第5話 ある冒険者は
その冒険者は未知を求めていた
あらゆる謎 そして迷宮色々巡った
その先々で様々な〈宝具〉を手にいれた
其を用いて様々な困難を乗り越えてきた
いつしか冒険者はこう呼ばれていた
『ダンジョンデンジャラス 』と
「も〜なんなのさ!この頭の悪い渾名は!」
そう叫んでいたのは件の冒険者
「リリーシャ・アップル」という黒いつなぎを着ていた女性だった
17歳である 金髪に ブルーの瞳 出るところは出て、引っ込む所は引っ込む そんな 17歳である
「間違いでもないだろ」そう言うのは黒人のカフェの店主 ナイスガイである 39歳である
「でもさ〜ダンジョンデンジャラスはないでしょ!」
「じゃあどういうのが良いんだ?」
「ダンジョンクイーンとか」
「頭悪そうな渾名だな」
「なんですとぅ!?」
そんな他愛もない会話がカフェの中でされていた
リリーシャには生まれつき〈宝具〉に対する適正が凄まじかった
〈宝具〉とはそれ一つで軍を国を滅ぼす事の出来る出鱈目な物で
故に適正がなければ使用することはおろか持つ事も出来ない
主に迷宮の奥にあるが〈番人〉と呼ばれる者が守っている
手にいれたとしても使えるか分からない
其が〈宝具〉
彼女は其を自由に扱える冒険者なのだ
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