1話 修行開始2

ふと思い出した。あの、と声をかければ、何です? と返ってくる。

「収穫祭の前日、夜の森に入って何をしていたんです?」

「森、ですか?」

 麻服を着た魔法使いは、首を傾げた。

「私が森に入ったのは、あなたがジョンに殺されそうになっていたときだけですよ」

 それ以外はあなたの家が見える宿屋の二階の窓からずっと見張ってました、と表情の読めない顔で言う。

「じゃあ、あなたの他にあなたと姿の似通った軍人はいますか?」

 私が妙に熱心に聞くのでエドガーは気圧されたように戸惑ったようだった。

「軍には……いるかもしれませんが、マーロウに出向いた部隊にはいませんよ。ややこしいから」

 困惑する私の表情を魔法使いは眺めている。

 

「なんでそんなことを知りたいんです?」

「収穫祭の前日とジョンに襲われる前にあなたが灯りを持って森に入っていくのを見たんですよ」

 魔法使いの男は無言で考えているようだった。

「ではサニーがあの日森に入ったのは、私が森に入っていくのを見て追っていたんですか?」

「ええ。マーロウでは夜の森に入ると魂抜かれて死ぬって昔から言われているので」

 

 そうですか、とエドガーはゆっくりと瞬きした。実際にジョンが森で亡くなっても村人があまり騒ぎ立てなかったのはそういうところもある。


「では前日に私を見かけた時はなんで行かなかったんです?」

「軍人さんなのでもしかすると大丈夫かな、と。何かあったら次の日噂でわかるので」

 

 今思えば軍人だって人なのだから、我ながらひどい言い方だ。


「私を見て放置した前日と収穫祭では何が違ったんです?」

 

 面倒臭いな。おそらく今エドガーの頭の中はそのときの記憶を思い起こしているに違いない。こういう時は答えないに限る。


「で、私が見たのはなんだったのかなと」


 質問に答えてもらえなかったエドガーは不満げだった。目が語っている。でも次の瞬間に何か閃いたようだった。表情が少し明るくなった、気がする。

「そんなに気になるなら、あなたの記憶を見せてください」

 そう言って彼は私の方へ歩み寄る。私は後退りしたが、後ろには樹がありそれ以上後退できない。

「あの、自分の記憶を見せるだけじゃなくて、他人の記憶も見られるんですか?」

「ええ」

 そう言ってエドガーは手を私の額に伸ばしてくる。

「嫌なら嫌と言って良いんですよ。ただ、謎は謎のままです」

 自分の記憶を見られる羞恥心と謎への好奇心が心の中で天秤に量られた。なるほど、これがエドガーが、自分の記憶で見たものを秘密にして欲しいと言う理由なのかもしれない。

 

「……どうぞ、ご覧ください」

「そう言うと思いました」

 

 ずるい。この人やっぱり策士だ。


「あの日のことを思い出してください。でないとそれ以外の記憶も全部見てしまいますよ」

 脅しのような言葉を吐きながら、エドガーが私の額にそっと触れた。かと思えばすぐに手を離して、なるほど、と言った。

「あれは夢ですね」

 あっさりと言う彼の表情が読めない。

「私起きてましたよ」

「それは否定しません。私たちの魔法を使える者は自分の人生を変える者の姿が時折見えるんです。魔法にはそういった親切な側面もあります。この現象に該当する言葉があるとしたら、予知夢とか白昼夢でしょうか」

 

 それだけ言うとエドガーは再び二メートル先の花壇の縁に座ると黙り込んだ。

 しばらくしても黙ったままなので、私はノートの後ろのページを開くとペンでエドガーの似顔絵を描き始めた。人は暇だと余計なことをするのだと、どこかで読んだ気がする。

 

 予知夢。二回ともエドガーが森に入る姿。確かにエドガーは私の人生を変えた。それならそれでもう良い。

 

