第3話「朝日の泡沫」

時の彼方

空の終わり

そこに世界はともる

このあししげく通った

この通り道さえ


いづれ消えるであろう

言葉の終わりだ


時の刹那に

世界のからくりは

流転する


故に言葉はやすく

感動さえもたやすい一端になる


まるで終わりを求めないなら

言葉は誰の元で花咲くのだろう


いづれ死して

生きてしまうなら


そこにこの愛は不滅だろうか

なんて言えない


だから言葉を消して

心を消してみたつもりだったけど


違った

違ったんだ


まるで勢いばかり

まるで個性のない日々


それでも


いいのか

いいのかな、、


なんて朝日に写る今日の風景は


不鮮明な割には

輝いていた。

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