第6.5回戦『舐めて、舐められ、舐めれて 下』〜パンストは破く為にある(んやで?)だわん!〜

「綾ちゃん、次は綾ちゃんの番にゃ事、忘れてにゃい、よね……?いっぱい、から、覚悟するにゃん?ねぇー。雪乃、南」

そう言って、小春先輩がニヤッと笑った。

「ああ、勿論や。ウチに任しときー」

「うん。舐められたら舐め返す。倍返しなんだわん!」

「と言う訳で、第二グラウンドと洒落込むニャン!」

そう言うやいなや、小春先輩が私のふくらはぎ辺りをパンストの上からマッサージするかの様に、時に優しく時に強めに触り何度か揉んでいく。ふくらはぎ辺りに幾度となくゾワリ、という感覚が走る。

「あらあら〜。綾ちゃん、大分と足凝ってるのにゃ〜」

「そ、そうなんですか?」

「うん。でも、大丈夫なのにゃ。怖く無いのにゃん。そのまま、その気持ちよさに身を任せるのにゃ〜」

そう小春先輩が言いつつ、さらにパンストの上から、足を舌で何度かなぞった。タラリ、と唾液が垂れる。

「あー。パンストが邪魔なのにゃ……。ねぇ、南。パンスト、破いても良い?」

「こ、小春先輩?!で、でも、このパンストって南先輩のですよねっ?!南先輩!このパンスト破いちゃっても、良いんですか?」

「うん、良いんだわん!それにね、綾ちゃん……」

そう言って、南先輩はおもむろに言葉を区切った。

「パンストって言うのは、破く為にあるんだわん!……そうだよね、雪乃?」

「あぁ。悔しいけど、今回ばかりは南先輩と同意見やわ。後、パンストっていうんはルールと同じく、破く為に存在するってモンなんやで。なぁ、綾ちゃん?」

「ええっ!?しかも、南先輩だけでなく、雪乃先輩まで!?」

先輩2人の声が重なり、南先輩と雪乃先輩がほぼ同時に私の太もも辺りをツツ、と爪で掻いた。ツーと微かな音をたててタイツが破れて、徐々に肌が外気に触れる。

「きゃっ?!」

「わっ〜!お肌、スベスベなのにゃん〜!くぅ……!これが、これが……『若さ』という名の暴力!正直言って、羨ましいのにゃん!」

「綾ちゃん、ズバリ……美肌の秘訣はなんだわん?!」

「えっ!?えっとー。あのー、そ、そのー」

「あーもう!南先輩も小春先輩も。困ってるやないですかー、主に綾ちゃんが」

「わわわわっ!ごめんなんだわん!」

「にしても、肌がスベスベな上に白くてめっちゃ、綺麗ー!!ああ!綾ちゃんとウチは二年、違うだけなのに……!」

そう言いつつ雪乃先輩が、破れかけたパンストの隙間から、太腿からふくら脛辺りにかけてをユックリと撫でられ、くすぐったさと共に、パンストが破れて肌が外気に触れた為だろうか、ゾワリとしたある種の未知の感覚が肌の上を走る。

