巨大ぐまとの戦い(3)

ガオオオオオオーとくまが叫んできた。こいつなんで何もしてないのに叫んできたんだ?「戦いの合図だ!構え!」とクロ先輩は言った。か,構え?構えってこうするのか?僕は右足を後ろに引いて、腕を曲げくっつくやつを構えた。ところで隣のチンチラ君は何も言わずに日本刀を、首を傾げながら持っていた。絶対ヒーローってそんなんじゃない。日本刀ってサムライが持ってるやつじゃん。チンチラ君って副業がサムライなのかな。どっちも戦う系なんだけど。妄想してみたらさらにぽくない。絶対にヒーローはヒーロー一筋の仕事だ。マントないし。バッジないし。くっつくやつ持ってないし。戸惑いながらも出動する。僕は壁にくっつくやつをシュルルルルと伸ばし、その後後頭部を思いっきり蹴った。クマはいてててと頭を押さえながら僕の方を見てギロリと睨んだ。次回みいちゃんどうなる?!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る