#13 文明レベル
今回、語ることですが……メディシアン世界の文明レベルについて、です。
SFゲームの「トラベラー」という作品がありますが、そちらでは、惑星ごとにテクノロジーレベル(TL)というものが設定してあって、土地では生産されない武器や防具、連絡手段などが表にまとめられております。世界の治安度にもよりますが、それによって襲撃者のTLによって武装なども異なってくるので、持っていく装備を変更する……ということになったりします。
さて……紫紺のイーヴルアイズですが、文明レベルは一応、設定してあります。
異世界ファンタジーの場合、文明レベルは中世あたりが多いようです。
メディシアン世界ですが、文明程度は、もうちょっと進んだレベルで、18世紀あたりを想定しております。
この時代に、どんなものが存在していたか、列記しておきましょう。
銃器……マスケット銃、単発前装式ライフル、雷管リボルバー、
武器……銃剣、サーベル、レイピア、パルチザン、斧槍、騎兵槍
防具……ジャック、ブレストプレート、鉄かぶと、プレートメイル
重火器……手動式機関銃、初期型地雷、カノン砲、野戦砲
要塞……要塞砲、艦砲
陸上……馬車、蒸気機関車、自動車
水面……帆船、蒸気船
空中……熱気球、オーニソプター、飛行船、複葉機
通信……電報、電話
医療……麻酔、細菌の発明、ワクチン
エネルギー……直流電流、石炭、石油、電気、水力発電
その他……印刷技術、ダイナマイト、計算機
イメージとしては、スチームパンクですね。
なりちかさんは、『トリニティブラッド』が好きなので、時代設定はこの辺り、となりました。
どうしても、蒸気機関車や蒸気船、飛行船、複葉機とか出してみたかったんですよねー。
インディージョーンズの映画の世界に、ちょっと近いと言えば、伝わるでしょうか。
銃器については、登場させるべきなのか、ちょっと悩んでおります。
紫紺のイーヴルアイズですが……当初は、中世風異世界ファンタジーを想定していたのですが、エーテル・リンケージを出すようにしてから、どんどん、世界観が崩れてきております。
アプリゲーなどでは、主人公が剣で戦いながら、パーティメンバーが弓や銃でサポートする……というのは、よくある世界だったりしますね。
手榴弾や爆発物まで登場するのは、ちょっとやり過ぎですが、ポストアポカリプス的世界にしてしまうのも、興味深いのかもしれません。
ただ、銃の存在は強力ですが、呪文の効果を銃弾に与えることは難しい……とすれば、弓もまたよし、となるのかもしれません。
その他のメディシアン世界での技術についても、記してみることにします。
医療
地域によって差は大きいが、最先端の医療行為が受けられる地域では、魔術による治療や回復が普及している。ナノマシンに似た治療専門の機械虫が手当てなどを行う。ドールには機械虫が常駐しているので、回復能力は高い。機械虫には、エーテル・リンケージを通してプログラムを送り込む形となる。魔術によらない、手術などの治療行為も普及している。
住居
住居は、木造や石造など、これまでと変わらない。一部の、即時に建築する必要のある拠点などは、液状金属によって建築することもあるが、恒久的な施設には用いられない。建築などは、ワークスやガーゴイルなどによって行われることもある。
衣
アリアンフロッドの戦闘用の衣裳などは魔道繊維が用いられているが、通常の着衣などは、普通の衣類であることがほとんど。普段着も、魔道繊維の者を用いているアリアンフロッドもいる。他の汎人類諸国では、魔道繊維が使われることは、ほぼ、ない。デザインを呪文などで変えられることから、王侯などが着用していることはある。
エネルギー
先端地域では、セレルによって、魔道炉によるエネルギー供給がなされているが、辺境などでは、風車や水車程度のことが多い。
ロボット
軍用のガーゴイルやアークスが存在するが、それほど普及はしていない。軍用の施設や各王都などで警備をしている程度。
サイボーグ
機構軍の技術を応用し、動く義肢や見える義眼などは存在するが、かなりの高価となっている。アリアンフロッドの戦士のなかには、死に戻りはしなかったものの、重傷を負った者が義肢などを身につけていることはある。動く義肢は魔力で充電して可動するため、魔力のない者には使いこなせない。
クローン
ドールと呼ばれる人為的に生成されたクローンが存在するが、かなりの高価。一般的ではないが、魂をドールに移すことも可能。特殊なスキルを与えて、任務を与えられているドールも存在する。
反重力
浮遊力を与える翔揚石が数は少ないながら、存在する。これで浮遊島や飛空船、スカイ・ヴェッセルを浮かべる。また、空を飛翔する機械獣などは、この翔揚石を体内に備えていることがある。翔揚石は定期的に魔力を与えることによって、浮遊力を得る。
バリア
完璧な防護フィールドは、聖遺物によるもので、他のバリアは不完全で、ダメージを軽減することしかできない。旧エドレイン人の評議員のメンバーは、常にバリアによって守られており、傷つけることはできない。完璧な防護フィールドを開発する技術力は、現代のメディシアン世界には存在しない。
軍事
技術は産業革命の前からルネサンス/植民時代のあたり。ライフルや大砲、フリゲート艦(帆船)、印刷術、飛行船、複葉機などが登場。聖遺物としては冥黒砲、灼赤線などが中心。
次回ですが、紫紺のイーヴルアイズ世界の状態異常について、語りたいと思います。
それではー。
(^_^)ノ""""
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