第2話 ギルド

旅を始めた二人は、まずギルドに向かった。そこで用心棒と知恵者を雇おうとしたが、彼らが求める報酬は高額だった。


「この仕事を引き受けるなら、前金として金貨百枚は必要だな。」

「知恵者として同行するなら、一月ごとに金貨五十枚はもらわないと割に合わないね。」


アリオとリシェルは顔を見合わせ、肩を落とした。


「そんな大金、私たちにはないわ。」リシェルがため息をつく。

「仕方ないな……二人でやるしかないか。」アリオも苦笑した。


こうして、二人は自力での冒険を決意した。


ある夜、野宿をしている時、リシェルが提案した。

「召喚魔法で用心棒と知恵者を呼び出すのはどうかしら?」


「召喚魔法?」


「ええ、例えば中国の英雄と軍師を召喚すれば、最強の仲間が手に入るわ。」


アリオは中国の歴史を知らなかった。そこでリシェルは説明を始めた。

「魏の曹操は知略に長けた英雄で、軍師の郭嘉は天才的な戦略家だったの。」

「呉には孫権という若き王と、天才軍師の周瑜がいたわ。」

「そして蜀の劉備は仁徳のある名君で、彼の軍師・諸葛亮はまるで神のごとき知恵を持っていたのよ。」


アリオは理解したつもりだった。


そして、いよいよ召喚の儀式が始まった。


しかし、召喚されたのは——。

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