私とした事が

事件のことを事もあろうに

露見させてしまった

またの疑念に

検察からの外部印象操作だと

誤認させてしまった

全くこれではあがったりである

犯人であればいいと願うのは

犯人の意には沿っているが、事実、有意識の

感慨の術中であり

赤子が手を捻ろうと

罪には問えない

これこそが佐山の外聞だった

全く、彼は紛れもない天才だ

我らに内務告発をさせたのだ

まずは見方を知らねばいけない

そもそも外伝を読んでるようにも取れる

つまりこれは意識ではなく

無意識下にある、現実であり

それをさらに最下層に落とした

実在意識に問いかけねばいけない

つまりDNA

いいや人間としての本文

そう、生存本能こそが彼の敵視した最大の真相だったのだ

まてまておかしい話だ

彼は佐山といった、ならなぜ、事件を起こす当日、

検察に置手紙をしたのか、

これではあまりにも巧妙なトリックである

なんせ、殺すとまでは書かないが、事件を起こすと書けば

それはそれで、事件視してくれる

だが、出頭した訳ではない

そもそも日本の警察は、事件が起こった後に動くもの

前持った情報では、動かない

それほど希釈であるのだ

だがそのせいで、佐山は、きっと事件を起こすに至ったのか

だとすれば、検察にその手紙を渡した時点で

責任問題が問われるのは日本検察である

だとすればおかしな事だ

この手紙を書いてないとなれば

誰も知らない犯行

だが佐山はわざわざご丁寧に

置手紙をしてると言っている

それもピザの店員を派遣するという

まったく無関係に見えた事象だ

一体どういうことだ

だってそもそも佐山は、誰も疑っていないはずだ

だから犯人としての一生を送っている

だが、この手紙には、あまりにも疑問がある

まずはその内容を改めよう

まず、殺すではなく、死人が出ると書いた手紙

それも共犯がいて、ピザの子が狙われてると書かれた手紙

おかしいこれは二つの検察が絡んでいる

なんせ、手紙は一か所に一つだけ、

それも数か所に一つだけ、

いいやあらゆる交番においてあった

だが日程も違う

内部告発というか

まるで事故報告をして

それを調べてと言わんばかりである

まったく狂っている

これはとんでもない

下調べだ

そもそもプルトニウム採掘現場を知るには

検察であり、暗部まで、そしてアウトサイダー

外部因子にも語らねばいけない

つまり、ネット上でも似たようなことをしてるはずだ

ということは、これだけの検察を知っていて

それに自ら出向いて、事もあろうに

プルトニウムの採掘現場を暗算するように説いたことになる

すべての県警の位置取り、そしてタイムシフトを鑑みたことになる

おかしい、やはりおかしい

これは内部からの告発があるはずだ

そしてそれが私か、

江坂、私自身か、

まてまてありえない、

なぜ県警が私を任命して

こともありげに、煙に巻いたスニークスピークをしたかは

いささか疑問だったが

もしや私だけ、あの意味がわかっていたのか

だから事後報告を述べて

それを起因した外傷に

事件性を生んだのか

では犯人になるのは私ではないか

いいや佐山はこれも計算している

だって私がドッペルゲンガーと同じく

多用される危機を悟った

つまり、死ぬのは仲間内での殺し合い

いいやいがみ合いからの、内部自殺への促進

これこそが佐山のやりたい事件

疑心暗鬼と威信をかけた、

プライドの破壊合い

これこそが最大のテロ

ここで事件を終わらせれば

きっと社会は永遠に警察を信じない

クーデターさえありうる

いいや、内乱が起こる

これを危惧して

まさかプルトニウムということで

外部法権にまで目を伸ばした

まったくイカレテル

イカレテルよ、佐山、、、

もう黙っちゃいられない

殺すほか道はない

それでもいいのか佐山

ほんとに見届けることなく

世界を戦地にするのか

まずいこれはまずい

外伝だ完全に外伝を読まされている

まったくイカレテル

ほんとにイカレテル

だが悪くない

この知能犯を

私が、止める。

だが問題は理想にある

彼の導く事件による、社会報復が

あまりに美しい

故に、これもまた人を狂わす

まったく悪いのは誰だ

誰なんだよ

佐山、俺だけは気づいたぞ

お前の案に

では、まみえようか、

山荘で。

待ってろ、お前の願望は事件よりも美しい

それだけだ。