巨大ぐまとの戦い(2)
衝撃的だった。クロ先輩って訓練してなくてもなんで強いのだろう。「お手本を見せてるうちに強くなっちゃった」とクロ先輩は言う。なんだと?手本を見せてたら強くなった?これはちょっとおかしい。なんでそんな事を言えるのだろう。ぅぅぅぅぅぅぅぅとサイレンが鳴った。なんだろう。なんでサイレン?何かあったのかな。サイレンで響いたのはみみ先輩の声。【皆さん街に巨大なクマが現れました。危険ですのでクロちゃんヒーローズの皆様は、急遽戦いに出てください】……?え?なんて?「巨大なクマが出たから、皆急遽新しい訓練だって思って!これたまにあるから」とクロ先輩が言った。あぁ。今日で人生終わりなんだ。ままにも会えてないのに。どうしよう。僕も行かなきゃ行かなきゃいけないんだ。みんなで装備室に向かった。装備には戦う用の訓練用と違う物が置いてあった。みみ先輩もチンアナゴ先輩もいる。キャラメルくんも。いざとなったら怖くなって固まってしまうかもと考えながら着替えた。何人かでヘリに乗り、上から様子を見る人。下で見る人。下で戦う人。一番強い人は皆が倒れたら回復、最終兵器になる。こういう塊グループで外に向かった。キャラメル君は上から見るヘリ係。みみ先輩と、チンアナゴ先輩は下で見ている。クロ先輩は最終兵器。僕とチンチラ君だけで下で戦う係。
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