第7章 人生の転機と決断①

7.1 迅からのプロポーズ

7.1.1 サプライズプロポーズ

 試合の終わり、スタジアム内は勝利の歓声と興奮に包まれていた。迅のチームは見事な勝利を収め、ファンの歓声が響き渡る。その中で、試合終了のブザーとともに、会場内に突如としてアナウンスが流れた。

「皆様、注目の時間です! 本日の試合後、特別なお知らせがあります。」

観客たちは一瞬、何のことかと静まり返った。次の瞬間、会場の照明が変わり、リングの中央にあるゴールネットがスポットライトを浴びた。そこには、迅が立っている姿が現れた。普段は試合の後ろ姿しか見せない選手としての一面が、今、まるで主役のように堂々と輝いていた。

迅は緊張した面持ちでマイクを握り、観客を見渡しながら言葉を紡ぎ始めた。

「こんばんは、皆さん。今日はこんな素晴らしい試合を観ていただき、ありがとうございます。そして、実は今、試合の後にもう一つ、皆さんに伝えたいことがあるんです。」

観客は興味津々に、何を言うのか、誰に向けて話しているのかに注目した。迅は一歩前に出て、手に持っていたマイクをしっかりと握り直し、呼吸を整えた。

「僕は…、ある人にプロポーズをしようと思います。」

その言葉に、会場がざわめき、次第にその注目の先がステージの隅にいる彩乃に向けられたことに気づいた。彩乃は突然の出来事に一瞬戸惑い、観客の視線が集まる中、緊張しながらも自分の席に座ったままだった。

「彩乃、君と過ごした日々は、どれもかけがえのない瞬間だった。そして、これからも一緒に過ごしていきたい。だから、僕は君に結婚を申し込みます。僕と結婚してくれ。」

会場が静まり返り、迅の言葉はまるで時間が止まったかのように、しっかりと彩乃の心に響いた。観客は息を呑み、どうなるのかを見守っていた。

迅は、ゴールネットの一部を手で引っ張り、その輪を大きく広げて、指輪を取り出した。アクティブなバスケの選手らしい、力強い演出だった。

彩乃は瞬時に心の中で答えを出した。彼の目を見ると、その真剣さが伝わってきた。普段は気丈で冷静な彼女だが、この瞬間だけは、心の奥から温かな気持ちが溢れてきた。

少しの間があったが、彩乃はゆっくりと立ち上がり、微笑みながら答えた。

「はい。私もあなたと一緒に歩んでいきたい。」

その言葉を聞いた瞬間、会場全体が大きな歓声に包まれ、二人の新たな一歩が祝福されるように、会場中が温かい雰囲気で満たされた。

迅は幸せそうな表情を浮かべ、彩乃に近づき、指輪を手にして彼女の手にそっとはめた。


7.1.2 彩乃の報告と準備の始まり

 プロポーズから一夜明け、彩乃はまだその瞬間の余韻に浸っていた。心が温かく、何とも言えない幸福感に包まれている。ふと、真奈に電話をかけたくなり、携帯を手に取った。

「もしもし、真奈?」声が弾んでいた。

「え、彩乃?どうしたの、急に?」真奈の声が、驚きと興奮で少し高くなる。

「実はね…」彩乃は一瞬言葉をためたが、嬉しさがこみ上げてきて、すぐに続けた。「迅からプロポーズされたの。試合後に、すごくサプライズな形で。今、すごく幸せで…」

「ええ!? それ、すごい!」真奈が叫ぶように反応し、続けて「おめでとう!本当に良かったね!」と心からの祝福の言葉が飛び出した。

「ありがとう、真奈。なんかまだ実感が湧かないんだけど…でも、もう決めたの。これから結婚に向けて、少しずつ準備を始めようと思ってる。」

「わぁ、素敵!準備って何から始めるの?」真奈は興奮気味に尋ねた。

「まずは、ウェディングドレスとか式場選びとか考えなきゃ。でも、正直、仕事とのバランスがちょっと心配で。どうやって両立させるか、まだよく分からなくて…」

「そっか。仕事も大事だもんね。でも、彩乃ならうまくやれるよ。何かあれば、何でも言ってね。」真奈の声が温かく響いた。

彩乃は電話を切った後、少し考え込む。結婚式の準備が始まる一方で、ライターとしての仕事も決して軽視できない。自分のペースで両立できるのか、不安がよぎる。しかし、決めたことを後悔はしないと心に誓い、少しずつ動き出すことに決めた。

その後、迅に何度も連絡を取り合い、結婚式の準備を始める。しかし、迅は試合や遠征で忙しく、彩乃はほとんど一人で計画を進めていた。時々、迅からの温かい言葉や励ましがあったが、遠征が続く中で、彩乃はふと不安を感じることが増えてきた。結婚式の準備と仕事の両立は、想像以上に大変なことだと実感し、心の中で自分を奮い立たせていた。


