア=ヌラ=オーランド「あれはいかんな――……頭に血が上って我を見失っておるわ。ふむ、尋常ならば試合中止を具申するところだが愚息とドモレウォットにその気はないと見える――……いよいよとなったら儂が飛び出すしかないかの…(もう少しは様子見と腰を深く沈ませる、ちょっぴり儂もどうなるか見たいし、と内心呟いて)」


クラスタ「ダリル、注意したまえ!(イーリィの雰囲気が変わった。ビリビリと張り付く緊張感に頬から汗が流れる。ホムホム君を全面に展開しながら彼女を見据え。どうする、ダリルの援護をするか、先にビエラを落とすか二つに一つだろう)」


ダリル「なんだ………?(突如対峙していた相手が豹変すれば警戒する様に刀を納めて一歩飛びのいて後ろに下がれば)皆ッッッ!!!!気をつけろ!!!!くるぞーー!!!(そう声を張り上げて皆を守る様に前に立てば)」


カダッツ=ウォーント「明らかに正気を失っているが――……遠目の大衆らにはやすやすとは伝わらんか。……チェルザーレ様、様子がおかしい。即刻の御前試合の中断、いや、棄権をすべきかと(これでは明らかに両者ただでは済まないと眼差し細めて察知すれば、手前の領主へと小声で伝え)」


チェルザーレ=ヌラ=オーランド「……チッ、控えていろ、カダッツ……!他の辺境伯やその血族らの注目が一点に集まっているのだ、おいそれと棄権など出来るものか――!(男の提言に苦々しく応え)……わかっているさ、あいつらを今…失うわけには…!」


【行動フェイズ:イーリィ=ビレ=エリダヌス】

イーリィ=ビレ=エリダヌス【バーサーク/単体/強化/狂化状態となり攻撃力を上昇させる】

イーリィ=ビレ=エリダヌス【命中判定】3d6+8>>16

ダリル【回避判定】2d6+4>7[命中]

イーリィ=ビレ=エリダヌス【ボルテクスアタック/単体/物理/狂化した少女の放つ灰燼の一撃】4d6+38>51

タニヤマン【プロテクション/単体/聖なるバリアで対象へのダメージを軽減する】3d6>8

ダリル【トルゥーアイ/自身/刀で相手の攻撃を受け流す】

ダリルMP:21→17

タニヤマンMP:26→23


イーリィ=ビレ=エリダヌス「ずぁああああああああッッ!!!ァアアアアアアアーーーーーーーッッ!!(天高く仰ぎ、凶猛に吠える。すらりと長い両腕で出鱈目に槍斧を舞台上に叩きつけ、その度に砕けた破片が無軌道に周囲へと飛び散ってゆく。対象目掛けて疾駆すれば、舞台にハルバードの刃先が擦れるたびに火花を散らし、眼前で大きく跳躍――裂帛の気流を携えては、力任せの痛恨の一撃を叩きつけようと)ダリルウウウウウウウウウウ!!!!!」


クラスタ「ダメだ、ダリルっ!(その攻撃はダメだ。いくらダリルでも命の危険を感じる)ダリルっ、ダリル大丈夫かね!(兄の命の危機に取り乱して声を乱してしまう)」


クロ「なっ、なんっスか・・・(こちらが優勢である空気に既に余裕の空気を仲間達皆で作っていたが、瞬間、ダリルと戦っていたイーリィの態度が豹変し、重い重圧の殺気の空気を纏い、獣の様な雄叫びと共に、人間とは思えない、まるで自分と同じ獣族である、ラーヴァの様な身体能力で、飛び掛ってきて)あの動き!?嘘だろ!?あれで人間族っスか――!!ダリルっ、避けろぉおおお―――ッ!!!!」


タニヤマン「なんだと!?…くっ!ふざけるな!!!(渾身の魔力を込めた障壁を展開し)」


ダリル「ぐ………!?アアァアアアアッッッ!!!!!(瞬間的に間合いを詰められて相手の強烈な一撃に反応するように鞘に入ったまま刀を上段に構えれば障壁をも打ちぬかれるその攻撃に顔が大きく歪みながら渾身の力で押し戻せば、鞘がバラバラに砕けて地面に落ちれば)ハァハァ………ハハッ…楽しいな…イーリィ。」


カウプス=ビレ=エリダヌス「くっ、はははっ……やれっ!イーリィ!!やつらを……!オーランドの連中を潰せぇええええ!!!」


タニヤマン「落ち着けクラスタ!!ダリルの傷は俺が癒す!!集中するんだ!(珍しく取り乱すクラスタを一旦落ち着かせんと言葉を投げれば)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「エ・イーーーーーーーーーーーーリィィイイ!!!!ぁああああああああああああああああああっっ!!!(粉塵纏いながらも、ダリルの肢体を力任せに槍斧で叩きつけては口の端々からマナを溢れさせ)ぅううううううううっ……!!!」


コルタナ「ちょっ……あんなの神聖魔法とかどうとかの問題じゃないわ……!!直撃したら一撃で死んでるわよ……!!」


【行動フェイズ:カウプス=ビレ=エリダヌス】

カウプス=ビレ=エリダヌス【命中判定】3d6+6>16

クロ【回避判定】3d6+5>>14[命中]