 心地よい風が吹いた。すると私の耳に聞き覚えのない声が聞こえた。

〈クリアアイズ軍師殿は庭らしい〉

 声のした方向を見たが、誰もいない。エドガーは真面目な顔で何か考えている。きっと今のは空耳だろう。私は斜線で絵に影を付けるとノートから顔を離して絵を眺めてみた。特徴は捉えているけれど、何か物足りない。なんだろう? と首を傾げた。

 

「私ですか? 上手ですね」

 と私の顔の横にエドガーが顔を並べてノートを覗き込んでいた。この軍人、やっぱり気配を消して移動することができるのか。慌ててノートを閉じようとしたら、両手でノートを掴まれてしまった。


「記憶に焼き付けるので待ってください」

 記憶に焼き付けたらこの人何度も思い出して見るつもりだ。

「焼き付けなくて良いです、見ないでください!」

 するとエドガーは容易くノートから手を離した。そして私に背を向けると冷ややかな声でこう言った。


「休暇中なのだが」


 エドガーの背中の向こうに紺色の軍服が二人分見えた。この二人がいつ来たのか全くわからなかった。やはり軍人という人種は、気配を消して移動できるんだ。

 先ほど風に聞こえてきたのと同じ声が、申し訳なさの溢れ出す声で恐る恐るこう告げた。

「……申し訳ありません、急ぎの用です」

 エドガーは、ほう? と今まで聞いたことがない冷たい声で言った。実際に空気がひやりと冷たかった。私の師匠は、感情を隠しきれていない。いや隠そうともしていないのだろうか?


「自白しない者がいるので、軍師殿を呼べと」

 私はこの勇気ある軍人たちに心の中で敬礼した。エドガーは振り向いて私の顔を見た。

「承諾した。私は支度をしてから後を追う」


 二人の軍人は敬礼すると庭を去って行った。

 その後ろ姿を見ていると、あの軍師殿と対等に口を利けるやつ初めて見た、ああ俺も、しかも女だよ、俺軍人としての自信失くしそう、と呟く声が聞こえた。


「あの、エドガー」


 彼は酷くイライラしていたらしく、なんです? と不機嫌な声で返してきた。その声を聞いて私は仕事仲間には優しく、という言葉を飲み込んで代わりに

「行ってらっしゃい。お気をつけてください」

 と無難な言葉をかけた。すると彼は小さなため息をつくと私の肩を軽く叩いた。

「行ってきます」

 その声が少し掠れていた。後ろ姿を見送る。

 

 なんだろう、この感じ。

 

 軍人の仕事は、国を守ることなのだと私は想像している。先ほど来た軍人たちの言葉から予想するに、自白しない者と言うのはおそらく国にとって害をなす者のことだろう。そしてその人は様々な危害、つまり拷問を受けて尚、秘密を守ろうとしている人のことだろう。そこにエドガーが呼ばれる。

 

 ああ。

 

 私は理解した。彼の記憶を見る力が軍においてどのように使われているのかを。想像に過ぎないけれど、見る者が心を痛めるくらいに傷つけられた人の額に、あの手は触れるのだ。誰かのために命を失う覚悟で秘密を守っている人の心を、暴くのだ。


 確かにこの力は魔法なのだ。人の力だけでは成せないことを成す力。使い方と使われ方によっては邪悪な物にも神々しい物にもなる。

 

 エドガーの記憶を見た後だからわかる。

 記憶とは、ただの音声の付いた映像ではない。様々な感情を伴った、とても個人的な物語りなのだ。おいそれと他人に見せるようなものではない。


 先ほど私の記憶を見る時、彼は言った。嫌なら嫌と言っていいと。そして対象になる記憶を思い浮かべてくれと言った。でないと全ての記憶を見ることになると。あの言葉は優しさであり忠告であって脅しではなかった。もし私が嫌と言えば彼は見なかっただろう。

 

