第10話「半ば飛ばずの直訴」

時間的外因について

改めて精査しよう


そもそも死について

ピザ君は黙秘を続ける

事件当日死ぬとわかり、出前に出た

この幾等分の感慨は

おそらく世界的な飛躍から出た

常識の欠如であろう


つまり倫理的な外因を言えば

責任の有無、環境の有無

これら互いの違いによる心の摩擦、地上のもつれ

だと言えよう


つまり言葉を選べば

これは自制心の聞かない、狂信者による

世界への報復、つまりテロ活動である


この機関、つまりNPO北海連合は

言葉をあやに、己を取り巻くが、

この社会性は、おそらく、パトロンや基種による

害文書である。


つまり、これこそ摂理、心理、そして、外因と言える。


以上を踏まえて、外因を述べる。


まずピザ君、これは彼に対する、環境の待遇、これが社会によってうまれる

セパレートスピアであり、死による、芳香をお膳立てる、


事柄の市議である


つまりは、倫理を返さない、反比的な行動、これを成すに至る


精神欠陥、もしくは適応限界に起因するとされる

この人生を彼らにとって最大の敗因であり、


これを呈することによる、芋づる連鎖は氷山に過ぎない


つまり外因を暗部としてとりまとめ、事柄の次第では、

最大の刻印をする必要があり、

その炭焼については、また6番の意見を借りるとする


では自警団


世は感慨、死は間近、この裁定を、下すといい。

案ずるものは、鳥に巻かれる、取り巻きに囲われる


これだけを真打ちに、立憲と刑法を学ぶといい

いささかメタ発言ではあるが、これはあなたに対する、次第であり

この次官に事を江坂に、任せる、


では失敬、


外文書と審議を逸している件については、ご検閲からの次第でとりまとめてくれ

以上。


「おい江坂」

「やはりそうでした、この世界は腐ってる」

「違うんだ、違うんだよ」

「だとしたら、なぜ、私を横やりとして処分する気ですか」

「わかってない、皆まで死ぬ必要はないということだ、利口になれ」

「わかってない、これは告発だ、それになんですか犯罪者を娯楽にするなんて、信じられません」

「仕方ない、戦争と行こう」

「いいでしょう、あの山荘で人を殺すのは、あんたら警察だとわかりました、だからもう死を持って国家の安寧を担います。国民のためです」

「まったく礼儀を知らんな、江坂、これはただのまやかし、そして死を持って告発しても、それはそれまでだ、私の命を狙えば、楽では死なせんぞ」

「だったらなぜ間違えを認めないのですか、こんなの正義じゃありません」

「いつだって死は、人を律してきた、必要なことだよ、」

「だからってあなたは、令状を作るために事件を想像するなど、間違ってる」

「これも警察の仕事だ」

「だったらそんなの終わらせます、それで必ず、報います」

「なぁ江坂、人は時には間違える、しかしそのときに法が緩かったらどうなる」

「そんなの言い逃れだ、私は正義を全うします、それが警察官というものです」

「そうか、なら口をつぐんでいろ、で、なくば、正義に殺されるぞ」

「そんなの知ってる、あなたたちは偽善者だ、だからそこまで建前と詭弁を使って、立場を豪語する、そんなの間違っている、山荘に行きます」

「わかった、ならば我ら警察を敵に回すんだな」

「ええ、しかし正義です、私の信じた正義です」

「ならばいけ、一生を台無しにしてやる」

「それでもいいです、私は間違ってなんてない、腐った世界をやり直す、それだけです」

「まったく道徳に忠義を報いれば、事のさじは波紋を呼ぶ、世渡り上手とはいえないな」

「だとしても、生きる上で嘘をつきたくない、それは美しい答えです」

「そうか、なら、もう何も言わない、ここで消えてもらう、」

「辞職します、」

「いいや、暗部を知られた以上、世に返す訳にはいかない、ここで監禁する」

「何を言って、いるんですか」

「頭を使え、江坂、君は国家にたてついたのだ、楽に返せる分けないだろ、仁義を知れ」

「わかりました、だがあなたたちの間違えに気づくものは少なからずいるでしょう、それが私を救うでしょう」

「まさか主犯の佐山剣客のことを言ってるのか、あいつはただの無能だよ」

「何を言ってるんですか、無能ではありません、彼こそ世界を担うでしょう」

「犯罪者が世界を配下にいれるだと笑える、しかしまだたてつくようなら、次は殺す」

「わかりました、もう監禁でもなんでもしてください、私の家族が気づくでしょうがね」

「はは、何を言ってる、家族など寓話も同じ、こっちが出張届けを出せば、信じるだろうな、」

「連絡は私からしますが、そのときはどうします」

「はは、ならば君の家族を人質に、話してみるか」

「まったく、あなたたちは、」

「これが法の番人だ、引けを取らない、案を案じない、これこそ最たる強さなんだよ、学べ」

「まったくおわってます、世界はおわってます」

「だがチャンスをやろう、もし佐山剣客を殺せれば、君は自由だ」

「監禁するんじゃないんですか、」

「家族に申し立てがたたんだろうからな、ともかく仕事をしてもらう準則扱いするのさ」

「まったくどこまでもコケにして」

「だが生きるすべだ、学べしかとな」

「わかりました山荘へ行きます」

「ああ、行ってこい」

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