カウプス=ビレ=エリダヌス【エアリアルスラッシュ/単体/魔法/風】3d6+5>16

カウプス=ビレ=エリダヌスMP:7→1


カウプス=ビレ=エリダヌス「……まだ僕は倒れては居ない!!僕をみろ!!!リカントォオオオオ!!!!風よ、奴を八つ裂きにしろぉおおおおおおおお!!!!」


クロ「(イーリィの豹変に気を取られていたからか、優男が撃つ風の刃に切りつけられ)グッ・・・!往生際が悪いっスね!!今はお前に構ってる暇ないんっスよ!!(っと、カウプスに構ってる暇はもうない。早々に優男を落とすと弓を構え、短期決戦を狙い)」


【行動フェイズ:シビラ】

シビラ=ヌラ=オーランド【命中判定】3d6+4>14

カウプス=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+5>11[命中]

シビラ=ヌラ=オーランド【飛刃/単体/物理/曲刀を投影する妙技】2d6+10>21


【6ターン目】

【行動フェイズ:クロ】

クロ【命中判定】3d6+4>11

カウプス=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+5>12[回避]


カウプス=ビレ=エリダヌス「うぉおおおっ!?!?これで終わりか!!リカントォ!ははっ、そよ風と思ったぞ!!」


【行動フェイズ:ターニャ】

タニヤマン【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術】3d6+11>16

タニヤマンMP:23→19


クロ「(狙いをつけると同時に、矢を放ったが、イーリィの豹変に気が動転していたからか、微妙に狙いがズレ、カウプスの頭上に飛んでいき)嘘だろ、ここで外すのかよ、オレッチ!?」


シビラ=ヌラ=オーランド「クロちゃん!落ち着いて!!いつも通りのクロちゃんなら大丈夫だからっ!!(気が動転しているクロを励ますように声をかけ)」


クロ「シビラちゃん・・・、大丈夫、今度は当てる―――っ!!(っと、決意を新たに、真剣な双眸で弓を構え)」


クラスタ「ターニャ、でも、でも……っ!(ヒドラとの戦いでもここまで兄達に命の危険を感じたことは無かった。あったとすればコルタナの大魔法で全員が命の危険に晒された時だろう。あの時は自分も精いっぱいだったからそこまで気を向ける余裕がなかったというのが本音だ。しかし、タニヤマンがダリルを癒すという言葉を信じて、ダリルの剣技を信じて戦うしかない)大丈夫、大丈夫!」


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【命中判定】3d6+8>14

カウプス=ビレ=エリダヌス【回避判定】2d6+5>8[命中]

クラスタ【バッシュ/単体/物理/魔力を込めた特殊徹甲弾を放つ】4d6+11>25

クラスタMP:21→17


クラスタ「(錬金銃を手に取る。自分は自分のやることを精いっぱいやるだけだ。未だに抵抗を続けるカウプス。この状態で不安要素を放置するのはよろしくないだろう)キミはさっさと退場したまえよ!」


カウプス=ビレ=エリダヌス「ぐ、ぶぉっーー……!?(逃げ回っていれば不意に胴体を撃ち抜かれ舞台上へと弾き飛び)」


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル3d6+6>15

イーリィ=ビレ=エリダヌス【クロスカウンター/単体/物理/反撃】

ダリル【バッシュ/単体/物理/全神経を集中させた必殺の一振り】5d6+13>28

ダリルMP:17→13


イーリィ=ビレ=エリダヌス「だぁああああああああーーーーっ!!!!!(ダリルが肉薄する瞬間に、防御など一切構わずに突進して相打ち覚悟のような斬撃を放ち)」


ダリル「ああ………本当にやってくれるッッッ!!!!!(自分の攻撃を見事なカウンターで撃ち抜かれればそれに臆することなく刀を同じように振り抜く、同時にダメージを貰いながらも口元は笑っており)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「だぁあああああああああああーーーーッッ!!!((熱り滾った眼でダリルを見て取れば、舞台上を踏み抜きながら勢いよく突進し一対の得物で襲いかかり)」


タニヤマン「あいつ狂ってるのか!?回復する方の身にもなれ!!(笑いながら戦うダリルに心底引きながらも)」


【行動フェイズ:カウプス=ビレ=エリダヌス】

カウプス=ビレ=エリダヌス【MPポーション】


カウプス=ビレ=エリダヌス「はぁっ……はぁっ……!くそっ、こんなものまで使う羽目に……(倒れた瞬間に身を縮めるようにしては、衆目から見えないようにポーションの封をあけ。内容物を嚥下してゆき)……はは、はっ……よし、まだいけるぞぉっ……!ははっ、僕は負けないっ……!」


カウプス=ビレ=エリダヌス【命中判定】3d6+6>14

クラスタ【回避判定】2d6+5>17[回避]

クロ【回避判定】3d6+5>13[命中]

カウプス=ビレ=エリダヌス【サモン・ファヴニール/範囲/魔法/竜の王を召喚し相手を食らい尽くす】3d6+5>15

クロHP:30→17


カウプス=ビレ=エリダヌス「ははははっ!!竜の王よぉおおおおおっ!!!」


クラスタ「その攻撃はもう見飽きたよ、なんだねそれしか使えないのかね!」


クロ「イッタ!!こいつ、何回も同じ攻撃!それしか覚えてないんっスか!?(っと、うっとおしい竜の幻影攻撃の、カウプスに、イライラしながら)」


カウプス=ビレ=エリダヌス「はぁっ……!はぁっ!うるさいっ……!これが一番僕の得意なっ……!くそっ、なぜこんなに攻撃しているのに……!」


【行動フェイズ:イーリィ=ビレ=エリダヌス】

イーリィ=ビレ=エリダヌス【命中判定】3d6+8>20[必中]

