第9話

いつになく真面目な顔をして言う。


「……わかった。けど、どうして?」


「響輝狙いで妻である愛夢に手を出そうとする馬鹿な子達が多いのよ」


苦笑ぎみに言うお母さんに、「なるほど……」と納得する。


「だから、わかったな?」


「うん、わかった」


私がそう言えば頭を撫でてくれる。そして響輝に腰を引かれて会場に足を入れる。


「愛夢~‼」


「梨椏っ」


入るとすぐに私を大声で呼ぶ梨椏がいた。そしてその横に


「こんにちわ、愛夢さん。」

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