第2話 神名

朝、俺が起きると早速3人に連れられ教会に行かされた

教会は俺のもといた世界とあまり変わらない

しかし規模は遥かに大きい

朝が早いからか中に人はいなかった

「ブルーマリン神父、失礼します」

シールが話しかけると奥にいた

小太りで中年の神父が振り向いた

「おお、シールじゃないか今日はどうした」

「今日は彼の名前を決めて欲しくて…」

といいシールさんが俺を指す

それをみて神父がこちらを見ると

何か納得したようだった

「ほう…

 彼はこの世界の者ではなさそうだね…

 だが彼は罪でこの世に送られたわけでは

 ないようだ」

「わかるんですかそんなこと」

俺が問う

「もちろん…君の名前を決めるんだね

 早速こっちへきてくれ」

神父に手招きされてついていくと

おれは本が中央に置いてある

石柱に囲まれた部屋に連れてこられた

「じゃあ始めようか」

「…はい」

「ヘビィヘブン!」

神父が叫ぶと本の上に魔法陣が出てきた

「おぉ…」

本がパラパラとめくれ、文字が浮かんできた

『Statham Bluefly』

「ステイサム・ブルーフライ?」

「君の名前だ、しかし素晴らしいな神の名が

 入っているとは」

「え!そうなんすか!?」

「あぁ、ブルーフライは生命を司る神、

 青い鳥として人は見えたらしい

 そこからブルーフライと名付けられた」

「(青い鳥…どっかで見た気が…)」

「スゴイ名前をつけてもらったな」

神楽改めステイサムが考える後ろで

ガンが言う

「で、君はこれからどうする?」

シールが俺に問う

「………」

そう、おれは決めなくてはならない

この世界での人生を

「おれは…おれは…あなた達と一緒に冒険したいです!」

こんな世界に来たんだただの農民なんかに

なる気はない!

「うーん…」

シールは悩む

「ダメですか?」

「それは君次第かな」

「え?」

「これから一ヶ月君と修行をする

 そこで君が充分な実力があると判断したら

 一緒に冒険してあげる、いい?」

「は、はい!」

「2人もいいね」

後ろにいたメイさんとガンさんも頷いた

「そしたらさっそく修行だー!」

「(修行ってどんなもんなんだ…)」

新たな世界でステイサムとして生活することとなるのか…


シール・マウリオン・カーニバル

身長175cm

体重??kg

生年月日バッカニア紀763年12月8日

能力:言語能力(A)

生まれながらどんなものとでも言語が通じる

ラコロンド王国の騎士で冒険者

リーダーシップがあり優しい、そして強い

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