第8話

愛車ハーレーに凭れ、悠々自適に煙草を吸っている怪物ジョー。




「ジョー、いい身分じゃないかい?ケツ出しな!」




振り向いたジョーは杏ちゃんの右手のバットを見て、ヤバいって表情を浮かべた。




「ちょ、ちょっと待ってくれ!俺は世那の世話役だ。掃除は関係ねえだろ?」




焦るジョーとは反対に、冷静な音色の杏ちゃん。




「問答無用、ケツ出しな」




吸っていたタバコを足で揉み消すと諦めたのか、凭れていたバイクから立ち上がり言った。




「チッ、仕方ねえなぁ‥」



ダルそうに杏ちゃんの前に立つと、どうぞと言うように背中を向ける。




「いくよ、歯を食い縛りな!」




「おうッ!」




--‥何なのこ体育会系のノリ。




変なテンションの二人を呆然と見ていると、今日一番のフルスイング。




ウソでしょ‥今、バギッって音がしたよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る