2/7:学年レク
2/6
午前の出来事
・お父さんの車載温度計で-4,5℃を記録……昨日の事じゃ無くて本当に良かったぁ(尚、レクリエーションは外でやる)。
午後の出来事
・学年でレクリエーションをした。初めはドッジボール、次に綱引き。綱引きが案外盛り上がって、楽しかった
2/7
午前の出来事(昨日の深夜を含む)
・おっと……ついつい夜更かししちゃった。カフネ、面白かったですよ~、読み始めたら止まらなくて、せつなの在り様がどんどん変わっていくのにわくわくして。「あの本読みました?」で紹介されてたけれど、確かに面白かったし、これはお気に入りになったなぁ。
午後の出来事
・情報から美術とかいう夢のような時間割……! pythonの浅いところだけすくって楽しんで、美術ではモデルになりながら友達に借りたラノベを読んでました。いや~毎週こうだったらいいのに。
<学年レク>
「楽しむぞー!」
そんな言葉から始まった学年レクリエーションは、ドッジボールが終わって後半戦に突入していた。ドッジボールは見ていてクラスの色が感じられるものだった。
1組から2組はザ・音楽選択って感じ。3組は女子の勢いが凄くって、4組は1人目立つ男子がいて、5組は顧問の先生共々運動部のノリが強いや。6組は……けが人が多いなぁ。で、我らが7組は頭脳派だぞ~。
ちなみに男子ドッジボールは当たり前かのごとく5組が優勝をかっ攫って。女子ドッジボールは3組特有の団結力が発揮されたのかギリギリで優勝を5組から奪っていた。
私達? もちろん1回戦敗退ですとも。
ま、出る幕も無いね~。なんて笑ってたのも何時だったろう。
「ここで負けたら、最っ高にかっこ悪いから絶対勝とうぜ」
私達は円陣を組んでいた。
何がどう転んだのか。それとも戦略勝ちか、縄跳びではトントン拍子で気付けば決勝まで来ていたのだ。
私も青春らしく、一つの生物になるように、腹の底に力を込めて叫んだ。
「「「おー!!」」」
たまには良いな、こういう運動部のノリも。
……なんて、綺麗な逆転物語になれば良かったんだけれど!
結果は、清清しい程に惨敗だった。
開始20秒くらいで拮抗が崩れて、その後はそのまま5組のペース。清々しいくらいの大敗だった。
でも、何でだろう、負けてからクラスの中心で声を上げた男子に「お前が煽ったから負けたんじゃねーの?」って茶化しに来た6組の人を見ている自分も、「5組えぐくね?」って笑うクラスメイトも、みんながみんな笑ってた。どこにも何にも悲しさどころか悔しさなんてないかのように。
……なんて、ただのやっかみだ。自分だって、悔しさよりも悲しさよりも、楽しさが心を覆っているだろう? 折角だったら勝ちたかったのはそうだけど、私たちは結局勝ち負けなんかにそこまで興味もなかったのかもしれない。
「結果発表をしまーす」
生徒を宥めるようにマイクを通してグラウンドに響く先生の声すらも、弾んでる。
気づけばもう、7時間目が終わる15分前だった。
結果発表自体はそれぞれの種目の3位から発表されていって、クラスが呼ばれるごとに、お世辞にも広いとは言えないグラウンドが小さく沸く。
じわじわ、じわじわと1位の発表が近づいていった。どのクラスが優勝かなんて分かってる。でも、分かってるからこその面白さもあるんだ。
「総合優勝、5組」
だよな~。周りから笑い声と歓喜のどよめきが今まで以上に大きく響く。
流石、運動部クラス。
「たまにはこんな日もいいですね」
学年主任ものほほんと笑いながら最後に締めた言葉に、大きく頷いた。今日はこのままお開きだろう。楽しかったな、次はいつやるんだろう。
「次の森本杯は、来年10月、石川で」
もっとも、その答えは大きな爆弾でしか無かったのだけれど。
時には美しく輝いて、どこまでも幸せな時間だって流れる時があって。でもどこまでいっても平凡でありきたりな、そんな一日。
明日はどんな日になるのかな、でもとりあえず今日は、おやすみなさい。
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