第2話
「はぁーさっきはひどい目にあったな。」
扉を開け教室に戻ると
「希ー授業まであと2分だぞ!先生がいなかったから良かったけど、どこ行ってたんだ?」
そう声をかけてきたのは希の数少ない友達で俺の幼馴染、影山蓮斗(かげやまれんと)だ。蓮斗はずっといっしょのクラスでよく遊んだりしていた。高校に入り俺は蓮斗と別の世界に入ってしまった気がした。なぜなら、蓮斗は俺と真逆で数え切れないほどの友だちがいるし顔もめちゃくちゃかっこいい、部活はバスケ部のエースだ。バスケ部のエースだけあり運動神経も抜群で女子からはとてもモテていた。いわゆる陽キャだ。もう話すことはないと思っていたが蓮斗から話しかけてくることがあるためとてもいい幼馴染を持ったなって思っている。しかしその分難点もあった姉のときと同様周りからは
「なんであんなやつが蓮斗くんと・・・」
「蓮斗も可愛そうだよなあんな陰キャとなんか弱みでもにぎられてんじゃない?」
「助けてあげないと」
など非難の声が上がっていた。その声を聞いた蓮斗は
「俺を悪く言うのはいいが俺の幼馴染を侮辱するのは許さない」
といいクラス全員静まらせた。
(さすが蓮斗すごいな。でも申し訳ないな)
「希いつもごめんな」
「いいや、それはこっちの方だよ。いつもかばってもらってありがとな」
「希は優しいな〜みんなは希のことをなんにもわかってないからそんなことを言えるんだよな」
「それは買いかぶり過ぎだよ」
すると女子がやってきた
「なーに二人でいちゃついてるの?」
「いちゃついてなんか」
「希と俺は仲いいもんなーそう見えても仕方ない」
声をかけてきたのは希の友達の中で2,3人しかいない女子、坂野あかりだ。
周りからは「あーちゃん」と呼ばれている。
あかりはクラスの中でも蓮斗と同じくらい陽キャだ。友達に思いやりがある。部活は女バスのエースで運動神経は蓮斗よりは下ではあるが。女子の中では1位になる。胸も高校生にしてはでかいほうだろう。話はそれたがとにかくいいやつだ
(あかりは今日も元気だなー)
「あーちゃんも希のいいところ周りの人間に伝えてよー」
「あかりも蓮斗にいってよ。買いかぶり過ぎだって」
「希!!あーちゃんって呼んでっていつも言ってるでしょう?まあそんなことは置いといていま変なこと考えてたでしょ?希はえっちだなー?」
「希、そんな事考えてたのか?流石に俺でも引くぞ?」
「考えてないからあかりは変なこと言わないで!蓮斗もあかりに乗らないでよ!」
希は
(幼馴染や友達、家族にめぐまれたなぁ)
と思った。
扉が開き
「はい、みんな席についてー授業始めるよー!」
授業が始まった
「俺、幼馴染3人に「関わらないで」といわれ関わらなかったらデレられた。〜毎日スキンシップされるんだがどうすればいい?〜」という作品もあるので呼んでみてください!
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