2025年7月

第29話 『文体の舵をとれ』合評会

 去年から続く月一回の『文体の舵をとれ』合評会で、不登校ネタを練習問題の題材にするのがだいぶ定着してきました。


 特に6月のテーマが「人称」だったので、同じ内容で一人称、三人称限定視点など、複数の人称で書くとどうなるかを自分でも書いて、合評会で読んでもらい、コメントを貰うというところから自分の向き不向き、強み弱み(弱みが多いですが)などが見えてくるのがありがたいなと。


 特に毎回悩むのがどの視点で書くかだったのと、今まではなんとなくで書いてしまっていたので、意識的に短編を複数の視点で書く練習は、良かったです。


 そして読み手によってこんなふうに受け取り方が違うのかというのも、一人で書いているとなかなか掴めないので、複数での読み合いはありがたい機会だなぁと。


 今回、もう一つ、初めて私の書いた内容を子どもが読んで「泣きそう」とコメントが返ってきたことでしょうか。


 ちょっと実際に子どもに起きた出来事をネタに書いたのですが(本人に許可を取って)、実際に起ったことを作品にするときにした工夫や視点の切り替えによって、4作品くらいになったものを「読んでいい?」と聞かれたので、読んでもらうことに。


 普段あまり物語文を読みたがらない子どもなので、1作品A4で1ページ程度にまとめたものを4枚分、結構さらさらっと読んでいて驚きました。


 しかも感想は「泣きそう」。本人のなにかを揺り動かせたのなら、まぁまぁ良かったのかなと、ちょっと別のところでよい機会となったのでした。


 

 

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