7話  side story fromイザナPart1



目が覚めると、そこは何も無い空間だった。


「は?」


いや、自分でも何を言っているか分からない。しかし、何も無いのだ。いや、マジで。


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(しばらく悩んだけど、少しずつ分かってきた。まず、記憶がない。少ししか。名前は思い出せる。&#/@!だ。あれ?おかしいな。考えようとすると言えなくなる。まぁ、いいや。次。


声が出せない。いや、さっき出たと思ったのは声では無く心の声っぽいのだ。なぜって?体が無いからだよ!!!)


自分で自問自答する&#/@!。しかししばらくただよっているつもりでいたら、何か感じた。


(およよ?誰だこの爽やかっ子。声かけてみるかー。)


爽やかっ子がいた。声をかけてみることにする。


「こーんにーちわー」


(返事、無し。うんまぁ、わかってたよね、&#/@!。諦めよう。ってあれ?なんだこれ、容器?)


そんなことを感じていたら、爽やかっ子に容器の中に入れられる&#/@!。なにすんだー!と聞こえもしない声を出しながらも、とある事に気付いた。


(あれ、体できてね?)


そう、体ができているのだ。しかし動かせない。どうにか動かせないかと思っていたら、体がしゃべった。


『私は、だれ。』


(キヤァァーーシャベッター!!え、なんで?これ可愛い可愛い私っちの体じゃない?えー?)


混乱して意味不明な事を考えている間、仮称体と爽やかっ子の会話は続いていた。悩んでいる間に、事は起きた。急に頭痛のような痛みに襲われる。


「頭痛ーー!?何すんだあの爽やか僕っ子ーー!?急に知識とか記憶とか流れてきたんだけどー!?」


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なるほどなるほど、私はこの子を守る為に生まれて来たのか。そう思わざるを得ない。イザナと言う名をもらい受けてそう思ってしまっている。実際はとある者から干渉を受けているのだが、それはイザナは知り得ない話なのである。


(シヲちゃんには、考えている事全部バレてるのかなぁー?)


考えながら、それはないかと、自分で結論付ける。なぜなら、叩かれてもしょうがない様な事を考えても、叩かれないからだ。全部読まれていたらたまったもんじゃない。


そんな事を考えながら冥界門に向かっているシヲを眺めていた。


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「妹を傷つけるな」


シヲが傷付けられたのを見て、理性が吹き飛びかけた。危ない危ない。そんな重い姉にはなりたくない物だなぁ。そんな事を思いながら、先ほどの現象を考える。魔法だろう。しかし、爽やか僕っ子からの知識にある魔法じゃなかった。


(魔法は文字通り千差差別って事かなぁ?)


私の事を読み取り新しい魔法が出来たのだろう。頭の中で言葉が浮かび上がって来る。

冥導魔法、重魂破。そんな言葉が浮かび上がる。まぁ、貰える物は貰っておこう。やったね!


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(誰よこの女!!!)


言ってみたかっただけです。ハイ。何故か無性に言いたくなってしまった。まぁ、そんな事は置いといて、


(仮称アリアって呼ぼう。うん。何か隠してる気がする。)


そう、アリアは自己紹介をしていないのだ。支部長から名前を聞いて初めて知ったのである。シヲは気付いていない様だが、アリアはその時、顔を顰めていた。イザナはそれを見逃さない。


(何かあったら、私が守るぞぉ〜)

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嫌な予感がする。シヲちゃんが依頼を受けたのは良い。ただ、なんでこんな森の気配が無いんだろうか。おかしい。行きの時は沢山死の気配があったのに。まるで、私達が来たから減らしてみたいな…とにかく、この依頼は危ない。


「共鳴魂道」


魂の繋がりを強化する。いつでもシヲの体を借りて逃げられる様に。今回ばかりはイザナでも危ないと思っているのだ。案の定、白い猫擬きに出会う事になる。


「誰だ、お前は。妹を傷付けるなら容赦しない。」


「私は、ただ消えたいだけ。そう、それだけなのよ。イザナ。」


「何故、私の名前を知っている。」


「それは、今知るべき事では無いのよ。イザナ。」


シヲには聞こえていない会話を繰り出す。そして、イザナの魔法で戦闘は始まったのだった。


屍人の唄ドイドレイ


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文字数少なくてっっっつ!申し訳っっつ!ありませんっっっつ!反省はしてません!


ハイ、作者の甘茶です。テスト期間終わったからってハメ外しすぎるとこうやって文字数が少なくなります。気を付けます。


面白かったら♡と⭐︎、フォローよろしくお願いします!


3/9 誤字修正。

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