「あっ、ふふふっ。先輩方。それ。ちょっと、くすぐったい、です……」

そのまま、南先輩に右足のふくら脛をモミモミされ、雪乃先輩に左足のふくら脛をモミモミされる。

「まずは、モミモミなのだわん!」

「綾ちゃん、気持ちええ?」

「は、はい!ちょっと不思議な感じですけど、何だか身体がポカポカして、温かくなる感じです!」

「良かったんだわん!」

「まだまだっ……!こんなモンでは、終わらへんで!」

そう言って、私のふくら脛辺りを雪乃先輩が甘噛みしつつ、私の肌の上を舌で蹂躙していく。

「あっ!雪乃、ズルいんだわん!」

そう言いつつ、南先輩が私の足を掴み、ふくら脛の裏側をと、甘噛みしつつ軽めに吸っていく。

「はぁ……。ホンマに綺麗で白くてスベスベしてて、弾力もハリも有るし、何だかええ匂いもするし……」

「そ、そんなっ……!良い匂いだなんて……!」

そう言って、雪乃先輩は私の足をスンスンと嗅いでいく。

「ああ、先輩。足の臭い嗅がないで下さい……。は、恥ずいです……」

「まぁ、これ、罰ゲームやからなぁ……」

そう言って、雪乃先輩がニヤリ、と笑い不意に言った。

「ああ、食べちゃいたい位や……」

そう言って、雪乃先輩がさらにふくら脛全体を唇で触れる位の強さで肌をなぞっていたが、次第に強めの力で吸っていく。

「雪乃せん、ぱい……?んんっ……!しょこっ、だめぇっ……!」

「綾ちゃん、おいひぃ……!」

雪乃先輩が吸いながら、そんな事を言う。

「雪乃には負けないんだわん!ボクだって……!」

そう言いながら、南先輩が左足のふくら脛を軽めに吸い始め、甘噛みしていく。

「ちょっ、先輩方っ……!?んんっ!しょこ、らめぇっ……!吸わないでぇ!吸っちゃ、だめっ!くすぐった……!?」

しばらくの間、先輩方にふくら脛を吸われた。


ーーーー


そんな雪乃先輩と南先輩の二人をみて、小春先輩が言う。

「ああっ〜!南に雪乃、!ズルいにゃの〜!!私もいっぱいいっぱい、くすぐるのにゃん〜!こしょこしょこしょ〜〜!」

小春先輩がそう言いって、私の脇をし始める。

「あはははははっ!ふふふふっ!こはるせんッぱッッ!ふふふっ!あははは!だ、め、だ、か、らぁっ!ハァハァハァ……。あははははっ!ふふふふっ!もう、耐えきれま、せんッ、って!ふふふふっ!あはははははははっ!」

「あー!ボクも擽るんだわん〜〜!」

「うん、綾ちゃん。まだまだ終わらへんで〜〜!」

そう言って、雪乃先輩が足の甲辺りを、南先輩が足の足の裏を、し始める。

「ふふふっ!あはははっ!ふふふふっ!こはる、せん、ぱっい、みなみせんぱっ、ゆきのしぇんぱっ……!あははははっ!もう、らめぇっ、れす、って!三人っがかりとかっ……!ふふふっ!あはははっっ!それ、らめぇっ!らぁっ、めぇ、だ、か、らぁっっ!ハァハァハァ……。だめっ!お腹痛いです、って!あははははははっ!ふふふふふっ!もう、ダメッッ〜〜!あははははっ!!ふふふっ!!」

そして、私は雪乃先輩と南先輩に足の甲と足裏をされる中、全くもって、別のことを考えていた!いなのだ……!いや、諸君らは気付いただろうか……?この下から足をされるのを上から視る、というアングルの素晴らしさに……!しかも、イケメン2名(※なお、正真正銘、2人とも女性である)とホワッホワッの癒し系の可愛い系の先輩に、である!!正直言って、最高ッッである!幸せである!てか、何これ、神アングル過ぎや、致しませんか?嗚呼!神様、仏様、女神様。私の命日は今日ですかー?!最高of最高である!!

「なーんや、綾ちゃん……。ウチらが折角てる、ってのに、余所見とはええ度胸やなぁ……」

そんな事を耳元で雪乃先輩に囁かれ、耳元にフッ、と息が掛かった。

「あっー……。そのー、雪乃先輩。これは、違くてですね……」

そんな事を考えていたら、いつの間にか余所見してしまった、らしい。そんな中、雪乃先輩が好機とばかりに、ニヤッと笑う。

「ナニが、ちゃうんー?」

「えーと……。そのー」

「そんなだらしない子には、お仕置きが必要やと、思わへん?ほら、ちゃーんと、言うたら、ちゃーんと、シてあげるからさ。ナニされたいん?言うてみ?」

「うう……。その、先輩方に、とか、とか、を……て欲しいです」

「声小さくて、何言うてるんか、よう聞こえへんなぁー」

「せ、先輩方に、足裏とか、足の甲とか、舐めたりとか、して、欲しいです……」

「うん、うん!綾ちゃん、よう、言えました……!」

そう言って、雪乃先輩はポンっと私の頭に手を置いて、私の頭を撫で撫でし始める。

「あ、ありがとうございます……?」

「いや、てか。なんで、疑問系なん」

「いや、なんか、頭ナデナデって、なんだか、子供扱いされている様な気がして……?」

クスクスと笑いながら、雪乃先輩は答える。

「ふふっ。実際、綾ちゃんが一番年下やろ。じゃあ。……そろそろ、きっちし、綾ちゃんのご希望に沿?なぁ、南先輩に小春先輩?あ。南先輩はそのまま脇、で、頼んます。南先輩は右足、頼みます」

