第8話

お母さんと部屋の外へ出ると色気だだ漏れの着物に身を包んだ響輝がいた。


「…………綺麗だな」

 

妖艶に口角を上げる響輝。


「……ぅん、ありがとう」


照れている私に、あらあらとニヤニヤしているお母さん。


「……行くか」


「……そうだね」


さっきの顔はどこへやら。仏頂面の響輝に戻ってしまった。


「愛夢」


「なぁに?」


「今日は俺から離れんな。……それからトイレ行くときはお袋と行け」

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