概要
愛の力は金魚を救う
5年3組の昼下がり、飼育係の岡崎裕也はクラスメイト全員からの非難の声を浴びていた。クラスで飼育していた2匹の金魚のうち1匹が死に、責任を問われていたのである。無慈悲な正義の鉄槌が下される中、一人少年をかばう涼やかな令嬢の声が響く。岡崎に恋心を抱く、西園寺里穂奈であった。だがしかし、事態は思わぬ方向へと転がって――
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!二転三転、その『金魚』はどこへ辿り着く?
読み始めた段階で、ラストのこのヴィジョンを予想できる人がいるでしょうか。
主人公の岡崎裕也は飼育当番の際にクラスで飼われていた金魚の一匹を死なせてしまう。すべて裕也が悪いと言うことになり、クラスから突き上げを食らうことに。
そんな裕也の窮地を見て、「とある救いの手」が差し伸べられるが……。
出だしは「イヤミス」のような陰鬱な学校生活が描かれるようなトーンで始まり、その後は「令嬢もの」のような、金色チックな雰囲気に素早く変転。
この段階だけでも、読者はかなり翻弄され、「この物語はどこに行きつくのか!?」と心を掴まれます。
前編のラストで裕也が出す「一つの答え」。そこでまた思…続きを読む