7.1.3 咲希との会話

 最近、彩乃は以前よりも頻繁に妹の咲希と会うようになった。忙しい日々が続いていたが、二人で過ごす時間は思っていた以上に心地よかった。今日は、久しぶりに二人きりでランチをすることにした。

カフェの窓から差し込む温かな日差しの中で、彩乃は穏やかな気持ちで咲希と向き合っていた。

「ねえ、最近どう?」彩乃が微笑みながら聞くと、咲希は少し考え込んでから答える。

「うーん、なんとかやってるよ。でも、姉ちゃんが結婚するって聞いて、なんだかちょっと寂しくなっちゃって。」咲希は視線を少し外し、ぽつりとつぶやいた。

彩乃は驚いた顔をするが、すぐに優しく笑いかけた。「そんな風に思ってくれてるんだね。でも、寂しがらせるつもりはないよ。むしろ、私は幸せな気持ちでいっぱいだから、咲希にもそれを伝えたくて。」

咲希は顔を上げ、少し照れたように笑った。「わかってるよ。お姉ちゃんが幸せなら、私も嬉しいよ。でも、ちょっとだけ、寂しいなって思う時もあるんだ。」

「それなら、今までよりもっと一緒に過ごせる時間を作らないとね。結婚しても、家族として大切にする気持ちは変わらないから。」

咲希はうなずきながら、「うん、わかってる。でも、なんだかお姉ちゃんが新しい人生を歩み出すって、私も成長したみたいな気がして…少しだけ置いていかれる気がしてるのかも。」と照れくさそうに続けた。

彩乃は心の中で少し胸が痛むが、咲希が前向きに応援してくれる気持ちをとても嬉しく思った。「これからも、私たちは変わらず家族だよ。結婚したって、たくさん一緒に過ごせるし、もっと素敵な時間を重ねていこうね。」

咲希は笑顔を見せ、「うん、もちろん!お姉ちゃんの幸せが、私も嬉しいんだよ。」と力強く言った。

二人はその後も、結婚のことやこれからの家族のこと、将来についての思いをゆっくりと語り合った。彩乃は、妹がこれほど素直に気持ちを打ち明けてくれることに感謝し、心から妹を大切に思っていることを再確認した。そして、自分の人生に新たな一歩を踏み出すことが、家族との絆をさらに深めることにつながると感じるのだった。


7.2 真奈の出産と母親としての生活

7.2.1 出産の準備と緊張

 真奈はついに出産の日を迎える準備を進めていた。妊娠後期に入り、身体的な負担も増し、日々の生活に少しずつ変化が訪れていた。病院のバックや赤ちゃん用の洋服、ベビーカーなど、何度も確認しながら準備を整える彼女の手には、確かな期待とともに、どこか少し不安も見え隠れしていた。

颯真もまた、その準備に積極的に関わり、真奈と一緒に何度もチェックリストを確認しながら、共に過ごす時間を大切にしていた。そんな中、ふとした瞬間に二人は立ち止まり、未来に思いを馳せることが多くなった。

「赤ちゃんが生まれたら、どうなるんだろうね…」真奈がふとつぶやいた。

颯真はその言葉に少し笑いながら、真奈の肩に手を置いた。「きっと、二人でやっていけるよ。大丈夫だよ、真奈となら。」

でも真奈は、それだけでは足りなかった。出産を迎えるにあたって、彼女の胸の中では不安な気持ちも湧き上がっていた。これからどんな母親になるのか、自分にとっての「母親」という役割をどう果たしていけばよいのか。その答えは見つかるのだろうか。

「私、ちゃんと母親になれるのかな…?」真奈は颯真に聞いてみた。

颯真は真剣な表情で答えた。「もちろんだよ。君はもう、どんな母親になるかを自然に感じてると思う。お前のことだから、きっと素晴らしい母親になるよ。」

真奈はその言葉を聞いて、少しだけ心が軽くなるのを感じた。颯真の言葉が、少しずつ自分を前に進ませてくれるような気がした。

それでも、心の中で自問し続ける。これからどんな母親として、どんな人生を歩むべきなのか。それは、出産を迎えるたびに強く意識されていった。そしてその思いを胸に、真奈は最後の準備を進めながら、出産を迎える覚悟を固めていた。


7.2.2 真奈の出産

 病院の白い天井を見上げながら、真奈は静かに息を吐いた。出産予定日を迎え、ついに陣痛が始まったのだ。

「はぁ……っ、これ、思ったよりキツい……」

ベッドの上で身を丸めながら、真奈は息を詰まらせる。今まで何度も聞いてきた「陣痛の痛み」という言葉が、まったく想像を超えた現実として押し寄せていた。額にはじっとりと汗が滲み、呼吸が乱れる。

