逃げる

朝日に照らされて気持ちのいい朝は迎えられなかった。

俺と綾香の逃走がバレて組織に追われている 

目覚ましの代わりに銃声で目覚めるのは気分が悪い

綾香と俺は飛び起きて銃を構えて応戦した

綾香も俺もそこそ強いので意外と簡単に倒せたが早急に策を打たないといけないようだ

「綾香ひとまず場所を変えよう武器と服と金でだけでいい」

俺たちは荷物をまとめて船へ向かった

一度海に行ってしまえば足は付きにくい

今までの仕事で貯めてた金で豪華客船に乗った

「わぁめっちゃ綺麗」

「1番たかいスウィートルームとったぞ」

「やったー」

この綾香の輝く目を見れたならなんでもいい気がした

会ったばかりの綾香は半分死んだような状態だった。目に光も灯してない今の綾香はなんか幸せそうに見える昔から可愛かったし笑顔が多かったのにこの業界になってから笑わなくなったのか

この逃走を成功さしてまた綾香の日常を取り戻したい


船についてからは何もなかった この船はアメリカに立ち寄ってから日本に戻る船だアメリカで俺は降りるつもりだ

この業界に入る原因になった俺は綾香の周りにいるべきではないんだこれは決めたことである

そして俺はこの業界から逃げれない





あの抗争の原因は派閥争いだと思われている

だが実は違う

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