 軍でその力が必要に迫られる時、私の師匠はどんな気持ちだろうか。ふと、マーロウから王都までの馬車の中で彼が言っていたことを思い出す。

 

〈私の立場上、この力を持つことの苦しさを知らない人よりも、同じ立場になった人に肩入れしたくなるのは自然でした〉

 

 この力を持つことを、苦しい、と彼は表現した。彼の読んだ本が並ぶ図書室を思い浮かべる。そんな生易しくて軽い表現しか出てこなかったのが私は信じられない。それとも他人の記憶を見た感覚を知る人が身近にいないから、理解できる人がいないから、話しても理解してもらうことを諦めているのかもしれない。だから苦しいという言葉をあえて使ったのかもしれない。

 

 それを思えば、彼が軍の仲間にあれだけ冷たい態度をとるのもわかる気がした。私だったら彼らにこう言う。人の記憶を見る代償をあなたたちは知らなさ過ぎる。便利だからと道具みたいに使って、その代償を彼一人に負わせているのだ。

 彼は軍人だ。軍人とは仕事だ。仕事は労働力を提供する場であればそれで良いのだ。でもその前に師は心を持った一人の人間なのだ。

 

 ふと私は我に返る。いろいろと考えたけれど私の憶測だ。彼の考えは聞かないとわからない。私の考え過ぎかもしれないのだし。

 

 私は頭上を見上げた。オリーブの葉が風に揺れた。と、耳に使用人たちのおかえりなさいませ、と口々に言う声が聞こえてきた。彼らが声を揃えて出迎えるのは、エドガーだけだと私はここ数日で気づいた。とすれば彼が帰ってきたのだろうか?

 

 思った以上に早い帰りだった。

 

 私は庭を急いでガラス戸から暖炉のある部屋に入った。暖炉に火が灯り、ソファには軍服の上着が脱ぎ捨てられていた。そしてその上着を着ていた人は、上を向いたままソファに座って、タオルを目の上に乗せていた。

「サニー?」

 突然この家の主に名前を呼ばれて私はドキッとした。まさか、見えてなくともこの人は人間が認識できるのだろうか。一瞬の驚き。でもそれよりもエドガーの無事を確認したかった。

「……はい、私です。ここにおります」

 それを聞くと彼は黙って自分の座っているソファの隣を軽く叩いた。ここへ座って、と。私は彼の望む通り横に座った。


「「あの」」


 お互い同じ言葉を同時に発し、エドガーが先にどうぞ、と発言権を私に譲ってくれる。

「目、大丈夫ですか」

「ちょっと酷使して疲れただけです。普通に見えますよ」

 彼は片手でタオルを取るとほら、と視線を私に横目で送ってくる。良かったと心底安堵する。それが済むと彼はタオルを再び目の上に乗せた。そして彼が何を聞こうとしたのか私は気になった。

「さっき何を聞こうとしたのです?」

 彼は唇の端を少し持ち上げた。笑っている、のだろうか。

「大変申し訳ないのですが、私の手を握ってもらえますか。今すごく心細い心境なのです」

 あなたが嫌でなければ、と言う。

 私は先ほど考えたことを思い出して、憤りに似た感情を吐き出すように鼻から息を吐いた。

「嫌なわけないでしょう」

 私は彼の左手を右手で握った。とても。とても冷たかった。そんなに酷いものを見たのだろうか。いや、酷いに決まってる。

「エドガー、あなたは私に嫌なら嫌って言っていいと言いました」

 彼はええ、と肯定した。

「あなたにそう言ってくれた人はいたんですか」

 彼の瞳がタオルで見えない今、彼の感情を予測することは難しかった。彼は答えを言うことはしなかった。代わりに私の手を二度ぎゅっと握り返した。

「サニー?」

「はい」

「あなたが何を思ってその質問をしたのかとても興味があります」

 彼の声には明るさが戻ってきていた。私は考えが浮かんだ。

「知りたいですか?」

「はい……とても」

「じゃあ、あなたが軍に行ってから、私が考えていたことをお見せします」

 どうぞ、と私が言うと彼はタオルを片手で払いのけて私の額にそっと触れた。私は頭の中でその時のことを思い浮かべた。エドガーは五秒間そのまま額に触れたかと思うと、そっと手を離した。

