第2話 似た者同士?のじゃれあい
家を出発し通学路についた彩芽は学校へ向かう途中にあるコンビニに寄り道をして
家で食べた朝ごはんに追加でパンを買っていた。
「ほんとここの焼きそばパンいいんだよねぇ、この辺で唯一紅しょうが
のってないから」
そう焼きそばパンに紅しょうががのってないものを売ってくれているのはここ
の店舗だけなため紅しょうが嫌いの彩芽はこのコンビニの常連さんとなっている。
顔もスタッフ全員に知られているため朝などレジに人が並んでなければ雑談でも
しているのだが今日は後ろにほかの人が並んでいたので今日はほぼ話はしていない。
まあいいけどね、だって...
「おーはよ!彩芽」
いつもコンビニをでたタイミングで美愛がやってくるからね。
「あはよ、ほんと美愛は朝から元気だね」
「そうかな?これでも通常運転なんだけどね」
「ならそ元気をいかして学校でももっと話したらいいのに」
「私が最強のコミュ症スキル持ってるの言ったよね(圧)」
その時の美愛からとんでもない圧を感じてきた。
中学の頃からの付き合いだからわかるがこの圧には冗談も含まれてるけどちゃんと
怒っている様子だった。
「あっ、えっと...すいませんでした」
「...まぁいいけどねぇ、てか彩芽も同じスキル持ってるんだから人のこと
いえないじゃん」
「うぐぅっ!」
いつも通りすんなり許してくれたけどおもっいきりブーメランを返された。
(だって何話せばいいのかわかんないし、それに...)
「どうしても話さないといけないときはしゃべるけどさ...いやらしい目つきで見てくる
からいやなんだもん」
「あーなるほど、確かに彩芽小さいか大きいかでいってら大きいしね」
そう言いながら胸を美愛が触ってきたから
「ちょっ⁉美愛さん⁉」
思わずさん付けで呼んでしまう。
「いいじゃん別に~、女の子同士なんだから」
「だかっ!くすぐった!」
約5分近く胸をもみくちゃにされまだ学校にすらついてないのに彩芽はもう
息切れをしていた。
「ほんとに...美愛ったらハァ、ハァ、容赦ないんだから」
「いやー、人生で一回はしてみたいな~って思ってたから、非常に良かったよ」
「へぇ...じゃあ私もしてみたいと思ってたし...いいよね?」
「へっ...あっそういえば今日彩芽の好きなきんぴらごぼうあるんだけど食べる?」
「わーい、それはもらうとして...話そらそうとしたんだから覚悟しなよ?」
「あっ!ちょっ!くすぐったっ!」
体力が元からない二人はそのことを忘れてやられてやり返すをしたせいで学校につく頃には体力がからっぽになっていた。
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