第7話
「それ ホットミルク作るって」
『…これ?』
「まぁ…いい機会だろ…
今のあいつらなら大丈夫だ
瑠羽 お前のおかげだ ありがとな」
『私? 何もしてないよ』
「お前がいるから
双子も頑張れんだよ
お前が向き合おうとしてんのに
自分達だけ逃げれねぇだろ?」
『二人は…辛くない?』
「俺も瑠羽も光もいる 大丈夫だ」
『…うん』
「クラブのバーテンに
ホットミルクの作り方
教わったらしい」
『美味しい…
すごく…あったかい味がするの
龍夜 疲れてるのに
毎晩起こしちゃってごめんなさい…』
「んな事気にすんな?」
頭を撫でてやると胸にくっつく瑠羽
『龍夜 ここに…印つけていい?』
「あぁ。好きな所につけりゃいい」
瑠羽が俺に所有印を刻む
『フフッ…できた』
「そうか」
『うん』
「いつ寝てもいい…目ぇ閉じとけ」
瑠羽の背中をトントンとあやしながら
いつもよりゆっくりと話しかける…
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