第3話 [優しい僕の唯一の友達]
退学確定だ、どうしよう。
そう思った時、放送で呼び出された。
校長先生からだ。
その後色々と事情を話し、何とか退学にならずにすんだ。そのまま家に帰り、僕は雪音さんの事を思いながら寝た。
そして翌朝、学校にて,,,
[見て、あの子よ。昨日生徒を殴って校長と話し合いになった子。]
[そうそう、それに人殺し何でしょ?近寄らない方が良いわ]と女子が話している。
教室には居ると彼女は机で顔を伏せていた。
眠ってはいないようだ。
そして僕は席に座ると、
[昨日はありがとう]と雪音が呟いた。
僕は黙ったままその場にいた。
そして折りたたまれている紙を渡された。
僕は書いてある言葉を見た。
"放課後話そ"と書かれていた。
そして何事もなく1日の授業が終わり、教室に残った。
そして雪音が話しかけてきた。
[ごめんね、急に]と彼女は言う。
僕は[良いよ、帰っても暇だし]と微笑んで言った。
そして彼女から予想外なことを言われた。
[人殺しなの嘘何でしょ?]
僕はそんなことを言われたことがなかったのだ。
皆は話をうのみにしていたのに、彼女は違う。
[何でそう思うの?]と僕は考えてないことを口にしてしまった。
[だって朱人君、優しいんだもん]と彼女は言った。
僕は不思議に思った。
優しいなんて、一度も言われたことがなかったのだから。
でも彼女は何か違う。僕には彼女が何を考えているのかが分からない。
そう思っていると。
[皆は近寄らない方が良いとか言ってるけど、私はそうは思わないよ]と言う。
僕の目から何故だか涙が出た。
そしてそれを見た彼女は僕を抱き締めて
[辛かったんだね]と言う。
僕は何も出来ないまま友達を失った。
ただ、僕は逃げることしか出来なかった。
自分が情けない、そう思えた。
彼女は優しい、そして暖かい。
気持ちが落ち着く感じがする。
[そろそろ帰らないとね。また明日]といって彼女は教室を出た。
そして彼女は扉を開き、[大丈夫、私は見捨てたりしないから、友達だもん]と顔を少し赤くして言った。
夢を見ているみたいだ。僕に優しく話しかけてくれるなんて。
涙を拭って僕は学校を出た。
そとに出た僕は空を眺めた。
そしてその空の夕焼けが僕を照らしているみたいだった。
結構頑張ったつもりなのですがまだまだですね。
もっとこの作品を神作だと思って頂けるように必死に頑張るので応援宜しくお願いします!
2025年2月2日
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