「もう、全部観たんですか?」

「ええ、私があなたを離れてから今に至るまでをしっかり観させていただきました」

 彼のとても静かな声に私は逆に怖くなった。思っていた反応と違う。多少なり喜んでもらえるかと思っていた。

「エドガー?」

「あなたは聡明で、観察力があって、優しくて、美しくて、思いやりがあって想像力に溢れてて好奇心旺盛で、でも素っ気なくて無慈悲で意地悪で食いしんぼう」

 エドガーはそれだけ言うと声をあげて笑い出した。なんだ今のは。褒めてるかと思えば、言いたいこと言っただけじゃないか! 

 

 しかしクリアアイズの家に心地よい笑い声が響いていた。人気を感じて振り返れば、使用人たちが、遠巻きに恐る恐る、こちらを見ているのが伺える。彼らが見ているのは、壊れたようにただ笑う彼らの主人だろうか。それとも私?

 

「サニー」

 エドガーは笑い過ぎたのか目に涙を浮かべている。

「あなた天才です」

「もしかして、バカにしてます?」

 私は真面目に喧嘩を売られているのかと思い始める。

「いいえ褒めてます」

 そう言ったかと思えば今度はボロボロと涙をこぼし始めた。


 大丈夫だろうか、この人。


 精神的にぼろぼろなのかもしれない。私が顔を覗き込むと、彼は視線をこちらに向けて真顔に戻った。

「もっと早くにあなたを探し出すべきだった」

 彼がそう言うとうんうん、と頷いている使用人たちが見えた。執事も侍女も、みんなが私に期待のこもった視線を投げかけて来る。

「どういうことでしょうか?」

 私の質問にエドガーは微笑んだ。

「その質問に答えたら、あなたは何を私に差し出してくれますか」

 ちょっと待て。この男、やっぱり頭がおかしくなったんじゃないか? でも使用人たちの顔を見る限り、これは真面目な話らしい。あの優しさのかたまりみたいなディラティですら表情を強張らせている。ちょっと待て。差し出せるようなもの? この人が急に見返りを求めたのは何故か。原因はおそらく私の記憶を見たせいだ。次の彼の行動は気持ち良さげに笑ったかと思えば、涙をこぼし出す。大丈夫なんだろうか。

 

 答えによっては今精神が不安定なエドガーを壊しそうな気がする。そして答えによっては私が一生悩むことになるかもしれない。


 彼が一番欲しているのは、おそらく私という人間そのものだろう。だが、それを今差し出すのは将来的に私の心が壊れてしまう。まだ心が準備できていない。今、私にできる精一杯の贈り物でエドガーが喜びそうなもの。


 ふと自分の部屋が脳裏に浮かんだ。


「すぐ戻りますから、ちょっと待っていてください」


 私は自分の部屋に駆け込むと、旅行用鞄の中を引っ掻き回した。そして目当てのものを手に掴むと、それを持って走り戻った。


「これです」

 私の手からはみ出る緑のそれを見てエドガーは首を傾げた。私はそれを彼の目の前まで持って行くと、首に巻いてあげた。

「私が成人してから最初にこの手で編んだマフラーです。私が父以外の男の人に初めて贈る手作りの品で、そして私が心から、友人として信頼したい人に、初めて贈るものです」

 これが、今私が差し出せる、全てです。

 そう告げた。だけどこれが、相手の一番望んでいるものじゃないことぐらいわかってる。この人は私を好きと伝えてくれた人だ。望んでいるものがわかっているのに、差し出せないのが辛かった。でも自分と彼を天秤にかけたとして、どちらも譲れない大切な存在なのだと気づいて。