イーリィ=ビレ=エリダヌス【バッシュ/単体/物理/ハルバートによる渾身の一撃】

クロ【スキル:インタラプト使用】


ガンディア=ヌラ=オーランド「ぬぅっ……あの小娘……このままじゃ……ダリルを殺しかねんぞい……(ムポポンフルーツをもぐもぐ食べながら眼差し細め)」


クロ「(カウプスに構ってる間に、イーリィの最大攻撃が、ダリルに直撃しようとした瞬間)チィ――っ!!ここでダリルを失うわけにはいかないっス!!ごめん、イーリィちゃん!痛いと思うけど―――っ!!!!(っと、跳躍しながら、無防備な太ももに矢を放ち、風穴を開けて、彼女の体制を崩させながら、攻撃を中断させ)」


ダリル「―――ッ、これはヤバイな………。(相手との押収を繰り返す中いなすことに失敗して眼前に迫り真っ二つに両断しようとするハルバートの刃に死神が顔を覗かせれば)クローーー………感謝するッッッ!!!!!(そう相手の攻撃が中断されまだ戦えることに瞳に力が戻れば)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「ぐっーー……ぅうううううぁああああああああああっ!!!(全力を伴って振り下ろそうとした瞬間に大腿部を貫く矢の一撃に一瞬、体勢を崩す。それでも一切戦意を失った様子はなく、矢を抜くこともなく対峙して)ァアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」


【行動フェイズ:シビラ】

シビラ=ヌラ=オーランド【命中判定】3d6+4>20[確定撃破]


シビラ=ヌラ=オーランド「たあああああーーーーーっ!!!(自身には気を取られていないカウプスへと手首のスナップを効かせて投擲し)いけぇえええええーーーーーっ!!!」


カウプス=ビレ=エリダヌス「はははっ!まだだ、まだ僕はたたかっ……!か、っ、ぁ(瞬間、ほぼ死角から短剣が側頭部へと直撃し、そのまま音なく倒れればピクリとも動かなくなってしまう)」


シビラ=ヌラ=オーランド「あはは!やった!クロちゃん見てた!?私の飛刃!ずっと練習してたんだから(互いに肩を並べては顔を見合わせあって笑みを向け)」


クロ「(カウプスに止めを刺したシビラが喜び、顔を見合わせれば)本当、シビラちゃんの飛刃は百発百中っスよ!!あの優男を黙らせてスッキリしたっス!!流石俺のシビラちゃん!」


タニヤマン「…これでチェルザーレの顔も立ったな。あとはアレを何とかするだけだ(暴走を続けるイーリィを視界に捉えながらも)」


ドモレウォット=ビレ=エリダヌス「な、なんてことだ……い、イーリィ!!!あとはお前だけだ!やれぇ!!お前が残りを始末しろぉ!」


【7ターン目】

【行動フェイズ:クロ】

クロ【命中判定】3d6+48>12

イーリィ=ビレ=エリダヌス【回避判定】1d6+5>11[命中]

クロ【通常攻撃/単体/物理/弓矢による狙撃】3d6+6>16


クロ「(カウプスにシビラの剣の遠投攻撃が直撃し、そのままピクリとも動かなくなれば)シビラちゃんナイス!本当しつこい男だったっスね!!そのまま一生寝てろっス!!(っと、厄介な優男を排除した事に胸を撫で下ろしながら、イーリィに集中する為に、矢を番えながら、矢を浴びせ)」


【行動フェイズ:ターニャ】

タニヤマン【ヒール/単体/魔法/対象の傷を癒やす治癒魔術】3d6+11>17

タニヤマンMP:19→15


【行動フェイズ:クラスタ】

クラスタ【命中判定】3d6+8>17

イーリィ=ビレ=エリダヌス【回避判定】1d6+5>9

クラスタ【バッシュ/単体/物理/魔力を込めた特殊徹甲弾を放つ】4d6+11>22

クラスタMP:17→13


【行動フェイズ:ダリル】

ダリル【命中判定】3D6+6>20[確定命中]

イーリィ=ビレ=エリダヌス【クロスカウンター/単体/物理/反撃】

ダリル【バッシュ/単体/物理/全神経を集中させた必殺の一振り】5d6+13>34

ダリル【ボルテクスアタック/単体/物理/抜刀術の構えから繰り出す究極の秘技】


イーリィ=ビレ=エリダヌス「だぁああああああああああああーーーーーー!!!!(対峙する相手に一切怯むことなく、頭突きで額同士を力強く叩きつけて)」


クラスタ「ダリル、大丈夫かね!(カウプスという障害が排他された。あとはイーリィに集中するだけだ。ショットガンを構える。徹甲弾を入れた散弾をイーリィへ放つ。しかしイーリィは全く怯む様子もなく)ヒドラ以上の化け物かねこいつは!」


カダッツ=ウォーント「ダリル……っ!ここは勝負に出るしかないぞっ……!」


ダリル「フゥウウウウウー………少々手荒だが本気でいかせて貰う。(クラスタの銃撃で注意を引いている間に相手から間合いを取る様に後ろに一歩引けば示現流の構えで刀を構えれば)―――ッッッ!!!!!ア””ァ”アァアアアァアアア!!!!(即座に間合いを詰める兵歩瞬歩を使って距離を詰めれば相手のハルバートごと真っ二つに両断するように刀を振り抜けば火花を散らして鍔迫り合いの後に声にならない怒号を張り上げれば光の筋が煌めく様に一閃すれば)」


