『朱音の空』を書き終えて

カクヨム恋愛小説大賞【ナツガタリ'25】の

「和風ファンタジー×契約結婚」部門への応募作品として

書き始めた、この『朱音の空』


多くの方にお読み頂いて、また☆や♡も頂戴して

本当にありがとうございました!


この作品を書き終えて、筆者自身の評価としては

ちょっと自身の趣味趣向が強くなってしまったかなという印象です。


主催者の狙いとしては「契約結婚」というテーマから派生する

様々な出来事、そしてそれに伴う登場人物たちの感情の機微などを

和風ファンタジーのテイストに乗せて料理して欲しいという

ことだったんだろうと推察していますが


ちょっと筆者の戦闘や戦略等の描写への興味が強すぎて

「契約結婚」と、それに伴う人間ドラマや揺れ動く男女の感情などが

あまりうまく表現できなかったかなと反省しきりです・・・。


村井志津という空井龍高の許嫁を登場させた辺りでは

志津をライバル的な立ち位置に持って来て

すったもんだするというような構想も浮かんでたんですけど


丁度そのあたりで天田家当主がオロチだったら?とか

桶狭間の「皆川焼き」といったアイデアが浮かんできてしまい

早くその辺りを書きたいという雑念に心を奪われてしまい

結婚や恋愛に関する表現が雑になってしまったかなというとこです。


正直、途中からはあんまりテーマに拘らず

自分の書きたい世界観を書いていこうと開き直った感もありましたねw

その結果、月夜半兵衛という人物を登場させることになってしまったんですが


ただ十二支のモノノケを朱音の周りに集めようという筋書きは

作品を書き始めた当初から持っていて、その辺はもうちょっと

書く予定にしてたんですが、今回のコンテストの締め切りまでには

書ききれないなと思い、ここでは半分の登場にしました。

ただ真芝秀才(羽柴秀吉)がサルと呼ばれてたことには途中で気が付きましたw


とにかくこの作品は読者が楽しいとか面白いという感想を

持ってもらえるような作品にしようという概念はずっと持ってたので

その辺はまずまず表現できたかなという自己満評価をしていますw


コンテストの結果発表が来年の二月ということなので

続編はそれ以降のスタートということになると思います。


作品終盤で話題に上った、朱音の宿す子供のこととか

集まってくる十二のモノノケたちとの絡みなどが

軸になってくるような気がしてますが


今回登場しながら、あまり深く掘り下げることができなかった

渡鶏知光明(明智光秀)や真平友康(松平元康)といった人物にも

フォーカスしてうまく絡ませていけたらと思ってます。


それでは、改めて『朱音の空』をお読み頂いた方々

本当にありがとうございました!

そして今月途中から毎日投稿にチャレンジされた

皆様本当にお疲れ様でした!

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考察・解説 冬野輝石 @who_kiseki

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