 

「サニー」

 低いのに、ひどく柔らかな声がした。ひどく柔らかだと思うのは、そんな優しい声で名前を呼ばれる資格がないと自分で思うからだ。と同時に彼の声音から、彼の気持ちが落ち着いたことがわかった。

「サニー、泣かないで。お願いです。あなたは私の無茶苦茶な願いを叶えてくださったんですから。それに私は約束を二つ破りました」

 二つの約束? 涙を拭いながら顔を上げると、エドガーが熱のこもった瞳でこちらを見ていた。

「あなたが私を知りたいと言うまで平常心でいると言った。そしてこの家にいる誰にもあなたを害することを許さないと」

「でも、もっと早くに私をここに呼べたんですか? 私の顔と名前すら知らなかったのに?」

 私は彼が自責の念に駆られる前に私の質問で彼の気を逸らすことにした。


「顔なら、ずっと昔から知っていましたよ。私に危険が迫るとあなたは私の前に現れて、私の名前を呼んで救ってくれました」

 それは本当に私なんだろうか。

「マーロウで会ったのが初めてですよね?」

 私の控えめな声にエドガーは首を振って否定した。

「予知夢であなたの顔を見ていたんです」

「ではマーロウで私の顔を見て一目惚れしたわけじゃないんですね?」


 確かに一目惚れだとは一言も言っていなかった。私を一目見て激しく荒れ狂う好意を押さえ込もうとして苦しんでいた。あれは、前から私のことを知っていたからだったのだ。じゃあ私の外見で好きになったわけではないのだ。

「マーロウで一目惚れしたわけじゃありません」

 私の質問に答えるエドガーはだんだんと正気に戻ってきているようだった。表情が、いつものように乏しくなっている。

「どう言う意味です?」

「つまり一目惚れは一目惚れなんです」

 ディラティがそこへお茶と焼き菓子を持ってきた。

「エドガー様、サニー様、お座りください」

 私たちが言われた通りにすると、ディラティはエドガーから濡れタオルを奪い取った。

「エドガー様、ご自分がサニー様でしたらどうしてましたか?」

「ディラティ、言いたいことはわかります。彼女は賢い」

 そして誠実です、とエドガーは瞼を閉じるとソファにもたれかかった。気がつけば他の使用人たちの姿は消えていた。


 おそらく主人が壊れるかどうかの瀬戸際を固唾を飲んで見守っていたのだ。つくづく優しい人たちだと思う。私は疲労感を感じた。

「サニー?」

 エドガーが目を瞑ったまま私の名前を呼んだ。

「このマフラー、魔法だらけですね。見なくてもわかるくらい。緑の香りがする。しかも巻いてると楽しくて幸せな気持ちになる。どんな気持ちで編んだんです?」

 自分が使うつもりで編んだ、とは言えなかった。あ、でも。

「色も形も私が好きなものを詰め込んで編んだことしか覚えてないです」

「ああ、だからかな……」

 とエドガーは納得したようだった。

 

 エドガーはそのまま眠りに落ちたようだった。ひどく疲れた人の寝息が聞こえる。私はエドガーの額にそっと手で触れた。よく休めるといいね。

 窓の向こう側で雪がちらつき始めた。まだ秋なのに、この辺ではこれが普通なんだろうか。するとこの前雪が降った時のディラティの言葉が、見てくれと言わんばかりに記憶から出てきた。

 

 まあ、どなたかにとって何か幸せなことでもあったのでしょう。

 

 どなた、とはエドガーのことだったんだ。この人、雨を降らせるって言ってたな。雪はなんで言わなかったんだろう? もしかして寝ている間しか降らないから本人が気がついてないとか? いや、考えすぎかな。


エドガーの休暇初日終了。

 

 Closed.

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