第2話

ジャスは話している間、

空いている片方の手を私の

腰に巻きつけたままだった。



それがまだ不安を和らげて

くれている。






『監督は知ってるの?―うん。

えッ、キャメロン自らの申し出?』



嘘だろ、と驚きを隠せない様子。


ジャスの話ではキャメロンさんも

若手の女優さんだけど、

今回ストイックに役作りを

していると聞いた。





だからこそ突然の降板には

ショックなのだろう。






『それでマリアか…。やけに

タイミング良過ぎないか?』



はぁ…と疲れたように息を吐く。


確かに。

タイミング良過ぎだ。




キャメロンさん降板の話と

ほぼ同時にマリアさんの立候補。





なんだかニオう。

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