第2話 [僕の辛い過去]

何で僕なんかに?

[まぁ、良いですけど]と僕は言う。

[いいの?宜しくね]と彼女は笑顔で言う。

[また明日ね!]と優しく言い、手を振って帰る。

こんな僕にも友達が出来るんだなと思いながら僕は帰った。

小学生時代、僕は大切な友達を失った。

あの日以来、僕は友達を作るどころか皆が僕を避けていく、それが嫌だった。

中学ではクラスの人に教室で殴られたな。

何故ならクラスの人が僕に話しかけてきて誤解されたからだ。どうやら僕は小学時代に大切だった友達を殺したと思われているのだ。

実際は違う、実際は犯罪者から僕を逃がすために

犠牲になったんだ。

それを思い出しながら家に着く。

家に帰っても誰も居ない、僕は高校に入って一人暮らしをしているのだ。

それにしても僕に友達かぁ珍しいなと思った。

次の日の朝。

[おはよう]と雪音が話しかけてくる。

僕は[おはよう]と言った。

周りの人たちの視線が凄い。

多分、小学高の時クラスが一緒だった人が言って

噂になっているのかもな,,,

[君、雪音さんとどういう関係なんだよ]と女子が話しかけてくる。

僕はなにも言わない。すると、

[人殺しが,,,]とボソッと呟いた。

僕にはそれが聞こえた。

だがなにも言わず休憩時間が終わり、授業が始まる。

そしてなにもないまま、1日が終わった。

帰ろうと廊下を出ると倉庫から何か聞こえる。

僕は聞こうとしたけど全然聞こえなかった。

思いっきり扉を開いた僕は見てしまった。

雪音が男子と居るのを。

雪音は泣いていた。服も脱がされているのか?

僕は何故か分からないがその男子を殴っていた。

[先生に言ってやる]とその男子は泣きながら言い、倉庫から出ていった。

僕は雪音に[大丈夫か?]といった。

[助けてくれてありがとう]と泣きながら言う。

[服着ておいた方が良いよ]と僕は言って倉庫を出る。

やらかした、殴ってしまった。

それに、彼女に言ったら駄目なこと言った気がする。

退学確定だな、どうしよう,,,


まさかの展開ですよね。重い過去を持った朱人は

雪音を助けたけれど退学になるのか?

お楽しみに!

2025年2月1日

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