第6話

「あら、随分遅かったわね?」


「ご、ごめんなさい……」


ニコニコと笑っているお母さんはどこか怖い。


「愛夢が謝る必要ないわ?どうせ響輝のせいでしょ?」


流石母親。鋭い……。


「まあまあ、とにかく二人とも早く着替えなさい」


少し呆れたようにお父さんが言って、私はお母さんと着替えに行った。


「…………わぁ」


「ふふ、流石愛夢!綺麗ねぇ」


お母さんが用意した着物に身を包んだ私は鏡を見て驚いた。


黒の着物に金の刺繍がしてあって高級そうだ。

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