第3話
7月初旬
学校行事であるクラスマッチが始まった
今回1年はバレーになった
今回のバレーは男女混合バレーだったので佐藤さんと一緒になることを期待したがメンバーを決定できるような立場にないので一緒になることは叶わなかった。
俺は何故か優勝目指すようなガチのチームに入れさせられた。
場所は学校の下にある市民体育館で行われた
床や壁はシミが目立ち、そこまで広くはない。
一応観客席があるがイスがなく、人ひとり通れるスペースしかないので観客席と言えるかは分からない。
試合はA、B、Cリーグに別れてそこでより多く勝ったチームが決勝にすすめる。
試合をする人以外は審判をするか観客席にいるかになる。俺らはCリーグで佐藤さんのチームはBリーグだった
俺らは1試合目からで、相手もなかなか強かった
俺は試合中も佐藤さんのことが気になり観客席をチラチラ見てしまう。審判でもしているのだろうか
1試合目をなんとか勝利し次は佐藤さんたちの出番でその試合を見るためにBリーグの試合があるコートの観客席に見に行った。
人ひとりしか通らないので人と人のあいだをなんとか通ってた。正直なぜ佐藤さんのチームを見たいのか自分でも分からなかった。
なんとか見えるところに着き佐藤さんを探そうとしたが探さずとも一瞬でわかった。
佐藤さんの目の前にボールが落ちるかと思った瞬間佐藤さんはスライディングをしてまでボールを取りに行っていた。その瞬間はまるで時間が止まっていたかのようで、思わず見入っていた。
俺は正直分からなかった。
何故ここまで佐藤さんのことがきになり、どうしても佐藤さんのことが見たいと思ってしまったのか。
だが、全て納得いく。
この感情が本当なら今までの行動が全て
好きだったのだからと。
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