ピエラ=ビレ=エリダヌス「嘘だろ……あいつら……あの状態のイーリィ相手になんとか勝負になってるなんて……」


タニヤマン「いや、これで終りだよ(マナの奔流からダリルの大技が放たれることがわかる。あれをくらってただで済むものなどいない)ダリルの勝ちだ」


イスルギ「ダリルっ……みんな……あいつ本当に……!(気付けば手に汗握って観戦しており)」


クロ「(ダリルとイーリィとの攻防の中、クラスタの攻撃で気を逸らせたイーリィの隙を見て、ここが好機とばかりに、ダリルの最大攻撃の一閃が決まり、いくらイーリィが化け物級の体力を持ってたとしても、耐えられなかったのか、機械が動力を失った様に停止すれば)よし!流石ダリルっス!!よくやったっスよ!」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「っ―――ァァアアアアアアアアッッ!!!!(両者の得物がかち合う瞬間、轟音と火花を撒き散らして激突する。汗が飛沫となって四散すれば、己の得物である戦槍は粉々に砕け、刹那、まさに一刀両断、全身を断つかのような衝撃に鮮血を散らせば、そのまま舞台上へと肢体が放り出された)……ぁ、ぐッ……あ、ァァ……」


公卿司祭「ひっ……そ、それまでっ……!(鮮血が飛散するさまにびくっと体躯を跳ねさせれば、一拍置いて)しょ、勝者、オーランド家……!!」


【激戦極まった御前試合は白熱の歓声のもと幕を閉じた。一時はどうなるものやら、と気が気でない様子であったオーランド家とエリダヌス家の両家も互いに顔を合わせあって、内心はともあれ共に胸を撫で下ろしている。そのような諸侯らの心労など露知らず、闘技場の熱気は未だに渦巻いており、その中心部の一同へと惜しみなく拍手と称賛が降り注がれていた。会場全体の勝負の余韻はしばらく続きそうである――】


ドモレウォット=ビレ=エリダヌス「は、はは……少々、加減が過ぎましたかな……?遠路遥々こられたオーランド領の皆様に華を持たせたいという、かねてからの画策でしてな……」


チェルザーレ=ヌラ=オーランド「……お心遣い痛み入ります。これでオーランド家の名声もエリダヌス家と同様、轟きましょうや。」


クラスタ「(司祭から勝利が告げられれば、パタパタとダリルへ駆けよる)……ダリルこれを使いたまえ。これは飲まずとも体に浴びるだけでちょっと身体に色々染み渡るが傷を急速に癒す特別製のポーションだ。名付けて『クラスタ汁』。激闘を制した後だ。きっと効くぞ(カバンから紫色に発光しつつも濁ったポーションを取り出しながら倒れているイーリィとダリルを交互に見ながら)いやはや見事だよ本当。流石にあれはボクにもマネできそうにない。兄妹として鼻が高いよ(茶化しながらも小さくため息を吐いて)――少しだけ、心配した」


ダリル「ハァハァ………すまない…皆、俺の我儘に付き合ってもらって…。(そうイーリィと対峙している間の全員のフォローに感謝する様にそう刀を杖代わりにして片膝をついてクラスタのポーションを受け取りながらそう言葉を紡げば)」


クラスタ「(ふと思い出したかのようにもう一瓶のポーションを取り出し、倒れているイーリィにも『クラスタ汁』をドボドボと振りかける。シュワシュワと音をたてながら煙を立てる液体に包まれるイーリィ)ふむ、応急処置程度にはなるだろう。しかしあれだけの負荷をかけて戦っていたんだ、彼女も早く彼女を神官に見せたほうがいいだろうよ(イーリィの身体を介抱しながら観察しつつ)」


タニヤマン「ふぅ…終わったな……はーどっこらしょ(戦闘態勢を解けばすぐさま休日のお父さんの如く横になり、ついでにぶっ倒れてる連中にヒールを掛ければ)起き上がって見るがいい自身の敗北を。フハハハハハ」


ピエラ=ビレ=エリダヌス「……あ~~、しんどかった…。なんで、こんなに強いんだよ――前情報なんて全然なかったじゃんかぁ。イーリィはぷっつんするし、加減しないといけない相手なんて大嘘ついてさぁ~(心底倦厭とした口振りで肢体を投げ出す。同時に長剣と盾を地面に放り出しては、もはや指先一本すら動かしたくもない。衆目に晒されるなか恥も見聞もなかった)」


ラナメール=ビレ=エリダヌス「完敗でしたね。……なにか情報の行き違いがあったのかも知れませんが、全力を出した結果なのですから……イーリィは大丈夫でしょうか(クラスタの背後からひょっこりと顔を出して)申し訳ありません……皆様…。」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「はっ……はっぁっ……はっぁ……(クラスタ特製汁を浴びればしゅわしゅわと音を立てて傷口は再生するものの、未だ戦闘の余韻が抜け切れていないかのように獣のような唸り声を漏らしていて)ぅううううっ……」


タニヤマン「あ?気にするな。いつものことだ(申し訳なさそうなラナメールにひらひらと手を振り返し)それよりあれなんとかしてくんない…?(まだやる気っぽいセロリーに怯えながら)」


クロ「(審判である公卿司祭が勝敗の宣言をすれば、片長耳と、片腕を同時に上げて、喜び、跳び跳ね)うっしゃー!オレッチ達の勝ちぃーー!!(っと、勝利宣言した後)イーリィちゃんの事は兎も角として・・・(っと、地面で倒れて伸びている、カウプスの回りを跳びはねながら)優男く~ん?犬に負けた気分はどうかな~?オレッチ兎だけど・・・?クッソ舐め散らかしていた俺達に負けた気分はど~う?う~ん?(っと、煽り散らかし)」