「分かったのにゃん!」

「分かったんだわん!」

まず手始めに、雪乃先輩と南先輩は足の甲や足の裏を、唇で軽めに吸っていく。そして、雪乃先輩と南先輩が上から下へ、下から上へ、と縦横無尽に、足裏や足の甲の肌の上を舌で蹂躙していく。

「あははははっ!んんっ!ふふふっ!先輩方、ら、めぇ、ですっ、ってぇぇっ!」

そして、私が先程した様に、足の指先の間に手を突っ込み、両足の足の指先の間の一つずつを犯す様に舌を指と指の間に舌を突っ込んでいく。しかも、なにせ、右足が南先輩、右足が雪乃先輩、脇が小春先輩である。やはり、三人という事もあるのだろうが、ゾワリという未知の感覚が更に、大きくなるのが自分でも判った。

「ふふふっ!あははははっ!こはるせんぱっ……!みにゃみせんぱっ……!ゆき、の、しぇんぱっぃ……!ら、め、だからぁっ……!それ、ら、めっ!あははははっ!ふふふふふっ!、同時とか、ズルいからぁぁっっ……!ハァハァハァハァ……。おなか、よじれちゃうからぁ……!ふふふっ!」

それは、5分か、10分か、15分なのかは分からなかったが、しばらくの間、先輩達三人での擽りが続く。そして、雪乃先輩と南先輩が足裏のかかと拇趾球ぼしきゅう小趾球しょうしきゅうを舐めつつ、手で擽られる。

「ふふふふふっっ!ごめんなしゃっ……!あたま、おかしくなりゅっ……!ふふっ!あははははっ!あやまりゅからぁぁっ!もう、ゆるしてぇぇっ……!ふふふっ!あはははははっ!」

そして、小春先輩は雪乃先輩と南先輩がそれぞれ片方ずつ私の両足の5本の指を口内で包む様に、と甘噛みしつつ、軽く吸った。


「脇、こしょこしょするのって、こんなにも疲れるんですにゃ……。知らなかったのにゃ……」

「綾ちゃん、おいしかった……」

「今回ばかりは雪乃に同意だわん……」

息絶え絶えになりつつ、顔をまっ赤にした先輩達が口々に感想を述べる中、笑いすぎて軽く酸欠になり疲れてボッーとして思考の中で、下から足を舐められるのを上から視る、というアングルの素晴らしさについて、再認識する中、ぜぇはぁ、と肩で息を吐きながら、小春先輩が言った。

「ハァ、ハァ、ハァ……。次は、第7回戦、なのにゃ。み、皆。クジを引くのにゃー。王様は、誰かにゃ……?」

そう言って、4人全員がクジを引いていく。

「あ。私です!そうですねぇー。お題は……」

お題は何が良いだろうか、と考えてみる。んー。『ポッキーゲーム』に、『愛してるゲーム』、『大会』に『コスプレして、王様を誘惑しよう会』、『クマちゃん人形に愛を囁こう会』などなど、色々とやってきたけど、他に何か良いの何か無いものか……と考えてみる。んー。あ!アレなら、まだやっていないし、全然、脳内百合変換可能&余裕のハズ……!

「決めました……!お題は……!」

私はそこで『ンンッ』と咳払いを一つ、した。

「……総当たり戦の壁ドン大会です!ルールは先に照れた方が負けです!」

「勝ちに行きますんで覚悟して下さい!先輩お二人方……!」

「うん!絶対、先に照れさせてみせるだわん……!」

「結構な割合で負けてるけれど、今度こそ、二人には負けないのにゃん……!」

こうして、壁ドン大会の火蓋は切られたのであった……!!


                  (続く)





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