第1話

2025年2月14日(火)

「ふぅ、やっと落ち着いた」


今俺は屋上で昼食を食べていた。理由はバレンタインデーで希が女子からチョコをもらわないように夏実から逃れるためである。昼食を食べていると扉がバァンと空いた。そこには


「あーーーいたーーーーーーなんで逃げるの!もしかして私以外の女にチョコもらったりしてないよね?」


姉だった


「やべ」

「え?もらったの?」


姉さんの雰囲気が急に変わった。


(怖い怖い怖いどうやって目のハイライトを消しているんだろう?)

「もらってるわけ無いじゃん?陰キャなんだし」

「ほんと?じゃあ信じてあげるけど希ちゃんが逃げたことは許さないからお姉ちゃんに抱きしめる権利をもらいます。」

すると姉さんは飛びついてきた。

「ちょ、ま」

「希ちゃーん、だーいすき」


気付いた頃には遅かった。

希はつかまって抱きしめられた。希はとても恥ずかしかった、なぜなら姉の”胸”があたっているからだ。希だって年頃の高校生そういうのだって興味がないわけではない。


(胸があたってる、柔らかいものが、いやいやいや俺正気を保て!実の姉になんてこと想像してるんだ。)


「姉さん学校でそのスキンシップやめてよ」

「えーいいじゃん!もしかしてお姉ちゃんのこと嫌いになっちゃた?😭」

「そんなことはないよ、とても尊敬してるしきれいな姉さんだと思うよ。

「!」

「やっぱお姉ちゃん希ちゃんのことこのまま離さない!昼休みまでずっと離さないんだからね!!」

(あ、ちゃんと授業は受けるんだ)


キンコンカンコーン

昼休み終わりのチャイムだ


「あーあ昼休み終わっちゃたね。このまま希ちゃんとじかんがとまればいいのになぁ」

「冗談はいいから姉さん速く授業いかないと先生に怒られちゃうよ?姉さんは生徒会長なんだからさ遅刻はだめでしょ?」

「むぅ、お姉ちゃんもっと希ちゃんといっしょにいたいのになぁー。そうか生徒会長なんてやめちゃえばいいのか!!」

「姉さん、流石に俺でも怒るよ?」

「えーん、希ちゃんが冷たいよー」

その言葉をあとに姉さんは教室に向かった。

「ほーんと、ブラコンがなければいい姉さんなのになー」


その後、希も教室に向かうのであった。




「俺、幼馴染3人に「関わらないで」といわれ関わらなかったらデレられた。〜毎日スキンシップされるんだがどうすればいい?〜」という作品もあるので呼んでみてください!

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