第51話
風が強くなり始める。閉じていた目を開いて、隣を見ると、月野はスマホをいじっていた。
「お腹空いた・・・・・・。」
月野が腹を抑えて、かがみこむ。
「今、何時?」
「まだ十一時半。こんなに連続で授業サボったの、久しぶりかも。」
悪い噂がたくさんある彼女は、意外にも優等生らしい。俺なんて、嫌いな教科の授業はまともに出ない。卒業に必要な日数だけ、渋々出てる。
担任は弱々しいへなちょこの女の先生だから、何も言わない。だから、サボっている。いつも俺を見つけた途端、声を荒らげる生徒指導の野郎じゃなくてよかった。
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