カウプス=ビレ=エリダヌス「――……負けた、この僕が……。(ヒールによって失神状態から目覚めれば、側頭部を指先で確認するようにして)……くそっ……!僕の召喚魔術は完璧の、はずだ……!そう師匠や、父上だって……黙れっ、リカント…!!一度勝ったくらいでいい気になるなっ……!(爪を噛みながら煽ってくるクロを睨みつけ)」


クロ「雑魚扱いしてた獣頭のリカント風情に負けた君は、リカント以下かな~?う~ん?どんな気持ちぃー?(っと、皆の分まで煽り散らかすと、最大限に侮辱し)」


カウプス=ビレ=エリダヌス「なんだとっ……!ここからまた君と対峙してやってもっ…ぐっ…!(片膝に力を入れて立ち上がろうとしても激戦のあとでは力が出ずにバランスを崩してしまい)……次はない、とだけ言っておこう。……覚えておくよ、クロ。」


ダリル「イーリィは………大丈夫か。(そうクラスタのポーションを使用しながら先ほどまで対峙していた相手に近づく様にしてそう言葉を掛ければ)もう終わったんだ、戻ってこい。(そう余韻が残る彼女を起こして背中をさする様にしてそう言葉を紡げば)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「はぁっ、はっ、ふぅっ……ふぅううううううっ……!ふぅっ、ふっ……(背中をさすられれば、ようやく呼吸も落ち着いてきて、瞳にも正気が戻ってくれば)」


クラスタ「こちらも随分貴公らを見誤っていたよ。大変だった(緊張の糸が溶けたようにイーリィの横に座りながらピエラ達を見てはにかむ。未だに唸り声をあげるイーリィ。ダリルが介抱する姿を眺めながら)ふむ、あれだけダリルと激闘を繰り広げたんだ。興奮状態が続くのも無理もないだろうさ。しかし……」


ダリル「―――楽しかっただろ?イーリィ。(そう、落ち着いてきた彼女の瞳を覗いてそう言葉を投げれば満足する様に頭を撫でて立ち上がれば)」


クロ「(リカントという差別用語ではなく、自分の名を言った事で、ある程度は自分達を認めたのだと分かり)たくっ・・・、負け犬の遠吠えだけは立派っスね(っと、肩を竦めながら)いつでも相手になってやるっスよ、次も俺達が勝つっスけどね(っと、戦いが終われば、仲直りだと言わんばかりに、肩膝をつくカウプスに手を差し出し、立ち上がらせ)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「……だりるっ……!くらすた……!(ようやく正気を取り戻したかのようにいつもの如く白痴めいて瞳を輝かせては、平時よりも勢いはないものの二人の名前を告げて)強いんだっ……オーランドの人は……!(ダリルのクラスタを強引に懐に招き入れてぎゅぅう、と痛覚を覚えるほどの膂力を込めれば)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「楽しかった!!!!(はたまた音量調整を間違えた大声で告げ)」


タニヤマン「…どうやらもう大丈夫のようだな(そう言うと懐にしまっておいた揚げ菓子を取り出しもそもそ頬張る。何やら狼狽えているドモレウォットをニヤニヤと眺めながらじっくりと味わうように嚥下し)なぁんだ、やっぱり美味しいじゃないか」


クラスタ「彼女、イーリィは血を見てから豹変したようにも見えたし、身内がやられるのを見て豹変したようにも見えた(彼女の暴走するトリガーはいまいち絞り切れていないが、彼女は親に虐げられながらも家族が傷付けられたことがショックだったのだろうか)ふむ、よくわから……ふぁああああ!何この怪力!痛い痛い痛い痛い!!折れる、ボク直角になっちゃう!」


カウプス=ビレ=エリダヌス「ふんっ……これでは滑稽者は僕の方じゃないか。最終的に敵に手を差し伸べられるなんて……(一度は手を払う素振りをみせれば、ふぅっと一つ嘆息をこぼせば面差しを改めてクロによって立ち上がれば)……非礼を侘びてやる。だが、次に勝つのは僕達だ。」


ダリル「さて、じゃあ願い事タイムといこうじゃないか。(そう戦闘の余韻は冷めやらないが、忘れては困るといったようにそう言葉を紡げば)」


ピエラ=ビレ=エリダヌス「あーっ……同士よ、イーリィに懐かれると身が持たないから覚悟しておいた方が良いよ……絶対に死ねるから……。」


クロ「言ってろっス、後、シビラちゃんは俺っちみたいなイケメンが好みっス、二度と唾つけんなよ(っと、恋敵になりそうなカウプスを牽制し)」


【両者が健闘を称えていると、瞬間、闘技場内の闘士の出入り口である大扉から轟音が鳴り響く――それは、やまない大衆の歓声や拍手等も容易く呑み込んでしまう程の怒号であり、まるで波濤が熱を攫っているかのように会場は静まり返ってしまう。舞台上の4人へは、より一層その音が肉迫して届き、大扉は砂塵を巻き起こして開け放たれたのではなく、膂力によって無理矢理に潰し壊されたことが目に見える。】


【視界を塞ぐ砂煙と、舞台上まで届く小石の礫――吹き荒れる突風を伴って、音心から魔物の姿が現れた。その体躯は、娯楽に供される個体とはかけ離れており凶悪な獣性を孕んでおり、それでいて舞台上の全員へと明瞭な敵意を向けている】


