第9話

有り得ない音に恐る恐る目を開けると、お尻を擦ってる以外は見た限り何時もと変わらないジョー。




--‥やはり怪物。




金属バットよりも強靭なお尻とは、ホントにすごいよ!




ジョーの並外れた身体に心底感心していると、杏ちゃんが信じらんない提案を持ち出した。




「世那、アンタも一発いっときな!」




--‥はい?




いっときなとは、もしやこの金属バットでジョーを殴れと言っているの?




イヤイヤ、流石にそれは無理だよ。




「何だい、そのバットは飾りかい?」




飾りも何も、杏ちゃんが無理矢理持たせたんでしょ?




なかなか返事をしない私に痺れを切らした杏ちゃんは、有り得ない理由を如何にも正論のように言った。




「今のコイツの頭《かしら》はアンタなんだ。サボってた落とし前は、親のアンタが着けな!」




「‥‥‥‥」






--‥んな、ムチャクチャな。

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