三ひきのアリ

 むかし土にアリのすがありました。アリたちはすのそばのむしや、たべものをせっせこはこんでいきました。


 せっせこせっせこせっせこほい。


「はーっ、つかれたあっ」


 一ぴきめのアリがやすみました。


「はーっ」


 二ひきめのアリもつかれてやすみました。


「へーっ」


 三ひきめのアリもつかれました。


「はーっ」「へーっ」「ほーっ」


「じょおうさま、はいこれ」


「あーっ、ありがとう」


「ふっ、つかれたね」


 一ぴきめのアリと二ひきめのアリがいいました。


 じりじりりん。


「はやくおきなさーい、たいへんですよーっ。くもがでたーっ。はやくすをいしでかためて、くもがはいってくるわようん」


「えいっ」


 どっかーっ。


「はーっよかった。もうこれでくもははいれないよね。じょおうさま」


「そ、そうですね」


 がさがさごそごそ。


「あれ、いまなにかおとしなかった」


 三ひきめのアリがいいました。


「うん、なんかしたね」


「うわーっ。く、くもだーっ」


「うげー」


「ぎゃあーっ」


「わーん」


おわり。



――――――

作者ツッコミ

――――――

まさかのバッドエンド。

女王様の不安的中。(伏線?)

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小学一年生の時に書いた小説 えびふぉねら(鬱) @ebifuneral

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