【同時に闘技場と外界を隔絶するかの如く、武舞台全体をドーム状の半透明の障壁が構成され――……まさに鳥籠のような状況であった。】


ドモレウォット=ビレ=エリダヌス「なっ――……!何事だっ……!?」


堕ちた魔術師コッツウォール「吾、万願成就の時来たれり――……!彼の地の宿痾を浄化すべく神命を果たさん……!(切れ切れのローブを身に纏った白髪の男が怨嗟の声を響かせて砂塵より現れる。病的な双眸で舞台上の両家の子供らを眺望すれば、口角を裂けんばかりに持ち上げて)――……偽死の理を孕む者よ、堅牢なる生命を宿し産まれ落ちよ。汝、土鋼の肉体を以て危難を救わん、生々流転なすマナの息吹を今ここに捧げる――!(厳かな詠唱と共に闘技場の地盤が隆起し、四肢をもつゴーレムへと変容し)」


堕ちた魔術師コッツウォール「はぁっ…はっ、さあっ!!圧政と重税に嘆くエルビジェの民よ、とくと見るが良い!!次代の胤が潰える、その瞬間を!(多量のマナを使用したため、伸し掛かるような疲労感に面差しを歪めれば、ぎらついた双眸が両家を捉える。)」


ダリル「―――ッッッ、冗談だろ。(そう言いたくもなるような状況にそう言葉が漏れれば、疲弊している身体に鞭を打つように立ち上がり対峙すれば)」


クラスタ「(イーリィの堅め技から命辛々抜け出し腰を抑えつつ立ち上がる。)おお、願いごと!(ダリルの言葉に目を輝かせながら、ごそごそとポーション瓶を取り出し)これはバクハツロックと回復薬を調合した爆発ポーションだ!従来の回復薬の3倍の効果を得られるが、三分の一の確率で体内爆破を起こす"可能性"があるポーションだ。可能性と言うのには理由があって、まだ誰も治験してないから分からなくて……(得意げに説明をしていたところで突如地鳴りと共に大扉が爆発四散した)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「わっわわわわわわーーーーっ!?ななな、なにこれっ…!!!(地鳴りのような音と共に怒号が響けば、砂塵が澎湃のごとく巻き上がり、視界を遮ってゆく。二人を懐に抱きながらも眼前に巨大な魔物が現れれば)あれってドラゴン!?ドラゴンってはじめてみた!!!!」


クラスタ「(咄嗟に錬金銃を抜き取り構える。眼前に映るは地上を駆けるドラゴンとゴーレム、そして謎の魔術師)ふむ、友好的な雰囲気では無さそうだ(チラリとエリダヌス領主を横目にみて)これもボクらを倒すための作戦かね?」


タニヤマン「冗談だろ…?これも貴様らの策略か?(ちらりとカウプス達の方へ目配せすれば)…なわけないか…貴様らまで巻き込まれてるもんなぁ…じゃあ誰だこいつは?(どうやら目の前のわけわからんことをほざく親父を排除しないといけないのは確定のようだ。残り少ない魔力をぎゅっと掌に集約させれば)あゝ鬱陶しい」


クロ「(お互いの家が戦いに賞賛を称えあっていた、瞬間、突風が吹き荒れると同時に地を這うドラゴンの魔物が出現し、そして白髪の魔術師たしき男が乱入してくれば、詠唱と同時に、岩の身体異形の化け物が姿を現し)くそっ、なんだ!?一体何が起こってるんっスか――っ!?(っと、シビラを庇う様に、前に出て)シビラちゃん、俺の後ろに!!(っと、この状況を備える為に、弓をいつでも撃てる様に構え、次なる死地へと赴くのであった)」


カウプス=ビレ=エリダヌス「ふん、僕はそもそもシビラに興味なんて……なっ……なんだ、この地響きはっ……!?うぉっ!!!(つんけんとしながらもクロと会話を交わしているとふいに姿勢を崩すほどの地響きに再びバランスを崩して)」


シビラ=ヌラ=オーランド「ひっ……!?く、クロちゃんっ……!ああああ、ああれ、なにっ……!!(反射的にクロの背後へと隠れながらも、眼前に迫る魔物らに戦慄し)」


【次回へ続く】


【ロールスタート】


ピエラ=ビレ=エリダヌス「(突如として現出した巨大なゴーレムと地上を駆る竜、そしてそれらを統べる魔術師――その敵意は明確であり、その言動は明らかに自身らに対する殺意を仄めかしている。反射的に起き上がれば地面に落ちた剣を拾い上げ、盾を構えるものの心身共に満身創痍なのは変わることはない、肩を上下しながらも汗に濡れた額を手の甲で拭い)――っは、ふっ……!……タニヤ、流石に父上でもボク達まで巻き込むようなことはしないさ。……いよいよとなったら解らないけど(なんて冗談めかしては)」


ラナメール=ビレ=エリダヌス「――……ッ…こんな、こんな事が起こるなんて――!(戦い終えた矢先の驚異。仕合などではない明瞭な殺意をもって立ちはだかる魔物に一瞬たじろぐも、懐から忍ばせたポーション瓶を取り出して、咽を鳴らし嚥下する。十分ではなかった魔力が充実したことを確かめれば)まさかカウプス兄様に持たせてもらったモノのが、こんな形で役に立つとは思いませんでしたが……」


