第27話 これはもしかすると、もしかしちゃったりしちゃう?(しちゃう?)
黒柴わんこな俺の口から擬似的に「ンベ~~ッ」と出したレシート状の紙もどき(原材料:雑草)。薄茶色でゴワゴワしてて厚みも微妙に違えば色ムラもある。
まあそこは試作品だから気にしちゃいません。大事なのは材料さえあればこういうモノが量産可能という点だ。今回は取り敢えず、こういう事が出来ますよの例として――
『急急如律令:
この世界を
色々と混ぜていったらなんかドス黒い
ほら、陰陽師が護符? とかをシュバッと投げて攻撃するアレ。あの辺の知識に疎いから再現とかは無理です。無理だがね?
こっちの世界に強力無比な魔法陣とか、中に封印した凶悪な何かを解き放てる謎の本とか、そういうのが何処かにあったとしましょうよ。
大抵そういうのはウルトラスーパーレアだろうから世界に1つとか片手で数えるぐらいとかしか無いワケですよ。しかも使ったら消えちゃうとか燃えちゃうとかボロボロになって崩れるとかしたりして。
じゃあ、そんな貴重な品は使わなきゃ良いんです。大事に大事に取っておいて、俺の
こういうのの定番でそのものをコピーするには法外なラハを要求されるのは必至。というか絶対にそうだろうと思う。
だったらその超重要なキモの部分だけを抜き出して、ただの紙に完コピで印刷してやればどうだろう?
要はそいつが確実に発動さえしてくれれば、原本だろうが紙切れ1枚だろうが同じ事。そしてその紙切れ自体には大して価値は無い。だってただの印刷物だからね。
もしそれに魔導インクみたいな特殊素材が必要とかなら話は別だが、それだって手に入れるか必要素材を組み合わせて用意すればいい。
そうやって作った手本か構成要素のデータ(どんな紙でどんなインクを使って、どんな内容が書いてあるか等の情報)を1つ用意して、必要な時にコピーしまくって外部へ出力。発動時にその場でラハを込めれば……。
あくまで捕らぬ狸のなんとやら。でもその可能性がほんのちょびっと、ギリ1ミリでもあるのなら、事前にその手段を用意しておいたって損にはならんと思うのですよ。もしダメなら他に応用も効くだろうし。ただただすっ転ぶ気はこちとら無いんですッ!(謎のカラ元気)
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