「真奈、大丈夫か?」

すぐそばで手を握る颯真が、心配そうに覗き込む。彼の表情には動揺もあったが、それ以上に強い決意が見えた。

「うん……でも、思ったより痛い……」

「呼吸、意識しろ。ほら、一緒に……吸って、吐いて……」

颯真は医師としての冷静さを保ちつつ、夫としての優しさを忘れないように真奈を支える。彼の言葉に合わせ、真奈はなんとか呼吸を整えようとするが、次の波が押し寄せると、思わず呻き声が漏れた。

***

それから数時間が過ぎ、痛みは次第に強まり、分娩室へと移動することになった。

「がんばれ、真奈……!」

颯真の声が鼓膜に響く。彼が必死に手を握ってくれるのがわかる。真奈は何度も目を閉じ、歯を食いしばりながら、全身で新しい命を迎えようとしていた。

「もう少しです! 次のいきみで、しっかり力を入れて!」

助産師の声が飛ぶ。

(もう少し……あと少し……!)

痛みと共に、真奈の意識は遠のきそうになる。しかし、その瞬間、彼女の頭に浮かんだのは、これまでの人生だった。カウンセラーとしての道を選び、彩乃と共に歩んだ大学時代。颯真との出会い、そして二人で築いた家庭。

「っ……うぁぁあ!」

最後の力を振り絞ると、ふいに、泣き声が響いた。

「……産まれました! 元気な女の子ですよ!」

その瞬間、真奈の目から涙があふれた。呼吸を整えながら、ゆっくりと視線を向けると、助産師が赤ちゃんをそっと胸の上に乗せてくれる。

「……結衣……」

生まれたばかりの小さな命。真奈は震える手でそっと赤ちゃんを撫でる。結衣はまだ力のない小さな手をぎゅっと握りしめ、母の体温に包まれていた。

「……かわいい……」

隣で見守っていた颯真も、静かに涙を拭う。

「真奈、本当に……お疲れさま。ありがとう」

彼の言葉に、真奈は微笑んだ。

***

それから少しして、病室で休んでいた真奈のもとに、慌ただしく扉が開いた。

「真奈!」

駆け込んできたのは彩乃だった。

「間に合わなかった……!? ごめん、タクシー飛ばしたんだけど……!」

「大丈夫、ちゃんと無事に産まれたよ」

真奈が笑顔を見せると、彩乃はホッと息をついた。そして、隣のベビーベッドを覗き込む。

「……この子が、結衣ちゃん……?」

「うん。抱いてみる?」

「えっ、いいの?」

彩乃はそっと結衣を抱き上げた。小さく、温かく、柔らかい命が腕の中に収まる。その瞬間、胸にじんわりと感動が広がった。

「……かわいい……本当に、おめでとう、真奈」

「ありがとう、彩乃」

その場にいる全員の心が、温かい幸せで満たされていく。真奈は結衣を見つめながら、新たな人生が始まったことを実感していた。


7.2.3 母親としての新しい生活の始まり

 朝日が静かに差し込む病室で、真奈は目を覚ました。まだ体は重く、全身に疲労が残っているが、心の奥にはふんわりと温かい感情があった。

(……私、本当に母親になったんだ)

隣のベビーベッドを覗き込むと、結衣が静かに寝息を立てている。小さな胸がゆっくり上下するたびに、愛しさが込み上げた。

「真奈、起きてた?」

颯真が病室に入ってきた。手には温かいスープとおにぎりが乗ったトレーを持っている。

「おはよう。朝ごはん、作ってきた」

「……ありがとう。でも、ちょっと意外。颯真って、料理するイメージなかった」

「まぁ、独身時代は最低限はやってたし。これからはもっと頑張るよ」

そう言って微笑む彼の目元には、少しクマができていた。きっと、真奈と結衣のために夜通し気を配っていたのだろう。その優しさが嬉しくて、真奈は小さく笑った。

「ねぇ、抱っこしてみる?」

「……いいのか?」

「もちろん。パパなんだから」

颯真が少し緊張した様子で手を伸ばし、そっと結衣を抱き上げる。

「……軽いな」

「まだ生まれたばかりだからね。でも、すぐに大きくなるよ」

結衣は父親の腕の中でも穏やかに眠り続けていた。そんな小さな姿を見つめながら、真奈は少しずつ「母親になった」という実感を深めていく。

***

退院して自宅に戻った日から、本格的な育児が始まった。

「泣いてる……お腹すいたのかな?」

夜中、結衣の泣き声で目を覚ました真奈は、まだ慣れない手つきで授乳の準備をする。すでに何度も練習していたはずなのに、うまくいかないことも多い。

「……大丈夫、焦らなくていい」

颯真が隣でそっと声をかける。

「手、貸そうか?」

「ううん、大丈夫。ありがとう」

試行錯誤しながらも、結衣がゆっくりと母乳を飲み始めると、真奈の肩の力が少し抜けた。

(育児って、思った以上に大変なんだな)