ラナメール=ビレ=エリダヌス【MPポーション使用】

ラナメール=ビレ=エリダヌスMP:1→21


ドモレウォット=ビレ=エリダヌス「あの顔見覚えがあるぞ……!十年以上前に冒険者孤児の受入れ等という馬鹿げた活動をしていた男だ……このエルビジェにダニを招き入れるどころか、未だ禍根を残していたとは――!!あの時に追放などという生易しい罰ではなく、首を刎ねておけば良かったわ――!(下々の子供どもに自身を先生などと呼ばせて侍らせていたを想起すれば、わなわなと柱に手をかけた指先を怒りに震わせ)――警備兵ども!なにをボサッとしておる!!」


警備兵「――――ハッ!!皆の者、領主様のご子息らを御守りするのだ!!!(十数人のエリダヌスお抱えの精鋭警備兵らが、鶴の一声で一斉に飛び出す。各々が身の丈以上の長柄武器を以てして、障壁を破断すべく得物を振るうも――慣性がそのまま、跳ね返ってきたかの如く弾き飛ばれる。次々と威容を放つ半透明の障壁に阻まれては)……え、エリダヌス様……!!ここからでは手の打ちようが――……!」


クロ「なんなんっスかあいつは・・・、シビラちゃん、なんだか分からないけど、緊急事態っスよ。いきなりの状況でオレッチも混乱してるっスけど・・・、まずは冷静になっていつでも剣を振れるようにしとくっス!(っと、シビラを落ち着かせつつ、自分もいつでも射られる様に、弓に矢を番えて)」


ドモレウォット=ビレ=エリダヌス「な、なんて事だ……こ、これでは、みすみす眼の前で息子たちが蹂躙されるのを眺めることしか出来んのか……!?だ、誰でもいい、この障壁をなんとか出来る奴はおらんのか!!エリダヌス領の一大事ぞっ!!!(半狂乱状態になりながらも、取り乱した様子で周囲の使用人らに身振り手振りで訴えては)」


ダリル「一難去ってまた一難か…逃走は………無理そうだな。(そう周りに張られた正体不明の障壁を横目で見ながらそう言葉を漏らせば)イーリィ、俺と一緒に前に出るぞ。(全員を守る様に両手で刀を前に構えながら摺り足気味に相手との間合いを図れば)」


コルタナ「なんてことっ――!あんなっ……鍛造精度の高いゴーレムまでっ…!!――それにっ(舞台上に存在する魔物は陸竜に夥しいほどまでの魔力を編んで錬成された人造の巨像――そして、なにより厄介なのが、自身たちと彼らを隔てるこの魔力の壁であった。歯噛みしながらもイチかバチか、ありったけの魔力を以て相殺しようと試みるが、一切の手応えもなくマナが四散し、思わず眉根を潜め)


クラスタ「ふむ、これはなかなか……(周囲を見しながら声を漏らす。闘技場を囲うように張り巡らされた障壁と外部で右往左往する警備兵)どうやら当分は外部からの救援は望めないらしい。しかたない、ここで彼らを打ち倒す以外にボクらが生き延びる道はなさそうだ」


コルタナ「――ダメだっ、魔術的なアプローチじゃ……!みんな気をつけなさい!!あのゴーレム、かなりの高等な技術で鍛造されてる!!(半透明の壁へと手を這わせながら、出来る限りの大声で告げ)」


タニヤマン「おーこわ。これだから貴族は…(しかしどうするかね…少数とは言えこちらは手負い。あのゴーレムっぽいやつはヤバそうだ。とは言え自身のやるべきことは変わらない。いつでも術を掛けられるように準備をしておく)」


イスルギ「――くっ!駄目だッ……物理的な衝撃は、どれも跳ね返されちゃう……!このままじゃ――みんなが……!」


ガンディア=ヌラ=オーランド「こりゃ――とんだ死地じゃ……!もう少しばかりこの老体が若ければの――…!これ、青い小娘、魔法でなんとかならんのか!(よろよろと両膝を持ち上げて異常事態の闘技場内を俯瞰しては、コルタナに問いを投げかけつつ、ガンガンと壁を叩き)うぬっ――……!硬すぎじゃわッ……!」


コルタナ「何とかならないから今頭捏ねくり回してるんですよ!お爺ちゃん!!」


カウプス=ビレ=エリダヌス「これは――ッ……マナで組成された壁かっ……?どんな属性を用いても限定、局所的なモノを作り出すことは可能だが――これだけ大規模なものは僕でも見たことっ……!(ドーム状に武舞台全体を覆うようにして展開されたマナの障壁に、ターニャの言葉も届かずに愕然と面差しを歪める。アコライトのプロテクションや、メイジのウォーターシールド、ストーンスキン等、極めて短時間、限定的に作用するものならば一般的な魔術師でも難しくはない。だが、これは――……)古代魔法クラスだよ、これは――!」


カウプス=ビレ=エリダヌス「――……不本意だが、ここは協力するしかないようだっ……。エリダヌスの次期当主がっ…このようなところで死んでたまるものかッ……!」


騎士風の闘士「とぉっ!!づぁああああ―――ッッ!!!くっ、――ゥ!カダッツ君、止まぬ雨はないように、砕けぬ壁はない!!打ち続けるんだ!(ぜぇぜぇ、と息を切らしながらも、この緊急事態、警備兵らが戦意喪失するなか――午前中、覇を競い合っていた闘士らは、愚か、ではあったが諦めずに障壁に挑んでおり、それが更に悲壮感を助長させていた)――カノッサ公のために!!」


