第14話 ヒヤリング(薬剤師さん)
ヒヤリングというほどのことではないのですが、これも取材かも? と思えば聞くことも億劫がらずにできる、というお話。
先週また薬をもらいに薬局に行ったのですが、なんと在庫がないとのことで、数日分だけもらって今日追加をいただきに行ってきました。
その際、先日聞けなかったというか帰宅したあとに確認したらあれ? ということがあったのでその確認をしてみたのです。
ざっくりいうと、診察室で聞いた薬と違う薬っぽい? という話です。ただとても似ている名前なので、まさか間違って処方されたのだろうか? しかし、服用して様子がおかしくなることもないし、検索すると大丈夫そう????
という謎を病院に電話して先生に確認するか、とりあえず薬剤師さんに確認するか、どうしよう?! ということで、行ったついでに薬剤師さんに確認したのでした。
今回の難点は薬が漢方ということにつきます。組み合わせ次第で色々な症状に聞くようですが、流石にそこまで素人にはわかりません。では玄人である薬剤師さんは? とお聞きしたところ、さっと取り出したのはツムラの漢方手帳(名称適当です)。
名前が似ている(頭文字が一緒)の漢方は3種類あること、診察室で提案されたときの処方の組み合わせは◯◯で、今回処方されたのはどちらかというと◯◯……。
症状の改善も見られているので、ほぼ間違いなくきちんと処方されているでしょう、とのことでした。
その際に、漢方の豆知識を教えていただいたのですが、これがまた面白いというかなんというか。
漢方は飲める飲めないというのが一つあるのですが、合わない漢方は本当に吐き出すほど飲めないんだそうです。つまり逆にいえば、多少苦くても飲み込めていることで症状にあっているという判断がつくそうです。
ほへーと聞いていて思ったのですが、「ちょっとオカルトっぽいですよね」と笑っていらっしゃいました。
何でも教室で実験した話があるとかで、花粉症に聞く漢方を一口ずつ配って、飲めた人飲めなかった人で分けたところ、ほぼアレルギーのあるなしで別れたのだとか。
これ、ちょっとミステリーに使えないかしらん? と思ったりしました。その前に漢方を勉強しないと危険ですけれども。
というわけで、日々人との会話は取材のつもりでやっていると、ちょっとしんどいことも「いやいい機会だからもっと踏み込んでみるか」という気になるのでした。
薬局の人との対話は、どこかで使えるといいのですが、しかし一方で薬については薬機法勉強しないと怖くてかけないので、どうするか塩梅が難しそうです。とりあえず勉強ですかね……(法律と小説内での取り扱い両方)
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