もちろん、頭ではわかっていたつもりだった。カウンセラーとして多くの親子と接してきたし、理論的には理解していた。でも、実際に自分が親になってみると、想像以上に戸惑うことばかりだった。

「こうやって、少しずつ慣れていくしかないんだよね……」

真奈がそう呟くと、颯真が微笑む。

「うん。俺たち二人で、結衣を育てていこう」

彼の言葉に励まされながら、真奈は母親としての一歩を踏み出していく。

***

数週間が過ぎると、少しずつ育児にもリズムができてきた。

「……よし、寝た」

結衣をそっとベビーベッドに寝かせると、真奈はほっと息をついた。隣では、颯真が哺乳瓶を片付けている。

「今日も一日お疲れさま」

「うん。颯真もね」

ふと、真奈は自分の中に少しずつ変化が生まれていることに気がついた。最初は「ちゃんと母親になれるのか」と不安ばかりだったのに、今は結衣の寝顔を見るだけで、心が満たされていく。

(……これが、「母親としての幸せ」なのかな)

もちろん、まだ戸惑うこともたくさんある。それでも、少しずつ前に進んでいる。そう思えたことが、何よりも嬉しかった。


7.2.4 育児とキャリアの葛藤

 結衣が生まれて三ヶ月が経った。少しずつ表情が豊かになり、笑うことも増えた。真奈は育児に追われながらも、その成長を間近で感じる時間がかけがえのないものだと実感していた。

しかし、それと同時に、心の奥には別の感情も生まれていた。

(……そろそろ、仕事に戻りたい)

病院からは、産休が明けるタイミングを相談する連絡が来ていた。カウンセラーとして働くことに情熱を持ち続けてきた真奈にとって、現場に戻ることは自分のアイデンティティを取り戻すようなものだった。

けれど、目の前にはまだ幼い結衣がいる。

仕事を再開すれば、育児の時間は減る。颯真も育児に協力してくれているが、医師としての仕事は多忙で、全面的に頼るわけにはいかない。

「私、本当に仕事と育児を両立できるのかな……?」

夜、結衣を寝かしつけた後、リビングで膝を抱えながら真奈は呟いた。

「真奈……」

颯真がそばに座り、そっと肩を抱く。

「無理に決めなくてもいい。仕事に戻るのも、結衣ともう少し一緒にいるのも、どっちが正解とかないよ」

「……うん。でも、どっちを選んでも、何かを諦めなきゃいけない気がする」

母親としての責任と、自分のキャリア。その狭間で、真奈は揺れていた。

そんなある日、彩乃が真奈の家を訪れた。

「久しぶり! もうすっかりお母さんの顔してるね」

「そんなことないよ。まだまだ手探り」

リビングでお茶を飲みながら、真奈は少しずつ胸の内を話した。

「最近ね、仕事に戻ることを考えてるんだけど……どうしたらいいのか、正直まだ迷ってるんだ」

彩乃は真剣に耳を傾けたあと、ゆっくりと言葉を選ぶように口を開いた。

「真奈はずっと、カウンセラーとして働くことに誇りを持ってたもんね。でも、結衣のことも大事に思ってる。それが迷いになってるんでしょ?」

「うん……」

「でもさ、どっちかを選ばなきゃいけないわけじゃないんじゃない?」

「え?」

「例えば、すぐにフルタイムで復帰しなくてもいいし、できる範囲で少しずつ戻る方法もあると思う。大切なのは、真奈自身が納得できる選択をすることじゃないかな」

「……そっか。そういう考え方もあるんだね」

真奈は少しだけ、気持ちが軽くなった気がした。

「彩乃は、今後のことどう考えてるの?」

「私もね、結婚して家庭を持つって決めたけど、仕事は続けたい。だから、今はどうやって両立するかを考えてるところ」

彩乃の言葉に、真奈は少し驚いた。

「そっか……彩乃も、同じように悩んでるんだね」

「うん。でも、きっと大丈夫。お互いに、自分の道を見つけよう」

二人はそう言って微笑み合った。

夜、結衣を寝かしつけながら、真奈はそっとその小さな手を握った。

(きっと、完璧な選択なんてない。でも、私は私なりに、母親としても、カウンセラーとしても、大切なものを守っていきたい)

少しずつ、自分の答えが見えてきた気がした。

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