カダッツ=ウォーント「分かっているさ――!!ダリル!クロ!ターニャ!クラスタ!シビラ!待っていろ――!!(分厚い魔力で構築された障壁は、如何なる剣撃をも通さない。ともすれば攻城砲ですらも受け付けない可能性すら脳裏を過っては――傍らの騎士風の闘士に励まされる。再度、柄を強く握り直して舞台上の子供らの名を紡ぎ)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「わかった!!!!前に出ればいいんだね!!!!(満身創痍にも関わらず構わずにショートソードを片手に突き進もうという腹積もりで)」


ラナメール=ビレ=エリダヌス「――オーランド家の皆様、各々思う所があると思いますが――ここは手を取り合いましょう。」


クラスタ「仕方ない、現時点で戦えない者は下がっていたまえ(両手に持ったショットガンを構えながら一歩前に出て)イーリィ、キミもまずは治療だ。当面はボクが引き受けよう。終わり次第復帰したまえよ」


タニヤマン「ふん、言われずともそのつもりだ。こき使ってやるから覚悟しろ貴族共。手始めにセロリー達を回復させてやるか…」


クロ「たく、ここは優男の言うとおり、協力するしかないっスね。敵の敵は味方ってね。ダリル、イーリィちゃんの手綱は任せたっスよ!オレッチはシビラちゃんと一緒にこのスカし顔を見とくっス(っと、ダリルにアイコンタクトで頷きあい)クラスタはピエラちゃんと中衛をよろしくっス、ターニャとラナメールちゃんは回復支援を!」


シビラ=ヌラ=オーランド「ちょ、ちょっと……こんなみんな疲労困憊の状況でやらないと……いけないわけっ――……!もう腕くたくたで投げれないわよ!?(何かないものかと、懐をごそごそと探っていれば、いつぞやのダンジョンで結局使用することのなかったポーションを探し当てれば、クロへと差し出して)クロちゃん、これ使って!ちょっとぬるいと思うけど!」


ダリル「タニヤ、ラナメール、どっちかイーリィに回復魔法を頼む。(そうダメージが残ってる彼女をフォロする様に言葉を掛ければ)とりあえずクラスタと俺で止めるぞ。」


堕ちた魔術師コッツウォール「ふっ、ははは…効かぬよ、我が同胞が生命を燃やして織りし魔力障壁の前では、月並みな干渉など無意味……己の無力を呪い、傍観するがいい力なき者どもよ。(障壁に阻まれている外周の人間を眺望すれば、低くくぐもった語気で喜悦を露わにする。演劇めいて大きく手を天に差し出しては)――さあ、今こそ報復のとき!」


クラスタ「なにが報復だね。それこそボクらは無関係じゃないか(敵の魔術師に対して悪態をつく。私念とおもわれる動機で次世代の我らを攻撃するのはそれこそお門違いだろうに)本当、復讐を動機で生きている人間は目的のためなら手段を選ばな過ぎる。まったくもって迷惑極まりないぞ」


タニヤマン「そーだそーだ!!いい年してみっともないぞ!クトゥルフ神話みたいにねっとりしたしゃべり方しやがって!語彙力豊富!作者泣かし!(クラスタに同調し敵の魔術師に意味不明な罵詈雑言を浴びせれば)」


【BOSS堕ちた魔術師・コッツウォール/鍛造石のゴーレム】

【行動順クロ→ピエラ→ターニャ→ダリル=クラスタ→ランドドラゴン→イーリィ→コッツウォール→鍛造石のゴーレム→カウプス=ラナメール→シビラ】


【1ターン目】


クラスタ「やれやれ、ここでいがみ合って互いにボコされては本末転倒だ。共闘するとしようじゃないか。なに、個人的にはカウプスが地べたで藻掻いている姿を拝めただけで大分留飲は下がっている。気にするなよ(カウプスを横目でみながら口元を緩ませ)」


カウプス=ビレ=エリダヌス「ふん――……今は不問としておいてやる。憎まれ口を叩いている暇があったら、前に出給えよ、クラスタ。」


タニヤマン「調子に乗るなよ三流貴族野郎。ポーションよこせ」


カウプス=ビレ=エリダヌス「もうない、さっき飲んだので最後だ」


タニヤマン「貴様ァ…」


ダリル「誰かMPポーションを持ってたら頼む、少々心持がなくてな。(そう刀を構えながら力の本流を感じ取る様に空ている片方の手を開いたり閉じたりすれば)」


イーリィ=ビレ=エリダヌス「はい、一杯お食べ!!だりる!!!(懐へと詰め込まれていた先刻の揚げ菓子を取り出せば、強引にダリルの口の中へと押し込んで)」


ダリル「んぐっ!?――……ッ…感謝するイーリィ…。(そういきなり口に突っ込まれたお菓子を咀嚼して苦笑いを浮かべる様に頭をポンっと叩いて言葉を紡げば)」


クロ「(シビラちゃんのほどよい温もりで暖められたポーションを受け取れば、自分も回復したいが、と思案し)シビラちゃんからのプレゼントだから、オレッチが美味しく飲みたいところっスけど・・・。おい、スカし顔。オレッチはお前みたいに柔じゃないからお前が飲め、そのボロボロのなりは目障りっス(高い借りだからなっと、指を刺しながら、ここは先ほどの戦闘でボコボコにされて満身相違のカウプスに差し出し)」


カウプス=ビレ=エリダヌス「……むっ、僕に施すとは生意気なリカントだな……。良いだろう、有り難く頂戴してやるぞ。……あとで後悔してもしらんからな……!(一瞬驚いたように面差しを強張らせれば、僅かに歯噛みして差し出されたポーション瓶をおずおずと手に取れば。恥も見聞もなくごくごくと飲み干し)……ぬるいぞ、これ…!どうなってるんだ、リカント……!」

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