3/31:きっと未来なら、描ける

3/29

午前の出来事

・捗る、捗るぞ! 私でも頭が回る!

 ……なんて言うのはさておきまして。

 今日が遠征観察(?)に行った後で初の部活でしたので、案の定張り切って行って。やっぱり張り切るとやる気が出るらしく、写真へのポイント打ちや次回調査地点の情報収集がまぁ捗る捗る。

 そうそう、こうやって頑張っていけばいいんだ。


午後の出来事

・うどん屋さんに行きました。昔からある、古くて小さなお店です。

 ふふふ、少し前に梅竹松さんの「おんせんめぐり」を読み返していた時に煮込みうどんが出てきまして、そしてそれを唐突に思い出していまして。すっごく味噌煮込みうどんの口だったのでおにぎりセットでチョイス。サービスでつけてくれた温泉卵もおいしかったし、うどん自体も大満足。しかもリーズナブルだったのでもう一回行ってみたいな。

 ちなみに「おんせんめぐり」では赤味噌の味噌煮込みうどんが出てきましたが、こちらの味噌煮込みうどんは白味噌でしたね。やっぱり赤味噌に比べてさっぱりしていたけれど、その分食べやすくて、胃にも優しそうでした。……便秘持ちなのでね。

・妹が熱を出しました。しかも39.0台の。最近明らかに寒そうな格好をしていたから、そのせいだと思っていたんですよ、この時は。


3/30

午前の出来事

・今日は昨日とは違って調査地域の調べに注力しました。「Google scholar PDF reader」っていうのをダウンロードしたんですが、これ、凄く便利です。

 ……悪徳商法じゃないですよ? 別にこれをダウンロードしたからと言って私に収益が降ってくるわけじゃないし。そりゃお金は欲しいけど。

 戻しまして。これ、PDFを拡張の入っているページで開いたら左にPDFの目次を作ってくれて、物によって(英語論文の一部)は要約まで表示してくれるという便利者。いや、物か。

 お勧めです。


午後の出来事

・午後はアーセナルベースの面白い大会があったのでそちらに参加してきました。

 ボックスオリパ(くじ引きのようなもの)でデッキを作って、対戦する。そんな特別ルールだったのですけれど、いつもなら金銭面でも、実力面でも絶対に勝てないような相手さんともこのルールならばちゃんと戦えまして。

 (カードパワーが明らかに強くて、下手なのに勝っちゃった感じはあるけれど)その、結構いいところまで行けましてね。

 うん、一方的に負けるわけじゃないから大会の熱気を存分に感じられて、楽しかったし嬉しかったです。またこんな特別ルールだったら、行こうかな。……ま、通常の大会も今回あった人となら人見知りのレベルが下がってるから楽しめるのかもしれないけれど。

・なんてね、すっごくにやにやしながら帰ったら、妹がまだうなされてて。……数週間前から立てていた予定だったし、楽しかったから、行かなきゃよかったとは絶対に言わないけれど、やっぱり申し訳ない気持ちにはなりますよね。


(学校にスマホを忘れてきた+タブレットの充電なかった+大会でいいところまで行ったから帰りが遅くなったのトリプルパンチ(最後は嬉しい)で短編小説を書く気になれませんでした)


3/31

午前の出来事

・妹が元気になっていました。本当に驚くぐらいにけろっと。はぁあ~~……っ、心配させないでよ、本当。

・昨日に楽しさの感情をすべて置いてきたらしくて、怠惰、とはまた違う体の重たさが部活中に襲ってきました。

 先生がいないとはいえ、前半はぐーたらと論文翻訳の方が片手間になっちゃっていたし。後半も掃除を合間合間に挟みつつだったしなぁ。

 今日の夜、もう一度いい区切りだと思ってやる気を出そう。


午後の出来事

・大掃除をしました。ガンプラのパッケージをカッターで切って、クリアホルダーへ。うん、格好いい。けれど、今までが濃すぎたせいか、時間が薄くて、軽い。

 嗚呼、課題もやらなくては。それでもきっと、達成感が時間を重たくしてくれるはず。ふふ、濃密な時間には中毒性でもあるんでしょうか。


<きっと未来なら、描ける>

 慣れは、怖い。

 いつしか自分の「濃密」が「空虚」になるようで。

 ここ数日を振り返ってみる。

 誕生日を迎えて、遊園地に行って。SDGsについて考えたら中学生の時の友達とたくさん会って。そうしてから初めての外泊遠征に行ったら寝られないほどに緊張して。

 一山去って怠惰な日常だと感じていた遠征帰りでさえ、部活のこの先について考えるのに頭がいっぱいだった。

 そうして一昨日、昨日と部活に勤しんで、昨日に関しては念願かなってようやくアーセナルベースの大会に出場出来て。


 いつしか、慣れていた。

 過去の自分が造ってくれた濃密な、意義があったと声を大にして叫べる一日に。


 そして今日、私は薄っぺらな過去の日常に突き戻された。

 私はやっぱり鈍感で、自分の周りを見たがらない馬鹿だから、その急に足止めを食らったような感覚に、えもいわれぬような悲しさを覚えて。


 一週間は胃のキリキリが興奮だということを知った。口が達者になる悪癖がワクワクだということを知った。


 あの日常を、もう一度。


 どんなに足掻こうとも、きっとつかめやしない。けれど、日常は作れるもののはずだ。

 そう、私はやっぱり鈍感で、そして今を堪能したがらない馬鹿だけど。

 だからこそ、この今を使って数日先を視てやる。未来の設計図を描いてやる。私の感じたい日常へ、一介の人間が傲慢にも未来を捻じ曲げるために。

 何事も、始まりさえ早ければ無茶ではないはずだ。

 

 濃密な日常に慣れきって、過去の日常に空虚さを覚えた、そんな一日。

 明日はどんな日になるのかな、でもとりあえず今日は、おやすみなさい。

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