君と生きていた夏。

あおみどり。

プロローグ

「久しぶりだな」

 お墓に向けて手を合わせ目を閉じそう言った。

 晩夏の朝は秋を迎える気は無く暑かった。墓花のつもりで持ってきた百合(ユリ)は"あの時"をフラッシュバックさせるように黒く儚く光り輝いていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

君と生きていた夏。 あおみどり。 @Nekonotikai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