第7話 嫌いな人間をなんちゃってプロファイリングするのもありかもねという話
たいがいの人は、人間関係でトラブルを抱え、いまだにそのことで悩むこともあるのではないだろうか。
私もその一人である。
数え上げたらきりがないぐらいトラブルを抱えて、いまだにフラッシュバックしては枕を布団に叩きつけることも少なくない。
その中でも私を煩わせているのが、去年諸事情から疎遠になった元友人である。
彼女とは引っ越してからそこそこ長い付き合いがあったが、いつの間にか嫌われていたらしく、そして知らぬ間に連絡先をブロックされていた…というのが大まかな経緯だ。
そこから半年以上経過した今も、ふとした瞬間に彼女のことが頭をよぎる。
生理前のようにナイーブな時期や、季節の変わり目などふとした瞬間に蘇ることが多い。
そこで私は何を思ったのか、彼女の行動や言動をもとに「なんちゃってプロファイリング」を行ったのだ。
専門家がやるようなプロファイリングではない。上記の経験則から導き出せる考察をノートに殴り書きしたようなものだ。
あまりここに書きすぎると彼女のプライバシーを侵害する可能性もあるが、大まかに分けて以下のようなものを書いて考察を行った。
・彼女の頭の中はどのように構成されているのか(ユングの集合的無意識)
・彼女の自我はどのようにして形成されていったのか
・彼女の人間関係を見て推察したこと
・彼女自身の性格について
上記のようなイメージである。
別に私は心理学を専攻しているわけではない。ただ単純に、自分の思考を整理するためにメモ書きをしたのだ。
だが、このなんちゃってプロファイリングをして手書きのノートにまとめた結果、言葉では言い表せないが、なんとなく元友人がなぜ私のことを嫌っていたのか、連絡先のブロックという感情から行動に至るまでの過程が推察できて少しだけ腑に落ちたのである。
今後、嫌いな人間や苦手な人間などトラウマを与えてくる人間はあえて分析してみるのもありかもしれない。
そんな風に感じた。
もし人間関係で病んだら、とりあえずそいつを分析してみるのもありなんじゃないかというわりかしくだらない話でした。
ただ深入りは精神衛生上よろしくないと思うので、分析はほどほどに。
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