第5話 移動

もうかれこれ十日経った。

後二十日もあるの...?

暇すぎる。

「ねえライ。」


「んー?」


「模擬戦しない?」


「村出る前やったよね?」


「暇なのよ。どうせあんたも暇してるんでしょ。なら付き合いなさいよ。」


「わかったよ...」


--------------------

【契約:これは模擬戦であり、相手を殺傷した場合即座に復活及び蘇生を自動で行う】


「「ハッ!!」」


ガッ!


木剣がぶつかり合う。


「くっ...!」


「フッ!」


リサの腹にクリーンヒット。

Shoooooot!!!!(サイコ)


「が...っ」


ぶっ飛んで木に衝突した。


「相変わらず...えぐい強さね...でも」


「っ!!」


ドガァァン!!


リサのが地面を貫いた。


「?!」


「私だって...成長してんのよ!」


「クッ!」


リサの魔法を回避し、叩き込む!


その瞬間、何かに剣が止められた。


「【中級魔法:プロテクト】」


「まじか」


「【中級魔法:ウォーターランス】」


「私の勝ちよっっ!」


ウォーターランスは僕に向かい音速で飛び...


地面を貫いた。


「はっ?」


それと同時にリサの首元に剣先が置かれた。


「残念。僕の勝ちだ。」


「行けると思ったんだけどなー」


「音速は殺す気でしょ...」


「死なないでしょ?これくらいなら」


「うーんまあそうだけど」


王都まで後十九日。








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