第9話 リリーの日記帳1:溺愛注意報発令中!坊ちゃまを愛しすぎて壊れそうなメイドの記録――命も心も体も、すべて坊ちゃまに捧げます

リリーの日記1:坊ちゃまへの愛、狂おしきまでに




はじめに


これは、私の心の奥底にある「坊ちゃま」への想いを記した日記。


誰にも読まれるわけにはいきません。坊ちゃまがこんなに素晴らしい存在だと、知られてはいけないのです。なぜなら――私の坊ちゃまは、この世界で唯一無二の存在なのですから。










私がここにいる理由


私は、孤児院で育ちました。家族も名前も覚えていません。ただ、貧しい生活を生き抜くために、冒険者という道を選びました。でも、戦闘は苦手で、他のパーティーからは馬鹿にされるばかり。




そんな私を拾ってくれたのがロイ様とレイシヌーク様でした。


「リリー、君の力は必要だよ」と笑顔で言ってくれたあの時、私は泣きました。この方々こそ、本当の家族だと感じました。だから、私は2人のためなら命を賭ける覚悟で仕えています。そして、2人の間に生まれた坊ちゃま――彼はもう……。














坊ちゃま誕生


坊ちゃまがこの世に生まれた日、私は確信しました。神は存在するのだと。




初めて抱いた坊ちゃまの小さな身体。そのぬくもりを感じた瞬間、私の心は完全に坊ちゃまに奪われました。坊ちゃまの笑顔を守るためなら、私は世界を敵に回しても構いません。




坊ちゃまが私の指を握った瞬間――私は誓いました。坊ちゃまを愛し、守り、そして……坊ちゃまと共に生きていくことを。そう、いつか坊ちゃまが大きくなったら、私たちの間に子供を……ああ、なんて素敵な夢でしょう!












坊ちゃま1歳


坊ちゃまが1歳になると、ハイハイで家中を駆け回るようになりました。その姿は、まるで地上に降臨した天使です。坊ちゃまの動き一つ一つが、私の心を震わせます。




坊ちゃまが笑うたびに、この世界が祝福されていると感じます。坊ちゃまがいるだけで、私の人生は輝きます。




坊ちゃまの食事にも気を使うようになりました。栄養たっぷりのおかゆを作り、少しでも坊ちゃまの体が健康であるようにと願いながらお世話をしています。












坊ちゃま2歳


坊ちゃまが2歳になり、歩き始めた時――私は心の中でこう思いました。「ああ、坊ちゃま。あなたは英雄になる運命なんですね」と。




坊ちゃまの足取りは、まるで小さな王様の行進。堂々としていて、誰も彼を止めることはできない。そんな気迫を感じます。




ある日、坊ちゃまが庭で小さな石を拾い上げてじっと見つめていました。その真剣な眼差しに、私は感動で泣きました。「坊ちゃま……その石に何を見出したのですか?それを教えてください!」と声を出したい気持ちを抑えるのが大変でした。












坊ちゃま3歳


坊ちゃまが3歳になると、自分で「トレーニング」とやらを始めるようになりました。正直、何をしているのか私にはよくわかりません。ただ、坊ちゃまが楽しそうに説明してくれるその姿を見るだけで、私は幸福感に満たされます。




「リリー、僕にこの石を持たせて。これで筋肉を鍛えるんだ。」


「はい、坊ちゃま!喜んでお手伝いします!」




坊ちゃまの言う通り、私は庭で石を拾い集め、坊ちゃまに渡しています。そして、その石を持ちながら坊ちゃまが「プッシュアップ」や「スクワット」をする姿……私には、神聖な儀式にしか見えません。




坊ちゃまが「リリー、もっとお肉が必要だ」と言えば、私はその言葉を天啓のように受け止めます。坊ちゃまのために、最高のお肉料理を作ること――それが私の使命なのです。
















おわりに


坊ちゃま。あなたは私の光であり、希望であり、人生そのものです。私は坊ちゃまのためならどんなことでもします。坊ちゃまが望むなら、この命すら捧げます。




坊ちゃまが大きくなり、いつか私を守る大きな腕を手に入れてくれる日が来ることを――心の底から待ち望んでいます。私は坊ちゃまの全てを受け止める覚悟があります。心も、体も、すべて……。




坊ちゃま――早く大きくなって、私の全てをその手で掴んでください。そして私を、この命を、好きなようにして……。私はそれを望み、祈り、夢見ています。




あなたがこの世で唯一の、私の全てだから。




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