2-4 ハロー、初異世界さんコンニチハ?
第17話 誰かの声を聴けぃ!(ぶっちゃけ他力本願)。
もういい加減ボッチで
『わおぉーん! (誰かの声を聴けぃ!)』
変なのを呼び寄せるとイヤなんで、決めゼリフとは言えど小声の遠吠えである。
その手とは、
万が一文化レベルが高めだった場合を想定して、各種電波も含めて『きゃっち・ざ・うぇーぶ』してみよう。
具体的にどうという手立ては無い。いつもの
3秒に1回視界内の何かに鑑定を試行する
時折目視でなんか無いかを確かめつつ、仮想マップの探査範囲を広めに取って早足で進む。言い忘れてましたが、紫電を薄っすらと纏わせて電光石火のように超速で駆け抜ける『
ここで皆さんが思われる早足って、『トテトテトテ』より早い『パタパタパタパタ』ぐらいだとお思いだろう。ところがどっこい、黒柴わんこな俺は地力が違うらしく、早足なのに『シュババババッ』という効果音でも出そうなスピードで景色が流れてしまうのだ。
これでどこまでも行けるし全く疲れもしない。もうどんだけ~にも程がある。異世界わんこは謎スペック(シュババ継続中)。
う~きゃんゆーひーみっ、きゃんゆひーまいれーでぃお!
「くぅ~んっ!」
ジャンジャラジャラジャラと頭の中でギターが流れてますが、色々とセンシティブだから表には出せないよ! 世知辛いね。
勝手にテーマソングを流して気分は旅するヒロイン……みたいに恋はしてないが。人よ来い来いしてるのは一緒だから、まあいいじゃない。
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