だいたい元気モリ子などというペンネームの方のエッセイがおもしろくないわけがないのだが、本当にいつもおもしろいからすごい。もやしで約2000文字書けと言われてあなたは書けるだろうか。もちろん本作並のおもしろさで、である。元気モリ子さんのエッセイのおもしろさは、もやしのような日常の景色からいつのまにか何かわけのわからん境地に連れてこられてしまい「私は今何を読まされていたのか…?」となるところである。変なところに連れていかれたい方はぜひ。電車の中等は避けた方がいいです。
それにしても最近物価が高くなりましたよね……キャベツにトマト……ミネストローフが食べたい私はどうすればいいのか。そんな我々の救世主たるもやし。否、MOYASHI……なんかYOASOBIみたいですね笑あの異常な価格について、「やっぱりなんか、国に変なもの食わされてるんじゃないのか!?」と勘繰ったのは私だけじゃないはず。その疑問に一つの解を提示してくれたエッセイにございます。これには「なるほどねー笑」と頬が思わず緩んでしまいます。ぜひご一読を。
もやしの謎についてググればすぐ答えが出るのに、そうはせずひたすら考えて「秘密結社MOYASHI」を誕生させる妄想力が好きです。
どんな時でも安く手に入る庶民の味方「もやし」。 しかし、目聡い作者様は、その常に頼れる点にこそ、大いなる計画が潜んでいると睨んだのである。 必ずや計画を暴いてみせる。そう考えた作者様はとある活動をし始める……・ ユーモアがある人は、こういった日常の当たり前に切り込む力を持っている。 読む人は彼らが提示する隠された側面にハッとさせられるわけだ。 まわりの風景が様変わりし、今までのように暮らすのが難しくなる。 真相を知った暁には、肩を叩かれる日が来るのかも知れない。
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