第3話(13)
外に転移したグレンとミーナは学校の入り口の前まで移動した。
グレンはミーナに側から離れろと言うとミーナはグレンから20メートルくらいまで離れ、離れたのを確認すると両手を入り口前の地面に置いた。
「ー黒炎よ、負の魂を焼き払えー」
グレンが魔法を唱えると学校を囲むような黒い魔法陣が発動し、学校の校舎は黒炎によって黒く燃え始めた。
その黒炎は普通の炎と違い、辺りに燃え広がることはなくその校舎の位置だけを燃やしていく。
「ギャァァァァ…」
殺された人間の何人かは悪魔になって復活したが、学校ごと燃やしたため中で悪魔の声らしきものが聞こえてきた。
グレンが学校を燃やしたのは一見残酷だが殺された人間が悪魔になって他の人たちを襲わせないためである。
燃えていく学校を見ながらグレンはミーナに言った。
「お前はこれを見て辛いか?」
「…辛い…でも、仕方ないよね。もし学校を燃やさなければ大量の悪魔ができちゃうもんね…」
「その通りだ。辛いと思うが今起きたこの現実を決して忘れるな。」
「…うん。」
ミーナの精神状態はもうまともで入れる状態ではなくグレンの言ってることをぼーっとしながら聞き流すようにコクっと頷いた。
悪魔祓い(デビルブレイカー) アイ @0907ume
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